Re: 皆さんにご質問
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/03/16 21:12 投稿番号: [43015 / 62227]
なんか皆さん、近代的市場経済原則のまなこからいろいろ解釈してるので、利害損得病膏肓の
状態に陥ってますね。
そういうふうだから森下丈二水産審議官が、「鯨の髭板の細工物がホテルで数千ドルの
値をつけて売られている、これは明らかな商行為だ」とか、見当はずれな批難をして
事情を知った人のが側から見ると、とって恥ずかしい場面を作り出してくれちゃうのでしょう。
やや問題のある原住民生存捕鯨支持派のMilton M. R. Freemanの編著、
”ENDANGERED PEOPLES of the Arctic - Struggles to Survive and Thrive” (2000)
からBorbara Bodenhornという人が書いた、アラスカ・イヌイット=イニュピアット
の部分を少し引用しておきます。
アラスカ北岸で、1840年には2900人おり、1918年のインフルエンザで1000人ほどに
減り、1980年には4209人、1993年には6538人にまでなった人々の話です。
======
8章 The lnupiat of Alaska
Borbara Bodenhorn
・・・
【伝統的な生存ストラテジー】
|われわれは海の動物を食べる。われわれは陸の動物を食べる。
|岸辺に住むわれわれは、生存のために二つのソースを持っている。
|<パトリック・アトゥンガナ、1985年アラスカエスキモー捕鯨委員会で
|ポイントホープを代表しての発言>
アラスカで「生存」という言葉が持つ意味は、他の多くの北方地域同様、
単に食べ物を食卓にもたらすというだけではない。
この言葉は人間の間の社会関係や人間と動物の間の関係を統べる特有の
やりかたを同時に意味している。
アラスカでイヌピアットは捕鯨を一番重要な行動ととらえており、
実際自分たちを捕鯨者と定義するのが一般的である。
確かに鯨は重要なのだが、バーロウのイヌピアットは水鳥類も、
いろいろな種類の魚も、ゼニガタアザラシやアゴヒゲアザラシ、
セイウチ、シロイルカ、トナカイ、ドール羚羊(Dall sheep)、
シロクマ、時にはヘラジカも狩猟食物の一部として食べている。
ツンドラで採集される野草や木イチゴ、草イチゴ類も伝統的に
重要なビタミン供給源である。
今日でも、特別な機会にはアグタックあるいはエスキモー
アイスクリームが食卓に欠かせない。これは白身魚、トナカイの脂身、
サーモンベリーと呼ばれる木イチゴで作られる一品だ。
狩猟は殆ど一年を通じて行われ、そのためには張り出した氷の縁、
開けた水面、海岸線、内陸河川システム、ツンドラ等、周辺の
環境を正確に知っていなければ、さまざまなソースからの他種の
獲物を得ることはできない。
猟の成否は環境条件、技術、他の人々との協調関係にかかわっている。
若者は年長者たちと一緒にでかけ、見、トライし、失敗することに
よって学ぶ。何世紀にもわたって開発された技術が使われ続けている。
氷でいっぱいの海へ漕ぎ出す革製ボート、シェルターを作るための
雪ブロックを切り出すナイフ、女性たちがアザラシの皮を1分で
剥ぎ取るウルと呼ばれる専用ナイフ、動いていてもじっとしていても
猟師の体温を一定に保つ服などがこれにあたる。
もちろん今日では、ハイパワーライフルやスノウモービル、船外
エンジン、短距離無線(CB)などがこれらを補完している。
(つづく)
状態に陥ってますね。
そういうふうだから森下丈二水産審議官が、「鯨の髭板の細工物がホテルで数千ドルの
値をつけて売られている、これは明らかな商行為だ」とか、見当はずれな批難をして
事情を知った人のが側から見ると、とって恥ずかしい場面を作り出してくれちゃうのでしょう。
やや問題のある原住民生存捕鯨支持派のMilton M. R. Freemanの編著、
”ENDANGERED PEOPLES of the Arctic - Struggles to Survive and Thrive” (2000)
からBorbara Bodenhornという人が書いた、アラスカ・イヌイット=イニュピアット
の部分を少し引用しておきます。
アラスカ北岸で、1840年には2900人おり、1918年のインフルエンザで1000人ほどに
減り、1980年には4209人、1993年には6538人にまでなった人々の話です。
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8章 The lnupiat of Alaska
Borbara Bodenhorn
・・・
【伝統的な生存ストラテジー】
|われわれは海の動物を食べる。われわれは陸の動物を食べる。
|岸辺に住むわれわれは、生存のために二つのソースを持っている。
|<パトリック・アトゥンガナ、1985年アラスカエスキモー捕鯨委員会で
|ポイントホープを代表しての発言>
アラスカで「生存」という言葉が持つ意味は、他の多くの北方地域同様、
単に食べ物を食卓にもたらすというだけではない。
この言葉は人間の間の社会関係や人間と動物の間の関係を統べる特有の
やりかたを同時に意味している。
アラスカでイヌピアットは捕鯨を一番重要な行動ととらえており、
実際自分たちを捕鯨者と定義するのが一般的である。
確かに鯨は重要なのだが、バーロウのイヌピアットは水鳥類も、
いろいろな種類の魚も、ゼニガタアザラシやアゴヒゲアザラシ、
セイウチ、シロイルカ、トナカイ、ドール羚羊(Dall sheep)、
シロクマ、時にはヘラジカも狩猟食物の一部として食べている。
ツンドラで採集される野草や木イチゴ、草イチゴ類も伝統的に
重要なビタミン供給源である。
今日でも、特別な機会にはアグタックあるいはエスキモー
アイスクリームが食卓に欠かせない。これは白身魚、トナカイの脂身、
サーモンベリーと呼ばれる木イチゴで作られる一品だ。
狩猟は殆ど一年を通じて行われ、そのためには張り出した氷の縁、
開けた水面、海岸線、内陸河川システム、ツンドラ等、周辺の
環境を正確に知っていなければ、さまざまなソースからの他種の
獲物を得ることはできない。
猟の成否は環境条件、技術、他の人々との協調関係にかかわっている。
若者は年長者たちと一緒にでかけ、見、トライし、失敗することに
よって学ぶ。何世紀にもわたって開発された技術が使われ続けている。
氷でいっぱいの海へ漕ぎ出す革製ボート、シェルターを作るための
雪ブロックを切り出すナイフ、女性たちがアザラシの皮を1分で
剥ぎ取るウルと呼ばれる専用ナイフ、動いていてもじっとしていても
猟師の体温を一定に保つ服などがこれにあたる。
もちろん今日では、ハイパワーライフルやスノウモービル、船外
エンジン、短距離無線(CB)などがこれらを補完している。
(つづく)
これは メッセージ 42989 (uuuu5555penis さん)への返信です.
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