Re: 1969からコビレゴンドウ1973からスジイ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/07/07 07:13 投稿番号: [45500 / 62227]
|三軒一高 太地町長 「この町は、何百年もクジラばっかり食べてるわけですよ。 ...
毛髪中水銀濃度の高さが話題になった時も、コーヴ上映が問題に
なった時にも出たこの発言、太地といえばセミクジラをはじめ
大型ヒゲ鯨漁で有名だから、「イルカを何百年?」という疑問は
私にもあったわけです。
だけど、「太地のイルカ漁の歴史はうんと新しい話のはずだ」とか、
まったく間違っているわけではないけれど不正確なことを言うと、
捕鯨ナショナリストたちに追求されて論破され、以後何百年も
海辺の日本国民は好きなだけイルカを捕ってもよいということに
なりそうだから、じっと我慢してイチゴを数えていたのでした(ウソ)w
ツイッターで有り難いことに、現在のような追い込み漁が太地で
恒常的に行われるようになったのは1973年以降と、教えてくれた
専門家がいたので助かりました。
ただし追込み漁はやらなかったけれど、他の方法で捕って食べていた
ということになると、やっぱり町長は嘘言ってる、とは言い切れない
ですね。
泳ぎの遅いセミクジラとは違って、うんと速いイルカ類は昔は
捕るのは難しかったのだろうと思うけれど、一応「国際共通認識」
は確認しといたほうがいいと思います。=>Encyclopedia of marine mammals
あともう一つ、現在と400年前では水銀の環境濃度が全然違います。
だから、400年食べてて大丈夫だったんだから、これからだって...
という論法は、小さいとはいえ行政の長が言っていいことじゃないです。
環境中に毎年新規に放出される水銀は、火山を主力とする自然排出が
1000トンであるのに対して、水銀含有率の高い石炭の燃焼を中心に、
人為的原因で出てくるのが2500トン。
地表に既存の水銀成分が環境中で毎年浮遊化する分と、新規放出の比率が
分らないので、定量的にはっきりしたことは言えないけれど、400年前
より現在のほうがイルカや大型魚の水銀濃度が著しく高いに違いない、
とは言えます。(数年前にアラスカのイヌイット村で、永久氷層の
貯蔵室から800〜1000年前のホッキョククジラ皮脂が出てきたのだそうで、
こういうものを調べればかなり実証的にはっきりしたことが言えるように
なりそうです)
環境水銀に関する基本情報:International Encyclopedia of Public Health © 2008 Elsevier p.434ー441
【Mercury】執筆 by P.グランジャン
[Sources of Exposure]
Mercury is emitted to the atmosphere by degassing of the earth's surface and by
resuspension and dissolution of mercury particles previously deposited.
Emissions from volcanoes and other natural sources are estimated to
constitute about 1000 tons per year, while the total annual emission from
anthropogenic sources has been estimated to approximately 2500 tons.
The major anthropogenic source is energy production from fossil fuels,
especially coals with high mercury contents (UNEP, 2002).
毛髪中水銀濃度の高さが話題になった時も、コーヴ上映が問題に
なった時にも出たこの発言、太地といえばセミクジラをはじめ
大型ヒゲ鯨漁で有名だから、「イルカを何百年?」という疑問は
私にもあったわけです。
だけど、「太地のイルカ漁の歴史はうんと新しい話のはずだ」とか、
まったく間違っているわけではないけれど不正確なことを言うと、
捕鯨ナショナリストたちに追求されて論破され、以後何百年も
海辺の日本国民は好きなだけイルカを捕ってもよいということに
なりそうだから、じっと我慢してイチゴを数えていたのでした(ウソ)w
ツイッターで有り難いことに、現在のような追い込み漁が太地で
恒常的に行われるようになったのは1973年以降と、教えてくれた
専門家がいたので助かりました。
ただし追込み漁はやらなかったけれど、他の方法で捕って食べていた
ということになると、やっぱり町長は嘘言ってる、とは言い切れない
ですね。
泳ぎの遅いセミクジラとは違って、うんと速いイルカ類は昔は
捕るのは難しかったのだろうと思うけれど、一応「国際共通認識」
は確認しといたほうがいいと思います。=>Encyclopedia of marine mammals
あともう一つ、現在と400年前では水銀の環境濃度が全然違います。
だから、400年食べてて大丈夫だったんだから、これからだって...
という論法は、小さいとはいえ行政の長が言っていいことじゃないです。
環境中に毎年新規に放出される水銀は、火山を主力とする自然排出が
1000トンであるのに対して、水銀含有率の高い石炭の燃焼を中心に、
人為的原因で出てくるのが2500トン。
地表に既存の水銀成分が環境中で毎年浮遊化する分と、新規放出の比率が
分らないので、定量的にはっきりしたことは言えないけれど、400年前
より現在のほうがイルカや大型魚の水銀濃度が著しく高いに違いない、
とは言えます。(数年前にアラスカのイヌイット村で、永久氷層の
貯蔵室から800〜1000年前のホッキョククジラ皮脂が出てきたのだそうで、
こういうものを調べればかなり実証的にはっきりしたことが言えるように
なりそうです)
環境水銀に関する基本情報:International Encyclopedia of Public Health © 2008 Elsevier p.434ー441
【Mercury】執筆 by P.グランジャン
[Sources of Exposure]
Mercury is emitted to the atmosphere by degassing of the earth's surface and by
resuspension and dissolution of mercury particles previously deposited.
Emissions from volcanoes and other natural sources are estimated to
constitute about 1000 tons per year, while the total annual emission from
anthropogenic sources has been estimated to approximately 2500 tons.
The major anthropogenic source is energy production from fossil fuels,
especially coals with high mercury contents (UNEP, 2002).
これは メッセージ 45465 (r13812 さん)への返信です.
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