岡田克也外務大臣基調講演(3月6日札幌)
投稿者: r13812 投稿日時: 2010/03/11 07:08 投稿番号: [42896 / 62227]
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/gaikoforum/201003sapporo/koen.html
もう1つ、アジア太平洋という意味では、豪州との関係も重要です。先般、豪州に行ってきました。国会開会中ですから、週末しか行けません。なかなかつらい旅ですが、3泊しましたが2泊は飛行機でした。金曜と日曜の夜は飛行機で、月曜の朝、成田に戻るという旅でした。豪州と日本は非常にいい関係にあります。核の不拡散・軍縮について、共同声明を出すなどいろんな成果がありました。しかし、他方、鯨の問題でだいぶ話題をさらってしまい、そちらばかり報道されるのは残念だったのですが、この問題は外交がいかに難しいかを示しています。鯨は、我々からすると、昔から食べてきたものです。私は三重県の出身ですが、伊勢湾では昔から鯨を捕って食べていました。だから、祭にも鯨を捕る「くじらぶね」というのがみこしの中に出てきます。
ところが、オーストラリアの人から見ると、鯨は特別な存在だといいます。知能も人間に近く、これを捕って、解体して食べるのはとんでもないということになるわけです。とはいえ、オーストラリアも30年くらい前は油をとるためにずいぶん鯨を捕っていたと思いますが、今は違う。南平洋にも近いので、鯨が近しい存在になっています。捕鯨船がモリをドーンと撃って、鯨が血を流している、そういう場面ばかりを見たら、確かにかわいそうに、嫌になってきますよね。そういう中で、捕鯨について、日本の調査捕鯨はやめるべきだと、国際司法裁判所に訴えると、オーストラリアは主張しているわけです。我々はできるだけ話し合いでこの問題を解決したいと思っていますが、しかし、国際裁判でやるというなら、堂々を受けて立って、日本の主張をきちんとしていこうと思います。お互い文化が違えばいろんな違いが出てきますが、大事なことは、お互いの違いを認め合わないと、物事は回っていかないと思います。
これは メッセージ 42877 (r13812 さん)への返信です.
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