Re: デラマーレ じゃあ増やそうぜ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/03/02 18:59 投稿番号: [42703 / 62227]
>・だから「完璧な系統群」の分離なんて現実的じゃないわな
生物の進化から考えるとわかります。
もともと同一の系群から、環境に応じて別系群が派生してくるの
だから、発展途上の生物では系群の分離が「完璧」にはできないのは
当然です。だからそういう単純決定論じゃなく、確率論で管理する
というのがジャスティン・クックのRMP(改訂管理方式)の特徴です。
鳩山兄弟がこの分野は強いはずだ。
>・そうか?他の動物にも系統群はあるだろ。カンガルーの系統群を完璧に分離せず、オーストラリアが300万頭も駆除すると、何らかの系統群が絶滅しているかもよ。
たとえばハイイロカンガルーだとオーストラリア西部種と東部種を
はっきり区別してますよ。両方とも環境収容力Kを頻繁に超過している
ことがわかっているから、保全生物学的にはまったく問題が無いのです。
コアラだと、北部のサンプルと南部のサンプルでは遺伝子的に
かなりはっきりした違いがあるけれど、間をつなぐ個体群の遺伝子は
両者をゆるやかにつなぐように分布しているから、同一系群とも別系群
ともはっきり言えない状況です。実際には各州で、生息地を保護する
というやり方です。ユーカリの大きな森というのは、山火事の危険性が
高いのだけれどね。
>・鳥なんてもっと調べにくいだろうな。鳥にも系統群はあるだろ。完璧に分離されてんの?ジビエの鳥料理なんて欧米の定番だよね
ちょっと前のネイチャー誌で、米国から中南米へ渡る鳥のある系群の
一部が、越冬地をメキシコ、コロンビアあたりから、カリブ海の
島へ変えたという論文を掲載していたね。
これは体組織の脂肪酸成分の分析でわかったことです。
もちろん殺さずに体の脂肪成分を採ったのですね。
別系群が成立したとして、保護管理基準もかえるわけです。
ジビエだと、欧州の複数のシギ系群が、やはり気候変動で渡りの
パターンを変化させているという精密な調査結果が出てますね。
もちろん非捕殺調査です。いくつくかの地方自治体では狩猟許可の
出てる鳥だけどね、系群管理はちゃんとやってます。
キジは猟友会が人工孵化、放鳥で増えた分だけ捕るという管理です。
鹿は…以下、先進国では日本国内よりはるかに精度の高い国際調査報告
が出てます。今年の名古屋の国際会議を注目してみてください。
>・これって調査した人が「元データー」を出さないとか言う、ものすごい怪しげな話だろ
韓国と日本の国内市場鯨肉でDNA分析をしているグループは毎年IWCに
報告を出していますが、日本代表は<「元データー」を出さないとか言う>
反論の仕方はしていないですね。
去年の会議では、はじめから日本国内に違法鯨肉が出回っている
という前提で調査しているのは受け入れ難いという、感情的な反発を
しています。これはディベートとしてマイナスですね。
ワシントン条約の国外持ち出し禁止条項で、日本国内でサンプルした
鯨肉DNAは、そのまま分析値である米国に持ち出せないですから、
「元データー」のDNAを複製してから持ち出してます。
<「元データー」を出さない>というのは事情を知らない人の言いがかり
です。みっともないからやめましょう。
>・いや、なんで数頭に限定せんといかんのか?
