Re: 欧州共同体の水産補助
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/10/09 07:02 投稿番号: [38584 / 62227]
>>水産土木の非常に少ない欧州の水産補助金、EU基金+各国補助の一覧です。
>そりゃそーだろ、入ってねーもん(笑)
>所謂漁港建設土木の費用は、欧州地域開発基金の方に割りふられてる。
欧州地域開発基金というのは欧州共同体全体の地域間格差を是正する
EU連合の政策手段だからインフラストラクチャーへの投資も当然
入ってくる。
だけど「漁港建設土木の費用」はここでは請求できない。
水産土木は必ず2006年までだったら「水産ガイドライン財政手段
(FIFG)」、2007年以降だったら「欧州水産基金(EFF) 」の
枠で請求する事になってる。
そうじゃないと、地域間格差是正理由で漁港を整備した自治体と、
地域として所得水準が高いために格差是正港湾土木が「欧州地域
開発基金」枠では請求できない自治体の間で、漁業効率に新たな
格差が生まれてしまうからね。そうなると水産政策としての
整合性がとれなくなる。
欧州地域開発基金で、低所得地域の漁港周りのインフラ整備をすると
したら都市部との交通利便化でしょうね。極力漁獲能力の増強は
排除するようにしている。野生魚の捕獲はもう上限を突破している
というのが常識だから。
>もちろん、日本の漁港建設土木公共事業は欧州に比べ突出して多い。
>でもそれ、漁業に限った話じゃないけどな。
国道級の農道とか?
EUより税率低いのに、農業も水産も日本のほうが補助率高いね。
勝川さんが 2006-09-26 (火)に書いた「漁業国益論 | 研究」で、
|現在の水産業は税金に依存している。
|例えば、18年度一般会計予算を見てみよう。
|水産庁の予算は約1800億円で、漁業の生産額の12%を占める。
と書いてたので、私も手元の数字でやってみたら
「1903億/15 757億 = 12%」となってぴったり合った。
こういう計算て人によってずいぶん数字が違うのだけどね。
ついでに日本の農林補助金の生産額に対する比率を計算したら28%
になった。
EUのほうの農林補助金は2007年の農業生産額3558億ユーロに
対して500億ユーロの補助金で約14%、水産が5.7億の補助金
に対して69億ユーロの生産額で8.2%だ。
どっちにしても、ヨーロッパではもう補助金を付けて生産高を上げる
という発想はやってないんだけどね、基本的に環境保全型への転換に
対して奨励金を出すという考え方だ。この転換が一巡したら補助金
自体を徐々に削減してゆくということがすでに公言されている。
それに対して地域間格差を是正しようという「欧州地域開発基金」
は拡大する。これはわりと地方を重視する民主党路線と近いかもね。
「欧州地域開発基金」のオンライン広報誌inforegio | panorama |
の23号で海洋政策、30号でバルト海周辺国際地域政策を
特集してるので、読み比べてみると面白いと思う。
絶対に漁民が漁業権を手放して建設労働者になり、束の間の
現金収入を得るなんてことにはなってない。
>そりゃそーだろ、入ってねーもん(笑)
>所謂漁港建設土木の費用は、欧州地域開発基金の方に割りふられてる。
欧州地域開発基金というのは欧州共同体全体の地域間格差を是正する
EU連合の政策手段だからインフラストラクチャーへの投資も当然
入ってくる。
だけど「漁港建設土木の費用」はここでは請求できない。
水産土木は必ず2006年までだったら「水産ガイドライン財政手段
(FIFG)」、2007年以降だったら「欧州水産基金(EFF) 」の
枠で請求する事になってる。
そうじゃないと、地域間格差是正理由で漁港を整備した自治体と、
地域として所得水準が高いために格差是正港湾土木が「欧州地域
開発基金」枠では請求できない自治体の間で、漁業効率に新たな
格差が生まれてしまうからね。そうなると水産政策としての
整合性がとれなくなる。
欧州地域開発基金で、低所得地域の漁港周りのインフラ整備をすると
したら都市部との交通利便化でしょうね。極力漁獲能力の増強は
排除するようにしている。野生魚の捕獲はもう上限を突破している
というのが常識だから。
>もちろん、日本の漁港建設土木公共事業は欧州に比べ突出して多い。
>でもそれ、漁業に限った話じゃないけどな。
国道級の農道とか?
EUより税率低いのに、農業も水産も日本のほうが補助率高いね。
勝川さんが 2006-09-26 (火)に書いた「漁業国益論 | 研究」で、
|現在の水産業は税金に依存している。
|例えば、18年度一般会計予算を見てみよう。
|水産庁の予算は約1800億円で、漁業の生産額の12%を占める。
と書いてたので、私も手元の数字でやってみたら
「1903億/15 757億 = 12%」となってぴったり合った。
こういう計算て人によってずいぶん数字が違うのだけどね。
ついでに日本の農林補助金の生産額に対する比率を計算したら28%
になった。
EUのほうの農林補助金は2007年の農業生産額3558億ユーロに
対して500億ユーロの補助金で約14%、水産が5.7億の補助金
に対して69億ユーロの生産額で8.2%だ。
どっちにしても、ヨーロッパではもう補助金を付けて生産高を上げる
という発想はやってないんだけどね、基本的に環境保全型への転換に
対して奨励金を出すという考え方だ。この転換が一巡したら補助金
自体を徐々に削減してゆくということがすでに公言されている。
それに対して地域間格差を是正しようという「欧州地域開発基金」
は拡大する。これはわりと地方を重視する民主党路線と近いかもね。
「欧州地域開発基金」のオンライン広報誌inforegio | panorama |
の23号で海洋政策、30号でバルト海周辺国際地域政策を
特集してるので、読み比べてみると面白いと思う。
絶対に漁民が漁業権を手放して建設労働者になり、束の間の
現金収入を得るなんてことにはなってない。
これは メッセージ 38561 (monnkuii5gou さん)への返信です.
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