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Re: 鯨類ストックの非致死調:費用比較

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/02/22 09:42 投稿番号: [42353 / 62227]
>そこで書いてるのは先ごろオーストラリアがやった殺さない調査のことですよね?
>肝心なのはその調査が商業捕鯨の役に立つんですか?ということ。

抽象的に言うと、船舶、騒音、環境事故、気象変動のネガティブ
な影響からの鯨類ストック(系群)を保護するのにも
役立つし、商業捕鯨の捕獲枠確保拡大のための鯨類ストック
(資源|系群)の計算にも役に立つと言えます。

問題は、それぞれどの程度に?
という確率論的推計の程度の違いです。

役に立つけど、おろそかにしている他の懸案要因と比べると、
その役立ち方は微々たるもの、という事態が鯨問題だけじゃなく、
世界のいたるところにころがってます(致命的なのは系群構造の
不明確、分離捕獲不可能性)。

>年齢ピラミッドのような情報や繁殖能力、繁殖に関わる部分の病気、
>などは殺さない調査でわかるのかな?と思うんですが。

形式的に言うと、【年齢ピラミッドのような情報】は捕鯨可能頭数の
計算に不必要です。

理論的には生息数動態の不確実性の幅を狭め、生息数動態
シミュレイションの危険水域を低減させるから、商業捕鯨の捕獲
可能頭数を増大させるとは言えます。

あくまでも理論的、定性的なこととしてね。

だけどそもそも生息数の基本枠組みであるストック(系群)の
構造がはっきりしないのだから、この理論的「役立ち」は
商業捕鯨にとって、定量的にはほとんど無意味です。

現在の水産庁、黥研のやりかたは、系群構造を明らかに
しようという研究設計になっていません。

南極全周を調査するIWCのSOWER(Southern Ocean
Whale and Ecosystem Research Programme)
に派遣する船の数を増やした方が何倍かましです。

【繁殖能力】自体は以前ここで紹介したピーター・ベスト
(南ア)の研究成果が基本ですね。

ナンキョク<クロ>ミンククジラの雌はほとんど常に妊娠している。
ただし妊娠出産サイクルと、夏冬の繁殖地|餌場の南北移動
という季節サイクルにズレが生じてくるために、何年かに一度
休止があるというものでした。

商業捕鯨捕獲枠算出のための改訂管理方式(RMP)だと、
こういう基本要因はデフォルト値で扱うようになっています。

だけどこういう生理学的基本構造が変動してしまうという
状況というのは、現実の世界ではもうたいへんな事に
なってるわけで、人工的増殖が不可能な動物だったら
即採集禁止、接近禁止でしょう。
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