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Re: “反捕鯨御用学者”

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/10/15 09:08 投稿番号: [38787 / 62227]
>非商業的原住民生存捕鯨が国際連盟捕鯨規制協定でどう管理されてたか、
>是非教えてくれ(笑)

セミクジラ、ホッキョククジラ類、商業捕鯨では世界中全面禁止だけど、
原住民生存捕鯨は一切規制無し、というのが1930年代の二分法だ。

当時はまだ「反捕鯨御用学者」も「クジラさんカワイソー」の市民団体
もいなかっただろうね。国際連盟の経済委員会での議論と決議だから、
純粋に資源管理の国際化を当然と考えただけだろう。

「公海の自由」&「無主物の所有権は発見者に」&「国家主権の至上性」
という19世紀までの国際法常識から、「国際公共物の国際管理」&
「国家主権の一部国際機関への委譲」という20世紀型国際関係への
移行の一例だね。

>>生態学的
>そりゃ1930年代は違うだろうな。でも持続的資源利用になってからは
>生態学的違いはねえよ。

アラスカやロシアのエスキモーが、オストロムの言うような集落的合理性で
自らを生態系の中に埋め込んでいたというのは、1930年代の国際連盟の
インテリたちも直観的に理解していたのだろうね。だから無規制でダイジョブ
だろうということにしたのでしょう。

ところがフランス、スペインバスク人たちが生態系に対立し、自分たちの
近海のセミクジラを壊滅させてとうとう大西洋を渡り、ニューファウンド
ランドを「発見」してしまったというのも、あっちのほうじゃあみんな
知ってる事だ。

「生態系」というのは、態の字が入ってるぐらいで、態度の問題なんだな。
「持続的利用」世界議員連盟会長とか言いながら、国有林を木材会社に
売り払い、州立公園を住宅商用地に転換してサブプライムローンでマイ
ホーム建てさせたリチャード・ポンボ元下院議員(共和党)みたいのが
吹聴する「持続的資源利用」の態度と、イヌイットの「持続的資源利用」
じゃあ、態度が全然違うってのは誰でもわかるわなあ。

オストロムの仕事についてもうちょっと日本でも紹介が進めば。ここの
ところ、NHK教育で8月に意識的に誤摩化してたというのがわかる
はずだ。

>>および経済・経営学的メカニズムが違うのだからダブスタでも何でもないんだけどね。
>それは科学じゃなくて御用の違い。経済・経営学的メカニズムじゃなくて政治の産物。
>じゃないとザトウが拒否されたりはしねえよ(笑)

「経済・経営学的メカニズム」というと、たとえば江戸時代の大村藩で、
藩財政を改善するために、もともと自藩にあった小規模で効率の悪い
捕鯨組を無視して、わざわざ他藩から大規模捕鯨組を誘致したなんて
のが、初期の商業主義の事例だな。こういうことをやると、100年後の
資源量なんてことは、誰も考えなくなる。

零細鯨組は後の科学で見て合理的なことをやってたんだけど、藩の
御用政策立案者が持続不能だし、持続させる必要も無いヤリ逃げ
商業主義を持ち込んだんだね。

商業主義というのは、別に一つの業種に未来永劫固執してるという必要
はないからね。株主総会もそんなこと要求してないし。家電製品とか
自動車みたいな鉄とプラスチックで作ってるものは、素材原料が
地表近くで枯渇したら、深層部の資源をわざわざ掘らずに別の素材に
切り替えるから、致命的な自然資源壊滅には繋がらないけど、
常に必ず人間の手の届くところにいる屋久杉や鯨や珊瑚やウミガメ
では、これはやってはいけないことなんだよ。

去年と今年、グリーンランドのザトウクジラ捕獲要求が拒否された
というのは、ザトウクジラが特にホエールウォッチングで人気がある
という要因も少しはあるだろうけど、グリーンランドのほうが
アラスカやロシアより商業主義の色合いが強いというのが難点だね。

既に捕ってるミンクとナガスだけじゃあ、不漁の時に効率が悪いから
ザトウも捕りたいと、「効率」を口にしてしまったのが致命的だったね。

決して全体的に反商業主義というわけじゃあないんだけど、アメリカ
や日本のように、簡単にネオコンの市場経済万能主義がはびこるほど
アホではないという、ヨーロッパの経済感覚にこの「効率」志向が
抵触してしまったのだと私は思いますよ。
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