Re: SOWERへの船の貸し出しを打ち切る
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/07/15 06:47 投稿番号: [36258 / 62227]
>「水産研究総合センター 遠洋水産研究所 外洋資源部 鯨類管理研究室」が
>「第二昭南丸」(所属:共同船舶株式会社)で
>日本周辺の鯨類「目視調査」をやっているのですから
>なにをいまさらって感じですかな。
>「委託費」(もちろん原資は税金である)をもらってるので
>その分使わにゃあ損損ってことでの辻褄合わせって感じですかな・・。
このSOWERへの船の貸し出しを打ち切りというの、今年のIWC科学委員会
レポート(メインレポートとSOWERに関する第7レポート)をよく見ると
水産庁は非常に狡猾なネゴシエイションをやってますね。
体裁よく言うと「折り紙で作った騙し船で誤摩化してる」だし、意地悪く
表現すると、「泥舟に乗ったスネ夫君の居直り」、賞賛表現だと「現在の
政権党にソックリ」かな。
今年3月の日本の国家予算確定までは調査捕鯨費用とは別枠で、IWCへの
国際貢献のために船舶派遣費用3―4億円ほどが必要ですと、財務省向けの
項目を作っておいて、予算が通ってしまうと5−6月のIWC科学委員会/
総会で、IWCが到底呑めないような派船計画を出して向こうから断らせる
という作戦ですな。こういうのを日本の一流大学出た官僚が一生懸命
考えているという図はとてもミジメだと思う。
IWCが呑めない条件というのは、去年までIWCにずっと派遣してた第2
昭南丸が、協同船舶所属だからオーストラリアに寄港できないのはしょうが
ないとしても、曲りなりにもバリ島には寄港できるのにこれは出さず、
バリ島にもどこにも寄港できない水産庁所属(?)の開洋丸という、
おそろしく使い勝手の悪い船を出すと言い出したことですね。
IWCメインレポートから当該部分を訳出しときます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SCRepFiles2009/SCReport%20-%20Final.pdf
Report of the Scientific Committee
This Report is CONFIDENTIAL until 10.00am on Monday 22nd June
International Whaling Commission, Madeira, 2009
10.8.4 2009/10年調査航海と短期目標に関する勧告/推奨
10.8.4.1 2009/10年SOWER調査航海
船舶の利用可能性が変化したため、日本政府はこれまでの調査に
使用されていた第2昭南丸のかわりに、全長61.9mの開洋丸(860トン)
をオファーした。
この船は2006/7年以来JARPA IIプログラムで目視専用船として
従事してきたが国際港に入港する許可証を有してはいない(緊急の
場合を除く)。
開洋丸は80日間利用可能で、日本を2009年12月17日に出発し、
2010年3月6日に日本へ帰航することにより、約30日間の南極海
調査が可能となる。
いくつかの可能性を議論した後、科学委員会は第一優先順位として
以下のように勧告した。
IWC/SOWERの2009/10年調査航海はオーストラリアが計画している
航空調査の利点を取り入れ、これと協調してミンククジラ分布の
海氷との関係調査というIWCの調査課題を継続すべきである。
科学委員会はまた、もしこのことがロジスティックの要因で実行
不可能になる場合、別の計画で第IV海域からザトウクジラの
バイオプシーサンプルと写真照合用映像をとり、南極海摂食海域
でのD繁殖系群とE繁殖系群の混在度解明の補助をするという計画を
実行することを勧告、推奨した。
これは現在進行中の南半球ザトウクジラ包括調査へ直接貢献する
ことになるだろう。可能性として挙げられた二つの調査海域は
潜在的な混合海域であるか、以前の航海でサンプルカバレッジの
少ない海域である(東経60−110°および東経130−150°)。
この選択は(9月の)計画会合でなされるものとし、そこでは利用
可能な写真およびサンプルの分布に関するすべての利用可能データと、
船舶のロジスティックが考察される。
科学委員会は2009/10年クルーズの最終計画を2009年9月16−18日
に行われる東京計画会議(招集者加藤)で完成するよう勧告した。
SOWER運営グループは加藤(招集者)、バニスター、ベスト、
ブラヴィントン、ブラウネル、ドノバン、エンソア、ゲイルズ、
ヘドレイ、ケリー、松岡で構成される。
====以上、科学委員会レポート54−55頁========
次に、このマジックに至る昨年9月、東京でのIWC/SOWER計画会合の
