SORP v. SC59REP1
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/07/28 19:39 投稿番号: [46408 / 62227]
>これじゃ何頭クジラがいるのか分からない。
>RMPのためには全く役立たずの調査の調査だったわけです。
日本の調査捕鯨でも、何頭クジラがいるのかわかってないですよ。
正確に言うと見た時に見たところで何頭見えたか、というのは
わかっているのだけれど、RMPのソフトウェアに代入できる数値
としての「頭数」はわかってないです。
捕りながら目視してるデータと、捕らずに目視だけやってるデータが
年によって不均等に混在してるし、目視期間にムラが有ったり
調査海域内の調査密度にムラやバイアスがあって、しかも最悪なことに、
回遊調査をやってないから系群ごとの把握ができてないという
最大級の問題があります。
管理改訂方式(RMP)による捕獲枠計算というのは、系群単位の管理を
基本にしてるから、オーストラリア、ニュージーランドがやってる
ような、熱帯、亜熱帯海域での繁殖地グループの特定と、夏の南極
摂食海域でのその混合という広域調査をやらなければ、必然的に
「RMPのためには全く役立たずの調査」ということになります。
今年オーストラリア、ニュージーランドがやった一回だけの調査は、
もちろんとうていそのまま「RMPのためには役立てる」ような代入数値
を出してはいないけれど、日本の22年間の調査捕鯨も「RMPのためには
全く役立たず」です。
このことをもうすこし難しく表現している2006年12月4−8日IWC科学委員会
専門家/東京会議報告書の当該部分を引用しておきます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC59docs/SC-59-Rep1.pdf
REPORT OF THE INTERSESSIONAL WORKSHOP SC/59/REP 1
6ページから7ページにかけて。
|2.4 解析(分析)方法と結果
|
|調査からの生息数推定を考察するにあたり、ワークショップは
|以下のことを注記した。
|すべての推定は、特定の地理的領域の年間の特定の時間に存在する
|動物の数に関するものである。
|(第3議題項目で要約された系群構造と摂餌海域での
|混合に関する議論を前提にするならば)これは
|生物学的個体群生息数を示すものではないという
|ことになる。ある一つのありうる系群構造仮説が
|提出されていたとしてもそうである。(項目3参照)
___
これ、RMPにとっては致命的です。
なぜかということはrさんが引用してくれた小松氏の文章に出てきてます。
「肉片レベル」でしか捕れなくなるというという、あの人独特の「反科学主義
的」な言い方でねw
関係ないけど、最近テレビ見てると(もうあんまり見てないけど)
日常用語で「分析」と言うところ、「解析」と言ってる専門家が多いですね。
英語じゃあアナライズ、仏独語はアナリゼでまったく区別がないのだけれど、
「解析」といったほうがいかめしくって、エラソーに聞こえるからだろうね。
まあ昔の日本の数学界の伝統では、解析と分析に微妙な集合論的用法の違いが
あったようなのだけれど、実際にソフトウェア使って「解析」やってる
人たちはそんなこと気にしてないと思います。
>RMPのためには全く役立たずの調査の調査だったわけです。
日本の調査捕鯨でも、何頭クジラがいるのかわかってないですよ。
正確に言うと見た時に見たところで何頭見えたか、というのは
わかっているのだけれど、RMPのソフトウェアに代入できる数値
としての「頭数」はわかってないです。
捕りながら目視してるデータと、捕らずに目視だけやってるデータが
年によって不均等に混在してるし、目視期間にムラが有ったり
調査海域内の調査密度にムラやバイアスがあって、しかも最悪なことに、
回遊調査をやってないから系群ごとの把握ができてないという
最大級の問題があります。
管理改訂方式(RMP)による捕獲枠計算というのは、系群単位の管理を
基本にしてるから、オーストラリア、ニュージーランドがやってる
ような、熱帯、亜熱帯海域での繁殖地グループの特定と、夏の南極
摂食海域でのその混合という広域調査をやらなければ、必然的に
「RMPのためには全く役立たずの調査」ということになります。
今年オーストラリア、ニュージーランドがやった一回だけの調査は、
もちろんとうていそのまま「RMPのためには役立てる」ような代入数値
を出してはいないけれど、日本の22年間の調査捕鯨も「RMPのためには
全く役立たず」です。
このことをもうすこし難しく表現している2006年12月4−8日IWC科学委員会
専門家/東京会議報告書の当該部分を引用しておきます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC59docs/SC-59-Rep1.pdf
REPORT OF THE INTERSESSIONAL WORKSHOP SC/59/REP 1
6ページから7ページにかけて。
|2.4 解析(分析)方法と結果
|
|調査からの生息数推定を考察するにあたり、ワークショップは
|以下のことを注記した。
|すべての推定は、特定の地理的領域の年間の特定の時間に存在する
|動物の数に関するものである。
|(第3議題項目で要約された系群構造と摂餌海域での
|混合に関する議論を前提にするならば)これは
|生物学的個体群生息数を示すものではないという
|ことになる。ある一つのありうる系群構造仮説が
|提出されていたとしてもそうである。(項目3参照)
___
これ、RMPにとっては致命的です。
なぜかということはrさんが引用してくれた小松氏の文章に出てきてます。
「肉片レベル」でしか捕れなくなるというという、あの人独特の「反科学主義
的」な言い方でねw
関係ないけど、最近テレビ見てると(もうあんまり見てないけど)
日常用語で「分析」と言うところ、「解析」と言ってる専門家が多いですね。
英語じゃあアナライズ、仏独語はアナリゼでまったく区別がないのだけれど、
「解析」といったほうがいかめしくって、エラソーに聞こえるからだろうね。
まあ昔の日本の数学界の伝統では、解析と分析に微妙な集合論的用法の違いが
あったようなのだけれど、実際にソフトウェア使って「解析」やってる
人たちはそんなこと気にしてないと思います。
これは メッセージ 46395 (legal_guardian01 さん)への返信です.
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