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Re: 水産庁の情報操作/日本の信用

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/22 06:32 投稿番号: [38145 / 62227]
>その査読のことを説明しているといっている論文が、
>査読されてないじゃないか

わざと頭が悪いフリをしているのか、ほんとうに頭が悪いのか
よくわからない人とはあまり議論をしたくないのですが、
2年前の世界9月号で増田さんが言っているようなことは、
もう30年も50年も前に科学論や科学史の査読論文で議論された
ことで、最近の査読論文ではああいうわかりやすい概括的な
形ではもう記述されないです。
http://macroscope.world.coocan.jp/ja/reading/index_science.html
このあたりいくつか読むとよくわかると思います。
扱われている単行本もほとんど査読論文ではないですが、
実際に手に取って論拠を見ると著者自身あるいは他人の
査読論文が示されていたり、単行本がその後の査読論文で
肯定的に引用される事によって、その意義と限界の共通認識
を含めた査読済みの効果が成立していることがわかると
思います。(田村・大隅「鯨食害論」は最近いくつかの
査読論文に引用されていますが、否定的に引用されて
いるので事後的査読効果にはなっていません)


査読論文制度といっても、時代とともにいろいろ新しい
問題が出てくるので、個別的なテーマだと査読論文に
関するさまざまな問題がそれ自体査読論文として発表
されます(ソーカルの意図的偽装論文とその種明かし
もその一例です)。

たとえば数ヶ月前のサイエンス誌だと、オリジナル論文が
査読論文として出る前の剽窃だとか抜け駆けの問題が
テーマになってましたね。

月刊「世界」の今年の6月号で、日本の経済学ではそういう
ことがかつて平気で行われていたという発言を見て愕然と
しました。

近頃有名になった1970年代末の竹中平蔵氏の plagiarize (剽窃)
問題にも触れてます。

発言者がかつて国際計量経済学会の会長だった人で、ノーベル賞
学者ケネス・アローの友人だから、普通の人ならたいてい
発言内容を信用するでしょう。(世界2009年6月号、36−49頁)

こういうことは経済学の査読論文に書く事じゃないですけど。
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