記録を、マデイラで公表された科学委員会第7レポートから見ておきましょう。
(次項に続く)
>「第二昭南丸」(所属:共同船舶株式会社)で
>日本周辺の鯨類「目視調査」をやっているのですから
>なにをいまさらって感じですかな。
>「委託費」(もちろん原資は税金である)をもらってるので
>その分使わにゃあ損損ってことでの辻褄合わせって感じですかな・・。
このSOWERへの船の貸し出しを打ち切りというの、今年のIWC科学委員会
レポート(メインレポートとSOWERに関する第7レポート)をよく見ると
水産庁は非常に狡猾なネゴシエイションをやってますね。
体裁よく言うと「折り紙で作った騙し船で誤摩化してる」だし、意地悪く
表現すると、「泥舟に乗ったスネ夫君の居直り」、賞賛表現だと「現在の
政権党にソックリ」かな。
今年3月の日本の国家予算確定までは調査捕鯨費用とは別枠で、IWCへの
国際貢献のために船舶派遣費用3―4億円ほどが必要ですと、財務省向けの
項目を作っておいて、予算が通ってしまうと5−6月のIWC科学委員会/
総会で、IWCが到底呑めないような派船計画を出して向こうから断らせる
という作戦ですな。こういうのを日本の一流大学出た官僚が一生懸命
考えているという図はとてもミジメだと思う。
IWCが呑めない条件というのは、去年までIWCにずっと派遣してた第2
昭南丸が、協同船舶所属だからオーストラリアに寄港できないのはしょうが
ないとしても、曲りなりにもバリ島には寄港できるのにこれは出さず、
バリ島にもどこにも寄港できない水産庁所属(?)の開洋丸という、
おそろしく使い勝手の悪い船を出すと言い出したことですね。
IWCメインレポートから当該部分を訳出しときます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SCRepFiles2009/SCReport%20-%20Final.pdf
Report of the Scientific Committee
This Report is CONFIDENTIAL until 10.00am on Monday 22nd June
International Whaling Commission, Madeira, 2009
10.8.4 2009/10年調査航海と短期目標に関する勧告/推奨
10.8.4.1 2009/10年SOWER調査航海
船舶の利用可能性が変化したため、日本政府はこれまでの調査に
使用されていた第2昭南丸のかわりに、全長61.9mの開洋丸(860トン)
をオファーした。
この船は2006/7年以来JARPA IIプログラムで目視専用船として
従事してきたが国際港に入港する許可証を有してはいない(緊急の
場合を除く)。
開洋丸は80日間利用可能で、日本を2009年12月17日に出発し、
2010年3月6日に日本へ帰航することにより、約30日間の南極海
調査が可能となる。
いくつかの可能性を議論した後、科学委員会は第一優先順位として
以下のように勧告した。
IWC/SOWERの2009/10年調査航海はオーストラリアが計画している
航空調査の利点を取り入れ、これと協調してミンククジラ分布の
海氷との関係調査というIWCの調査課題を継続すべきである。
科学委員会はまた、もしこのことがロジスティックの要因で実行
不可能になる場合、別の計画で第IV海域からザトウクジラの
バイオプシーサンプルと写真照合用映像をとり、南極海摂食海域
でのD繁殖系群とE繁殖系群の混在度解明の補助をするという計画を
実行することを勧告、推奨した。
これは現在進行中の南半球ザトウクジラ包括調査へ直接貢献する
ことになるだろう。可能性として挙げられた二つの調査海域は
潜在的な混合海域であるか、以前の航海でサンプルカバレッジの
少ない海域である(東経60−110°および東経130−150°)。
この選択は(9月の)計画会合でなされるものとし、そこでは利用
可能な写真およびサンプルの分布に関するすべての利用可能データと、
船舶のロジスティックが考察される。
科学委員会は2009/10年クルーズの最終計画を2009年9月16−18日
に行われる東京計画会議(招集者加藤)で完成するよう勧告した。
SOWER運営グループは加藤(招集者)、バニスター、ベスト、
ブラヴィントン、ブラウネル、ドノバン、エンソア、ゲイルズ、
ヘドレイ、ケリー、松岡で構成される。
====以上、科学委員会レポート54−55頁========
次に、このマジックに至る昨年9月、東京でのIWC/SOWER計画会合の
記録を、マデイラで公表された科学委員会第7レポートから見ておきましょう。
(次項に続く)
これは メッセージ 36235 (r13812 さん)への返信です.
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