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Re: 1937年捕鯨協定

投稿者: r13812 投稿日時: 2010/08/17 20:31 投稿番号: [46911 / 62227]
>大村秀雄さんはもうそういうことの意味をきちんと理解していたのだけれど


大村秀雄著・粕谷俊雄編『南氷洋捕鯨航海記―1937/38年揺籃期捕鯨の記録』の「あとがき」で

粕谷さんがこう述べておられます。(一部抜粋)



大村秀雄氏が出席した1938年捕鯨会議では、日本は翌年の加入を約束した。翌1939年の会議では秋の漁期までに加入するとのべ、態度偏向かと疑われた。そして漁期が始まるや、ヨーロッパ大戦という事態の変化のため、協定加入の約束を破棄すると関係国に通告した。そこには戦争を控えた政治情勢や産業の利害が絡んでいたとしても、各国の不信を増幅したことは疑いない。氏は晩年これをたいへん残念に思っておられた。戦後初の南氷洋捕鯨操業(1946/47漁期)第一日新丸の監督官をつとめた氏が、水産庁に提出した監督官報告の1節を引用して、氏の意を記録することとしたい(句読点追加)。


“外国監督官の乗船によって、取締りが極めて厳正となったことは斯業発展の為に実に欣快とする所である。捕鯨業は国際的事業である。これに従事するものにとっては国際捕鯨協定は厳然たる鉄則であると言ふことを乗員各自が徹底的に自覚して居るか疑問である。乗組員中には、連合軍当局の本年1ヶ年のみの出漁許可であるとなし、完全処理に苦心惨憺なる母船の処理能力の欠陥に対し、火事泥棒式な偏狭な考えが一部に見られ、この1年許可という消極的口実として暴言さえ吐くものがあったことは、国際的事業であるだけに甚だ遺憾なことであった。”
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