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大西洋クロマグロ問題

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/11 08:08 投稿番号: [37834 / 62227]
昨日のCNNとユーロニュースで大西洋クロマグロ問題をやってましたね。
ユーロニュースのほうは既に先月から言われていた国際取引禁止=CITES
(ワシントン条約)付属書1へのリスト記載モナコ提案について、とりあえず
EU委員会としては暫定的に支持する、来年3月のCITES採決に
向けた最終決定は9月21日の審議会か11月に出る最新科学データ
をもとに決定するという発表だな。これはマルタとイタリアの
反対がまだあり得るという含みですね。

水産庁は早々と8月10日に「絶滅のレベルにはない。附属書Ⅰへの掲載は
妥当性がない」とモナコ案に反対表明し、石破茂農水相は8月25日の
記者会見で、「関係国に必要な働き掛けを行う」と言ってますね。

EUで付属書1リスト記載の基準としてるのは、本当に生物的に絶滅しそうだ
という「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」の
文字通り愚直な解釈じゃないので、日本側みたいに単に「絶滅のレベルにはない」
といったところで話が噛み合ないのだけどね。

この程度の「科学的根拠」でこの間ODAや大日本水産会、海外漁業
協力財団 (OFCF)、国際協力事業団(JICA)の活動によって培ってきた
大量のカリブ海、太平洋島嶼国やアフリカの低所得国をCITES総会に
大量に動員して票決に臨むから、まともな水産学者や水産官僚、環境保護
団体から嫌われるんだね。

水産資源管理論には「商業的絶滅」という概念があって、乱獲の結果
魚がうんと減って増殖率自体が落ち込み、当分合理的な漁業可能水準
まで回復しないとなると、言葉としては不適切だけれど「絶滅のおそれ
のある野生動植物の種」に分類されるのですよ。Depleteのことね。

今回の場合は単にそれだけじゃなく、ちゃんと捕獲共通ルールがあるのに
違法漁獲があとを断たないとか、すでに低水準になってるEUの捕獲枠に
対して暇な漁船が多すぎるから、シーズン開始2日で枠が捕り尽くされる
とか、そういう問題なんだけどね。

こういう極端に規則破りの起りやすい状態だと、ワシントン条約での
取引禁止みたいな、強い取締のできる手段を可能にしておかなければ
数十年とか数百年にわたって大西洋クロマグロが本来の数量の10%以下
で固定化してしまうという問題です。

「絶滅のレベルにはない」というとぼけた理由で「関係国に必要な
働き掛けを行う」とか言ってるのは、戦後の先進国で最低能
だったと言われてるブッシュ政権の時代を彷彿とさせますね。
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