目的にとって統計的に有意なら数頭で十分です。
系群がはっきりしていて明らかに環境収容力Kを上回っている
北大西洋のズキンアザラシだと、捕殺して葉の年輪で年齢を
測定するという調査法に、ノルウェーで数十頭の捕獲許可が
出ています。
だけど、南極圏の鯨ではそうはゆかないですね。
>目視やバイオプシーよりも格段に優れた資料なんだから、そんな少数に限定する必要は無い。
格段というほど優れているわけではないです。
だいたい日本の調査捕鯨では、氷が浮いている海域に入ってるクジラや
南緯60度以南にはほとんど来ない若齢のナンキョク(クロ)ミンク
鯨のサンプル採れないし。統計資料として質が悪いです。
生物の進化から考えるとわかります。
もともと同一の系群から、環境に応じて別系群が派生してくるの
だから、発展途上の生物では系群の分離が「完璧」にはできないのは
当然です。だからそういう単純決定論じゃなく、確率論で管理する
というのがジャスティン・クックのRMP(改訂管理方式)の特徴です。
鳩山兄弟がこの分野は強いはずだ。
>・そうか?他の動物にも系統群はあるだろ。カンガルーの系統群を完璧に分離せず、オーストラリアが300万頭も駆除すると、何らかの系統群が絶滅しているかもよ。
たとえばハイイロカンガルーだとオーストラリア西部種と東部種を
はっきり区別してますよ。両方とも環境収容力Kを頻繁に超過している
ことがわかっているから、保全生物学的にはまったく問題が無いのです。
コアラだと、北部のサンプルと南部のサンプルでは遺伝子的に
かなりはっきりした違いがあるけれど、間をつなぐ個体群の遺伝子は
両者をゆるやかにつなぐように分布しているから、同一系群とも別系群
ともはっきり言えない状況です。実際には各州で、生息地を保護する
というやり方です。ユーカリの大きな森というのは、山火事の危険性が
高いのだけれどね。
>・鳥なんてもっと調べにくいだろうな。鳥にも系統群はあるだろ。完璧に分離されてんの?ジビエの鳥料理なんて欧米の定番だよね
ちょっと前のネイチャー誌で、米国から中南米へ渡る鳥のある系群の
一部が、越冬地をメキシコ、コロンビアあたりから、カリブ海の
島へ変えたという論文を掲載していたね。
これは体組織の脂肪酸成分の分析でわかったことです。
もちろん殺さずに体の脂肪成分を採ったのですね。
別系群が成立したとして、保護管理基準もかえるわけです。
ジビエだと、欧州の複数のシギ系群が、やはり気候変動で渡りの
パターンを変化させているという精密な調査結果が出てますね。
もちろん非捕殺調査です。いくつくかの地方自治体では狩猟許可の
出てる鳥だけどね、系群管理はちゃんとやってます。
キジは猟友会が人工孵化、放鳥で増えた分だけ捕るという管理です。
鹿は…以下、先進国では日本国内よりはるかに精度の高い国際調査報告
が出てます。今年の名古屋の国際会議を注目してみてください。
>・これって調査した人が「元データー」を出さないとか言う、ものすごい怪しげな話だろ
韓国と日本の国内市場鯨肉でDNA分析をしているグループは毎年IWCに
報告を出していますが、日本代表は<「元データー」を出さないとか言う>
反論の仕方はしていないですね。
去年の会議では、はじめから日本国内に違法鯨肉が出回っている
という前提で調査しているのは受け入れ難いという、感情的な反発を
しています。これはディベートとしてマイナスですね。
ワシントン条約の国外持ち出し禁止条項で、日本国内でサンプルした
鯨肉DNAは、そのまま分析値である米国に持ち出せないですから、
「元データー」のDNAを複製してから持ち出してます。
<「元データー」を出さない>というのは事情を知らない人の言いがかり
です。みっともないからやめましょう。
>・いや、なんで数頭に限定せんといかんのか?
目的にとって統計的に有意なら数頭で十分です。
系群がはっきりしていて明らかに環境収容力Kを上回っている
北大西洋のズキンアザラシだと、捕殺して葉の年輪で年齢を
測定するという調査法に、ノルウェーで数十頭の捕獲許可が
出ています。
だけど、南極圏の鯨ではそうはゆかないですね。
>目視やバイオプシーよりも格段に優れた資料なんだから、そんな少数に限定する必要は無い。
格段というほど優れているわけではないです。
だいたい日本の調査捕鯨では、氷が浮いている海域に入ってるクジラや
南緯60度以南にはほとんど来ない若齢のナンキョク(クロ)ミンク
鯨のサンプル採れないし。統計資料として質が悪いです。
これは メッセージ 42698 (sanba_3_sanba さん)への返信です.
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