さあ!諸君!捕鯨問題だ!

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

1982年IWC科学委員会の議論

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/04/13 22:58 投稿番号: [43461 / 62227]
マックスプランク国際公法エンサイクロペディア最新版で
|モラトリアムに関する改訂が、科学委員会の明瞭な
|アドヴァイスに基づいていなかったことから、これは
|国際捕鯨取締条約5条(2)の要件を充たしていない
|とする議論もある。
と述べられている部分、1982年のモラトリアム決議で科学委員会
勧告の欠如を明示的に述べたのがノルウェー、一般的に科学的
基礎あるいは知見の欠如を指摘したのがアイスランド、韓国、スイス、
過去にIWC(科学委員会?)が一括禁漁方式に批判的だったことに言及
したのが日本、ということがIWC1982年総会議事概要(議長総括)で
わかりました。

科学委員会が統一見解でモラトリアムを推奨しなければ、IWC総会が
一括モラトリアムを決議することが国際捕鯨取締条約5条(2)違反と
なるかどうか、というのは当時の各国代表の意見とは別に、国際司法
裁判所なり海洋裁判所の裁判官が独自に判断しうることですね。

特に、当時環境国際法の中で確立しつつも、一般への浸透は遅れていた
予防性原則、「疑わしきは搾取、開発される環境の側へ有利に」という
原則を5条(2)解釈に組み込むかどうかで結論が正反対になる点だと思います。

この点の議論にはまたいずれ戻ってくるとして、実際に統一見解を出せな
かった科学委員会の討議内容を1982年科学委員会レポートで見ておき
ましょう。非常に短いです。

(1983年版IWC年報/REP. INT. WHAL. COMMN 33,1983.47頁)
8. MANAGEMENT
8.1 Moratorium proposals
The Committee received comments from a number of
members although in the time available it was not able to
discuss the content of any of the papers. SC/34/O 17
presented scientific views on the proposed moratoria.
These views were further developed in the light of
discussions during the meeting by Nagasaki (Annex M1)
who concluded that whales should be managed on a stock
by stock basis.
A similar conclusion was reached by several members
(Allen, Best, Butterworth, Cawthorn, Fraker, Kapel,
Murphy, Oritsland* and Rorvik*) who also discussed the
type of advice the Scientific Committee should be
presenting to the Commission (Annex M2).
Chapman, de la Mare, Holt and Pascal (Annex M3)
stated that their views had been affected by the scientific
proceedings at the present meeting. They believed that a
negotiated interim cessation of commercial whaling was a
reasonable alternative to other methods that have been
tried to ensure the future productivity of whale resources.

8.管   理
8.1   モラトリアム提案
科学委員会は数多くのメンバーからコメントを受けたが、限られた
時間の中ですべての文書内容を議論することはできなかった。
SC/34/O 17は提案されたモラトリアムについての科学的な諸見解
を提示している。これらの諸見解は会議中のディスカッションに
照らし、長崎(Annex M1)によってさらに展開された。
長崎氏は鯨類がストックごとに管理されるべきと結論した。
幾人かのメンバーも同じような結論に達した(Allen, Best, Butterworth,
Cawthorn, Fraker, Kapel, Murphy, Oritsland* and Rorvik*)。
彼らは科学委員会が総会に提出すべき助言のタイプについても
論じた(Annex M2)。
チャップマン、デラマーレ、ホルト、パスカル(Annex M3)は、
彼らの見解が今回の会議の一連の議事で影響を受けたと述べた。
彼らは折衝中の商業捕鯨暫定停止が、これまでに試みられた鯨類
リソースの将来的な生産性を確保するための諸手段に対する合理的な
代替案であると信ずると述べた。
===
以上。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)