Re: 皆さんにご質問
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/03/16 21:14 投稿番号: [43016 / 62227]
(つづき)
【社会組織、政治的組織】
|みんなと一緒に働く人たちは生き残る。一人だけでやろうとする
|人は、いつもどこかで餓死して死体となって見つかる。
|家族の契り、親類の契りとともにいることができないからだ。
|<バーロウのトム・ブラウアー>
ヨーロッパ人が出現するまでの何世紀ものあいだ、イヌピアッとは
大小さまざまな社会グループを形成していた。
小さなグループは半ば移動し続けるグループで、内陸河川系で
狩猟採集生活を営んでいた。ホッキョククジラが岸近くを季節回遊
するところでは、大きな定住集落がつくられた。
永年にわたり、人々はこれらのリソースを収穫するために制度的な
仕組みを作り出しており、そのうちの多くは今日でも重要である。
アザラシやトナカイは一人の猟師でも持ち帰ることができる。
しかし鯨やセイウチは猟師がグループになってかからなけらば
効果がない。
グループが大きければ大きいほど、組織の形が明瞭になり、これは
血縁や婚姻によって結ばれる人々のコア組織をめぐって形作られる
ことが多い。
捕鯨クルーの頭になるのは、捕鯨キャプテンとその妻である。
これは永年にわたって続く関係であり、年間を通じて重要な
社会的単位となっている。
多くの狩猟社会でそうであるように、ハントされる食物の獲得、
加工、分配は男たちと女たちの伝統的な分業を通じてなされる。
一般的に言って、男は道具を作り、狩猟、漁労し、鯨やセイウチ
のような大きな動物を解体する。
女は釣りをし、皮を処理し、小型動物の解体をし、食物の下準備と
分配を行う。そしてなによりも重要なのが、死活問題にかかわる
衣服の制作である。男の仕事と女の仕事は補完しあい、家計と
グループ全体の生き残りに寄与している。
捕鯨集落として確立しているところでは、はっきりしたリーダー
シップの地位ができている。捕鯨キャプテンたちとその妻たちが
地位と権威を保持しているが、その家族ごとに主導権や経済的
影響力で強弱の濃淡がみられる。シャーマンは社会の宗教的
スペシャリストとして畏怖されると同時に尊敬されている。
人々に行動選択の自由が有る以上、リーダーがその仕事に必要な
労働力を集められるか否かは、フォロワーのの善意や好意に
かかわっている。リーダーシップが恒久的なものであったこと
はないが、重要性はいつもかわらず、村落全体の重要案件に
ついて決定を下すために、捕鯨キャプテンたちがしばしば会合を
持つというならわしがあった。
今日でも捕鯨キャプテンたちの、村落内での政治的役割は重要
である。しかし20世紀末になるとアラスカでも行政機構が複雑
なものとなり、地域的な部族行政部がさまざまな責任領域を分掌する
ようになった。
北極海スロープのイヌピアック市町村は一つの地域部族組織
を構成しており、これには北極海スロープの8つの集落が含まれて
いる。それぞれの集落は原住民村落民生部(council)を持っている。
また、1971年アラスカ地権措置法 (the Alaska Land Clains Settlement
Act of 1971)に基づく、地方、地域共同体が設けられている。
アラスカ州自身も、米国50州の一つとして独自の政府組織構造と
責任領域を持っている。
ノーススロープ郡は自治郡であり、8万8000平方マイル(22万7900
平方キロメートル)をカバーしている。
この郡内の8つの定住集落は州憲法でシティーとしてあつかわれている。
小さな村落に住んでいるのか、人口数千の地域センターに住んでいるか
にかかわらず、現在の北極アラスカの生活は、氷とツンドラの上で
いかに生き延びるかという知識以上のもの、すなわち複雑な
政治的組織のオーバーラッピング状況を理解することを要求している。
【社会組織、政治的組織】
|みんなと一緒に働く人たちは生き残る。一人だけでやろうとする
|人は、いつもどこかで餓死して死体となって見つかる。
|家族の契り、親類の契りとともにいることができないからだ。
|<バーロウのトム・ブラウアー>
ヨーロッパ人が出現するまでの何世紀ものあいだ、イヌピアッとは
大小さまざまな社会グループを形成していた。
小さなグループは半ば移動し続けるグループで、内陸河川系で
狩猟採集生活を営んでいた。ホッキョククジラが岸近くを季節回遊
するところでは、大きな定住集落がつくられた。
永年にわたり、人々はこれらのリソースを収穫するために制度的な
仕組みを作り出しており、そのうちの多くは今日でも重要である。
アザラシやトナカイは一人の猟師でも持ち帰ることができる。
しかし鯨やセイウチは猟師がグループになってかからなけらば
効果がない。
グループが大きければ大きいほど、組織の形が明瞭になり、これは
血縁や婚姻によって結ばれる人々のコア組織をめぐって形作られる
ことが多い。
捕鯨クルーの頭になるのは、捕鯨キャプテンとその妻である。
これは永年にわたって続く関係であり、年間を通じて重要な
社会的単位となっている。
多くの狩猟社会でそうであるように、ハントされる食物の獲得、
加工、分配は男たちと女たちの伝統的な分業を通じてなされる。
一般的に言って、男は道具を作り、狩猟、漁労し、鯨やセイウチ
のような大きな動物を解体する。
女は釣りをし、皮を処理し、小型動物の解体をし、食物の下準備と
分配を行う。そしてなによりも重要なのが、死活問題にかかわる
衣服の制作である。男の仕事と女の仕事は補完しあい、家計と
グループ全体の生き残りに寄与している。
捕鯨集落として確立しているところでは、はっきりしたリーダー
シップの地位ができている。捕鯨キャプテンたちとその妻たちが
地位と権威を保持しているが、その家族ごとに主導権や経済的
影響力で強弱の濃淡がみられる。シャーマンは社会の宗教的
スペシャリストとして畏怖されると同時に尊敬されている。
人々に行動選択の自由が有る以上、リーダーがその仕事に必要な
労働力を集められるか否かは、フォロワーのの善意や好意に
かかわっている。リーダーシップが恒久的なものであったこと
はないが、重要性はいつもかわらず、村落全体の重要案件に
ついて決定を下すために、捕鯨キャプテンたちがしばしば会合を
持つというならわしがあった。
今日でも捕鯨キャプテンたちの、村落内での政治的役割は重要
である。しかし20世紀末になるとアラスカでも行政機構が複雑
なものとなり、地域的な部族行政部がさまざまな責任領域を分掌する
ようになった。
北極海スロープのイヌピアック市町村は一つの地域部族組織
を構成しており、これには北極海スロープの8つの集落が含まれて
いる。それぞれの集落は原住民村落民生部(council)を持っている。
また、1971年アラスカ地権措置法 (the Alaska Land Clains Settlement
Act of 1971)に基づく、地方、地域共同体が設けられている。
アラスカ州自身も、米国50州の一つとして独自の政府組織構造と
責任領域を持っている。
ノーススロープ郡は自治郡であり、8万8000平方マイル(22万7900
平方キロメートル)をカバーしている。
この郡内の8つの定住集落は州憲法でシティーとしてあつかわれている。
小さな村落に住んでいるのか、人口数千の地域センターに住んでいるか
にかかわらず、現在の北極アラスカの生活は、氷とツンドラの上で
いかに生き延びるかという知識以上のもの、すなわち複雑な
政治的組織のオーバーラッピング状況を理解することを要求している。
これは メッセージ 43015 (aplzsia さん)への返信です.
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