Re: 池上彰「そうだったのか!日本の捕鯨」
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/08/01 23:47 投稿番号: [46738 / 62227]
http://www.youtube.com/watch?v=bUkSQuvcoNs
http://www.youtube.com/watch?v=PQ6xYNyaTPA
なるほど、これはひどいですね。
あたまっから、ノルウェー、スペインで捕鯨がはじまったのが9世紀であるのに
対して、日本は縄文時代からだと、トンデモな日本一等賞伝説で...
(ノルウェーや北米、シベリア各地に、石器時代の鯨骨が出る考古学サイト
はいくらでもあります。)
普通だったら見る気を無くして放置なんだけど、これおそらく梅崎義人氏
などのドロドロのものの言い方が若い世代に通用しなくなったので、
新しいスタイルでやろうという水産庁、鯨研の新路線だと直観して、
ちょっと本気で見てしまいました。
欧米情報なんかも少しは取り入れながらスマートにやろうという方針ね。
>「科学委員会でもこれは正確なデータであると評価されている」って言ったのはまずかったね。
>これは事実誤認。
正確なデータと言いながら、世界の各鯨種の生息数と資源状態(ステータス)を
図示した棒グラフを示してましたね。
マッコウクジラ150万頭;健全、ミンククジラ100万頭;健全、ナガスクジラ
14万頭;健全、ニタリクジラ13万頭;健全、ザトウクジラ8万頭;健全、
イワシクジラ5万頭;健全、コククジラ3万頭;健全、
ホッキョククジラ1〜2万頭;枯渇、シロナガスクジラ1万頭;枯渇。
という表ね。
こんなものIWCの科学委員会が「正確なデータと評価」するわけないです。
理由の第一が、この数値は世界全体のコククジラならコククジラの頭数を
まとめたものだけれど、IWCが資源状態(ステータス)を評価する場合は
かならず系群単位です。世界全体の特定鯨種を「健全」とか「枯渇」とか
ステータス評価したりしません。
IUCNだと、世界全体としてはザトウクジラの絶滅危惧レベルは低いが
オセアニアでは依然として危惧度合いの高い系群がある、という言い方
しますがね。
世界全体のステイタスは捕獲目的の資源評価には使えません。
こういうところをわざとごっちゃにして、一般視聴者に対する印象操作を
するというのは前からあった手法だけれど、よりいっそう意識的に
やっているようですね。
第二に、IWC科学委員会で生息数推定の合意をしているのは
http://www.iwcoffice.org/conservation/estimate.htm
の一覧表にあるだけで、それ以外の、鯨研の田村さんや大隅さんが
「クジラ食害論」の摂食量推定目的で集めた世界のクジラの数なんて
IWC科学委員会が「正確なデータ」と認めるわけが無いです。
第三に、そもそもこの世界のクジラ生息数/資源状態評価と「食害論」を
データ/報告書としてIWC科学委員会に提出し評価されたというのが、
郷原信郎さんの言うプロフェッショナルな捏造行為です。
食害論の論文を田村+大隅論文としてIWC科学委員会に提出したのは事実です。
これには世界の鯨類各種の推定生息数も含まれています(もちろん大西洋の
マッコウクジラまで含んだ統計が調査捕鯨の成果なんかではあるはずないけど)。
いずれにしても、この田村&大隅論文は参考論文として提出されたのであって、
従って科学委員会ではまったく検討されていません。
シドニー・ホルトなんかは前から、日本のこういうやり方が狡いと言っている
のですが、最近ではダニエル・ポーリーはじめ、各国の有力な研究者たちが
反発を強めてますね。
他にも、シーシェパードが攻撃しているのは日本の捕鯨船だけじゃないと、
一応2ちゃんあたりの俗論の誤りは正しているのだけれど、そこで
意図的に日本系資本の「海賊」捕鯨船、シエラ号に対する攻撃を落として
いますね。
事実の一部を出して、決定的にまずいところを隠すのが悪人の常套手段だと
いうのは、元検事の郷原さんじゃなくてもよく知ってることだと思います。
特にマスコミや広告代理店の人間はね。
とりあえず、捕獲目的のIWCによる資源状態(ステータス)評価と、
資源環境保全目的のIUCNのステータス評価の違いを解説した国際共通認識
を以下に貼っておきます。
(つづく)
http://www.youtube.com/watch?v=PQ6xYNyaTPA
なるほど、これはひどいですね。
あたまっから、ノルウェー、スペインで捕鯨がはじまったのが9世紀であるのに
対して、日本は縄文時代からだと、トンデモな日本一等賞伝説で...
