日本のイルカ漁総括6ハンドウイルカ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/07/21 20:41 投稿番号: [46278 / 62227]
<ハンドウイルカ>
ハンドウイルカには南日本の海岸に沿って2種類の形態的な違いがある。
斑点があり体のサイズが小さいものが沖縄列島沿岸に生息する。
斑点が無くより大きなものは日本全国の水域に見られる。
琉球海域では両方の形が見られるが、ほとんどは斑点が無い。
壱岐島の無斑点型は性的成熟年齢に達した個体で排卵率、睾丸重量が
同型の伊豆および太地産のものと異なる。
このことは二つの海域に異なった系群/資源が生息しているという
ことの指標と考えられる(Kasuya, unpublished)。
Miyashita (1993)はハンドウイルカが北太平洋西部東経180度で
北緯23°から42°にかけて広く分布することを確認した。
しかしラジオ発信タグを付けて太地で放流された6頭のうち、4頭は
30海里以内にとどまり、1頭は50海里まで離れた後に沿岸水域にもどり、
1頭だけが90海里の外洋に達した(Tanaka, 1986)。
このことは、沿岸と外洋の個体が交わることは多くないということを
示唆している。これは更に、東経142°と145°の間に分布のギャップがある
ということで支持されている。斑点の無い型で、外洋系群と沿岸系群の
二つの系群があるらしいと言える。
生息数は東シナ海で35,046頭(Miyashita, 1986)、西部北太平洋
北緯23°と42°の間、東経180°以西で168,791頭(Miyashita, 1993);
東経145°以西、北緯30°以北では36,791(CV = 0.25)が見いだされている。
1970年までハンドウイルカの捕獲数は少なかったが、最近では年間
200頭から1,600頭が捕獲されている(表12)。
太地の追込み漁と名護のクロスボウ漁がこの変化に貢献した。
___
(#現在はハンドウイルカとミナミハンドウイルカははっきりと別種として
扱われています。
ハンドウ:http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/22563/0
ミナミハンドウ:http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/41714/0
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ハンドウイルカは(LC) - 軽度懸念
ですがミナミハンドウイルカは(DD)−情報不足で要注意ですね。
日本の南西半分では両者が併存、混在しているのが悩ましいところです。
本来なら去年の科学委員会の時のように、情報不足で信頼に足るアセスメント
をやらずに捕獲して100頭輸出する計画のソロモン諸島同様CITES – Appendix II
の規定に抵触すると指摘されても反論できないはずなのです。
日本には何を言っても通用しないので、誰も何も言わないのでしょう。
いきなりとんでもない奇襲攻撃がくるまでは、われわれ一般国民は何も
知らないのです。小さなシアワセに感謝しましょう。)
===(原文貼付けたあと、スジイルカにつづく)===
ハンドウイルカには南日本の海岸に沿って2種類の形態的な違いがある。
斑点があり体のサイズが小さいものが沖縄列島沿岸に生息する。
斑点が無くより大きなものは日本全国の水域に見られる。
琉球海域では両方の形が見られるが、ほとんどは斑点が無い。
壱岐島の無斑点型は性的成熟年齢に達した個体で排卵率、睾丸重量が
同型の伊豆および太地産のものと異なる。
このことは二つの海域に異なった系群/資源が生息しているという
ことの指標と考えられる(Kasuya, unpublished)。
Miyashita (1993)はハンドウイルカが北太平洋西部東経180度で
北緯23°から42°にかけて広く分布することを確認した。
しかしラジオ発信タグを付けて太地で放流された6頭のうち、4頭は
30海里以内にとどまり、1頭は50海里まで離れた後に沿岸水域にもどり、
1頭だけが90海里の外洋に達した(Tanaka, 1986)。
このことは、沿岸と外洋の個体が交わることは多くないということを
示唆している。これは更に、東経142°と145°の間に分布のギャップがある
ということで支持されている。斑点の無い型で、外洋系群と沿岸系群の
二つの系群があるらしいと言える。
生息数は東シナ海で35,046頭(Miyashita, 1986)、西部北太平洋
北緯23°と42°の間、東経180°以西で168,791頭(Miyashita, 1993);
東経145°以西、北緯30°以北では36,791(CV = 0.25)が見いだされている。
1970年までハンドウイルカの捕獲数は少なかったが、最近では年間
200頭から1,600頭が捕獲されている(表12)。
太地の追込み漁と名護のクロスボウ漁がこの変化に貢献した。
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(#現在はハンドウイルカとミナミハンドウイルカははっきりと別種として
扱われています。
ハンドウ:http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/22563/0
ミナミハンドウ:http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/41714/0
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ハンドウイルカは(LC) - 軽度懸念
ですがミナミハンドウイルカは(DD)−情報不足で要注意ですね。
日本の南西半分では両者が併存、混在しているのが悩ましいところです。
本来なら去年の科学委員会の時のように、情報不足で信頼に足るアセスメント
をやらずに捕獲して100頭輸出する計画のソロモン諸島同様CITES – Appendix II
の規定に抵触すると指摘されても反論できないはずなのです。
日本には何を言っても通用しないので、誰も何も言わないのでしょう。
いきなりとんでもない奇襲攻撃がくるまでは、われわれ一般国民は何も
知らないのです。小さなシアワセに感謝しましょう。)
===(原文貼付けたあと、スジイルカにつづく)===
これは メッセージ 46276 (aplzsia さん)への返信です.
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