Re: やはり教条主義者には無理かな
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/02/26 08:32 投稿番号: [42513 / 62227]
>SWG4.pdfの資料には
DRAFT NOT AGREED
とデカデカと書いてある。
そう、去年まではホガースが全部密室でやってて緘口令を敷いて
いたけれど、今年からは事前に未定原案まで出しちゃうというのが
特徴だね。
それから、原住民生存捕鯨と商業捕鯨、調査捕鯨一切区別しなくなった
という解釈があるようだけど、これは私は疑問だね。
今までの「原住民生存捕鯨」を「生来的あるいは固有の生存捕鯨」と
呼びかえるという記述はあったけれど、生存捕鯨と商業捕鯨を
一緒にする、同じ捕獲枠算定法基準にするとは書いてない。
現在でも「原住民生存捕鯨」の算定法は商業捕鯨用のRMPに
限りなく近いけれどね。
むしろ「原住民」という人種的、民族的表現を嫌ったんじゃないか
という気がするけどね。
たとえば現在世界でマッコウクジラを捕っているのはIWC非加盟国の
インドネシアの特定の島だけだけれど、実際に鯨捕ってる漁師は、
わりに近い過去に他の島から移り住んできた漁師らしい。これは
厳密な意味では原住民ではないし、そもそも原住民というのは
現代国際法ではあまり良くない差別化表現だろう(アラスカの
州憲法も、イヌイットを特別扱いすることを禁じている)。
いずれにしてもこの原案は、インドネシアのマッコウ漁にも
法の網をかぶせる可能性を意図してマッコウクジラの枠を作った
のだと思う。中身は空のTBDだけどね。
とにかく現在世界で捕獲されているものは全部列挙する、というのが
この原案のポジティビズム(実証主義)だろう。それをどう扱うか
というのは、これからの問題だ。
ジャスティン・クックを中心に作業が進められている、温暖化−>
オキアミ減少の鯨類ストックへの影響をRMPの項目として明示的に
導入するという作業ももうすぐ完成するだろうし、ポーリー、
クリステンセン&ウォルタースの生態系マトリックス(エコパスwith
エコシム)による補完というのも、あと数年でかなり具体化
するはずだ。
これは メッセージ 42509 (monnkuii5gou さん)への返信です.
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