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個体群ステイタスとトレンド4

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/08/02 00:39 投稿番号: [46745 / 62227]
(つづき)
IUCNがレッドリストのクラス分けで定量的基準を開発し、適用した
ことに触発されて、さまざまな国の国内施策で似たようなアプローチが
採用された。

日本哺乳類学界の例では、日本水域のすべての海洋哺乳類にIUCN基準が
適用された。多くの個体群に割り振られたステイタスは、 IUCNの世界的な
生物種リスティングより悪いものだった。

たとえば日本にはスナメリ(Neophocaena phocaenoides)、スジイルカ
(Stenella coeruleoalba)、コビレゴンドウ(Globicephala macrorhynchus)、
ジュゴン(Dugong dugon)で絶滅危惧,危急ステイタスの個体群があるが、
これらの種は種全体としてはIUCNで”vulnerable (VU)”か”data deficient (DD)"
(絶滅リスクを評価するための情報不足),あるいは”least concern (LC)"
(危険の範囲外にあるが継続的測定を要する)に分類されている。

カナダではリスクのある種あるいは個体群を一覧表にする作業を、
カナダ危惧野生種ステイタス委員会(COSEWIC)にゆだねている。

このグループは技術的な専門家、政府省庁の代表および非政府組織の
代表から構成されている。リスティングの決定は、それぞれ検討する
種あるいは個体群に精通した科学者の用意したレポートをベースに
して行われる。COSEWICは現在、ステイタス決定を行うために
IUCNスタイルの独自の基準を開発中である。

絶滅が重大なリスクであるようなサイズを越えている種については、
普通ステイタス測定は歴史的な生息数、あるいは環境収容力(K)に
対する比率として評定される。

「公式」なステイタスはKのパーセンテージと定義されているが、
環境収容力を測定するのは困難なので、Kはしばしば歴史的生息数
で代替される。

多くの種について、歴史的生息数それ自体がよく知られていない。
歴史的生息数の直接の計測ができない場合には、「逆算 "back-calculation" 」
という方法で推定をすることができる。

これは現在の生息数、年間の人為原因による死亡率、個体群成長の
モデル、をベースに算定される。

米国の1972年海洋哺乳類保護法はおそらくもっとも射程が広く
行動的な海洋哺乳類保全のための国内立法だろう。
これには二つの保全目標がある。

個体群を「最適持続可能個体数」(OSP)水準に保つこと、および
個体数を「その生態系の機能的要素」として維持すること、である。

OSPはひとつの幅として理解されており、この幅は個体群の
最大純生産性レベル(海洋哺乳類では環境収容力Kの60%と80%の
間にあるのがその典型と考えられている)から環境収容力に至る
幅である。

OSP以下の水準にある個体群は「枯渇している」("depleted")と
みなされる。

米国の立法で顕著なことは、明確な目標を自然レベルでの個体数の
維持という点に求めていることであり、生物種が危険な低水準に
まで減少してから保護するというのではない点である。

似たように、ヨーロッパでもバルト海北海小型鯨類保全協定
(ASCOBANS)が保全の目標を、系群の回復、および/あるいは
人間の影響が可能な限り低い水準で系群が到達するであろう
生息数水準を維持することと定めている。

バルト海北海小型鯨類保全協定(ASCOBANS)の解釈によると、
この目標が意味するのは、個体群をKの80%にまで回復すること
あるいはその水準で維持することである。

===(このあと、46628 変動係数(CV)/46629 変動係数(CV)2
で引用した英文部分につづきます)===

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834578&tid=a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4 c0a1aa&sid=1834578&mid=46628#under-deli
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