巨大な権力に対する民間人による告発に限定
投稿者: r13812 投稿日時: 2010/09/08 08:37 投稿番号: [47507 / 62227]
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/249be0904b67c2712984e7c98910fff8
上記のような考え方では、警察だって違法行為をしていいことになるではないかというご指摘を頂いた。確かに舌足らずだったと思う。そこで、『政府側の』というかっこ部分を追加した。
形式的に法に触れても構わないというのは、あくまでも、「政府(あるいはそれに類する巨大な権力をもっている組織)が関連した犯罪」に対する「民間人による告発」の場合に限定される。政府側(警察・検察)が捜査を行う場合に、形式的に法を順守することが重要であることはいうまでもない。
なぜ、民間人による行為が法に触れても構わない場合があるのか?それは、政府側の不正を暴くことが民主的な社会では重要だとされるからであり、形式的に法に触れなければ暴けないことが多いからだ。もちろん、暴こうとする組織が有している権力の大きさ(け力との近さ)によって、許容される違法な行為の程度も変わってくるだろう。また、最初から無罪になるからどんどんしなさい、というわけではなく、結果的に無罪になりうる場合があるということだ。今回のケースは、船員らによる鯨肉横領に対する捜査のずさんさからも、グリーンピースのメンバーの判断は正しかったというほかない。
稚拙な反論として、「GPJの主張に基づけば、GPJが犯罪をしている場合、それを告発するためには事務所に入って証拠を取ってもいいことになる」というものがある。GPJの場合、具体的な事実に基づき、一定の証拠があるのであれば、警察に通報しさえすれば、警察は喜んでGPJに対して捜査を開始するだろう。つまり、このような反論は、政府側による不正は、警察が動かないことが多いから、それを知った民間人が動かざるを得ない、ということを見逃した議論だ。もちろん、たとえ一個人の犯罪であっても、それが与える社会的影響が重大であり、警察に通報する手段では回避できない場合には、法に触れてでも、防止する必要があるかもしれない。そういう例はあまり想定できないと思うが…。
これは メッセージ 47506 (r13812 さん)への返信です.
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