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ナガスクジラの資源評価5

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/04/30 08:22 投稿番号: [43691 / 62227]
<北太平洋   つづき>

日本の北太平洋調査プログラム(JARPN) (Tamura et al. 2005) で集めら
れたデータをはじめ、いくらかの関連データが存在するが、ナガスクジラ
生息数については解析されていないようである。

1989, 1990, 1992, 1999, 2000 and 2003各年に行われた日本の調査に
よると、オホーツク海の中央外洋部でナガスクジラは豊富であるようだ
(Miyashita 2004)。

最近の包括的推定値がないので、このアセスメントでは以前の1975年推定値、
17,000頭を用いた。世界全体のアセスメントにとって、北太平洋について
用いられた数値は特にセンシブルではない。

北太平洋で近代捕鯨により、1910−75年に捕獲されたナガスクジラは
74,000頭である。これに1900−30年の種名不詳のクジラが加わるが、
このうちの基本的な部分がナガスクジラであると思われる。

北太平洋ではナガスクジラは1976年以降、IWCにより捕鯨から保護
されているが、韓国での小規模捕鯨は1980年代初期まで続いた。

1910-75年にかけての北太平洋での近代捕鯨による開発収奪から
ナガスクジラが回復しているかどうかということについては、北大西洋
同様、証拠は混交している。

1910年以降、日本沿岸および朝鮮半島で24,000頭以上のナガスクジラ
が捕獲された。年間捕獲数は1915年の1000頭をピークとし、以後
一貫して低下している。ナガスクジラはこの海域では現在稀であるようだ
(Miyashita et al. 1995, Kim et al. 2004)。

明らかな資源の枯渇という似たようなパターンは別のところでも起っている。
たとえばカナダ西部のブリティッシュコロンビア陸上基地からは、1967年
に捕鯨を終えるまで、4000頭のナガスクジラが捕獲された。
操業最後の10年間には急速な減少の兆候があらわれていた(Gregr et al. 2000)。

<カリフォルニア湾>

遺伝子的に孤立したこの下位個体群は2004年に写真同定データによる
標識再捕獲(マーク・リキャプチュア)で解析が行われ、613頭(信頼区間426−970)
という推定を出した(Díaz-Guzman 2006)。

この下位個体群に関する生息数トレンドのデータは無い。
遠隔測定(テレメトリー)情報が示すところによると、年間を通じた
カリフォルニア湾での定住と季節的な緯度の移動をこのクジラは
行っている(Urbán et al. 2005)。

<東シナ海>

東シナ海のナガスクジラについては現在のものも、歴史的なものも生息数
推定は無いようである。
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