(ノルウェーや北米、シベリア各地に、石器時代の鯨骨が出る考古学サイト
はいくらでもあります。)
普通だったら見る気を無くして放置なんだけど、これおそらく梅崎義人氏
などのドロドロのものの言い方が若い世代に通用しなくなったので、
新しいスタイルでやろうという水産庁、鯨研の新路線だと直観して、
ちょっと本気で見てしまいました。
欧米情報なんかも少しは取り入れながらスマートにやろうという方針ね。
>「科学委員会でもこれは正確なデータであると評価されている」って言ったのはまずかったね。
>これは事実誤認。
正確なデータと言いながら、世界の各鯨種の生息数と資源状態(ステータス)を
図示した棒グラフを示してましたね。
マッコウクジラ150万頭;健全、ミンククジラ100万頭;健全、ナガスクジラ
14万頭;健全、ニタリクジラ13万頭;健全、ザトウクジラ8万頭;健全、
イワシクジラ5万頭;健全、コククジラ3万頭;健全、
ホッキョククジラ1〜2万頭;枯渇、シロナガスクジラ1万頭;枯渇。
という表ね。
こんなものIWCの科学委員会が「正確なデータと評価」するわけないです。
理由の第一が、この数値は世界全体のコククジラならコククジラの頭数を
まとめたものだけれど、IWCが資源状態(ステータス)を評価する場合は
かならず系群単位です。世界全体の特定鯨種を「健全」とか「枯渇」とか
ステータス評価したりしません。
IUCNだと、世界全体としてはザトウクジラの絶滅危惧レベルは低いが
オセアニアでは依然として危惧度合いの高い系群がある、という言い方
しますがね。
世界全体のステイタスは捕獲目的の資源評価には使えません。
こういうところをわざとごっちゃにして、一般視聴者に対する印象操作を
するというのは前からあった手法だけれど、よりいっそう意識的に
やっているようですね。
第二に、IWC科学委員会で生息数推定の合意をしているのは
http://www.iwcoffice.org/conservation/estimate.htm
の一覧表にあるだけで、それ以外の、鯨研の田村さんや大隅さんが
「クジラ食害論」の摂食量推定目的で集めた世界のクジラの数なんて
IWC科学委員会が「正確なデータ」と認めるわけが無いです。
第三に、そもそもこの世界のクジラ生息数/資源状態評価と「食害論」を
データ/報告書としてIWC科学委員会に提出し評価されたというのが、
郷原信郎さんの言うプロフェッショナルな捏造行為です。
食害論の論文を田村+大隅論文としてIWC科学委員会に提出したのは事実です。
これには世界の鯨類各種の推定生息数も含まれています(もちろん大西洋の
マッコウクジラまで含んだ統計が調査捕鯨の成果なんかではあるはずないけど)。
いずれにしても、この田村&大隅論文は参考論文として提出されたのであって、
従って科学委員会ではまったく検討されていません。
シドニー・ホルトなんかは前から、日本のこういうやり方が狡いと言っている
のですが、最近ではダニエル・ポーリーはじめ、各国の有力な研究者たちが
反発を強めてますね。
他にも、シーシェパードが攻撃しているのは日本の捕鯨船だけじゃないと、
一応2ちゃんあたりの俗論の誤りは正しているのだけれど、そこで
意図的に日本系資本の「海賊」捕鯨船、シエラ号に対する攻撃を落として
いますね。
事実の一部を出して、決定的にまずいところを隠すのが悪人の常套手段だと
いうのは、元検事の郷原さんじゃなくてもよく知ってることだと思います。
特にマスコミや広告代理店の人間はね。
とりあえず、捕獲目的のIWCによる資源状態(ステータス)評価と、
資源環境保全目的のIUCNのステータス評価の違いを解説した国際共通認識
を以下に貼っておきます。
(つづく)
これは メッセージ 46400 (r13812 さん)への返信です.
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