Re: 無意味かつインチキ調査捕鯨が終了なり
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/06/07 22:04 投稿番号: [35678 / 62227]
さていよいよ7年前に日本側が「このまま鯨をほっておくとサバが絶滅する
可能性がある」というトンデモ発表をするのに使ったので有名になった
エコパスwithエコシム・モデルの、日本的解釈最新版について、IWC専門家
パネルの見解表明です。
サイエンス誌の2月13日号で、当のエコパスwithエコシム開発者たち自身が、
日本の生態系モデルの使い方は出鱈目で汚すぎると指摘しているのですが、
これが公的な国際会議の場ではっきりとする場面です。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC61docs/SC-61-Rep1.pdf
===9頁、図は10頁=======
SC/J09/JR21(森ほか)のエコパス/エコシム・アプローチに関して、
パネルは以下のように_合意した_。
まず最初にエコパス/エコシム分析のエコパス部分を改善することに集中
するのが重要である。これは次のステップとして、(エコパスのような)
静態モデルから、エコシムのような動態的モデルへと、モデル化努力を
拡大する以前におこなわれるべきである。
他の海域で開発されたエコパス・モデルに注意を払って、エコパス分析に
入れた生物種を見直すべきである。
特にゼラチン質動物性プランクトンを含めることを考慮すべきである。
更に、このエコパス分析のパラメータ値を他のエコパス分析のパラメータ
値と比較すべきである。この場合、主要な不一致のすべての事例に注目
を向けるべきである。
いくつかの診断プロット(たとえば下記Fig. 1)を精査すると、提出されて
いるエコパスの結果では、いくつかのパラメータ値に再考察を加える必要
のあることが示されている。たとえば各生物種の生物量(対数表示)が
通常のような急速な低下を示していない。おそらく一次生産が過小評価
されているのだろうということが示唆される。
(*普通だと右の栄養段階低位生物から左の高次生物にかけて、生物総量
が左肩下がりになりますね。ケミジンコ等プランクトンの総量よりも、
ハクジラ類のような上位の捕食者が全重量で見て圧倒的に少ないという、
あたりまえの話だけど。Fig. 1. Example of a simple diagnostic plot)
多くの生物種では、システム内部で消費される生産量の割合(栄養段階
効率、EE)は非現実的なほどに上限値1に近い。
(**ここはほんとうはかなり長い説明を要する部分なのだけれど、
プランクトンでも、イワシでも、そのたとえば年間増分のほとんどが
生態系内あるいはグループ内で消費されていると、とりあえず大まかに
そう理解しておいてかまわないです。いずれにしても、世界のいろいろな
ところでのエコパス・モデルとかなり違うのが目立つという点に注意。)
いくつかの生物種でP/C比率(ある生物種の餌消費量に対する生産量比率)
が非現実的に高い。
以上で指摘した諸点が示すことは、このエコパス・モデルを再編、再バラ
ンス化する必要があるということである。
そのために別のアプローチを考慮すべきである。
たとえば他の海域から導き出されたパラメータ値を使うのではなく、
いくつかの関係に制限を与えること(たとえばP/C<0.6)が総体としての
結果を改善することになるだろう。
さらに、分析はモデル・インプットに連係する不確実性を完全に計算に
入れるのでなければならない。たとえばエコレンジャーを用いること
に関してである。(原注: http://www.fishbase.org/ecopath/ecorange.htm)
最後にパネルはSC/J09/JR22のアプローチがもっとも準備段階的なものであると記した。
最小限現実性モデルアプローチは更に作業を進めるよう激励される。
これらのモデルを時系列データにフィットさせることに特に焦点を
与えるべきだ。
===================
(この最後のSC/J09/JR22というのは、何度もダウンロードしたのだけれど、
パスワードがかかっていて開けられません。従って私はノーコメント。)
可能性がある」というトンデモ発表をするのに使ったので有名になった
エコパスwithエコシム・モデルの、日本的解釈最新版について、IWC専門家
パネルの見解表明です。
サイエンス誌の2月13日号で、当のエコパスwithエコシム開発者たち自身が、
日本の生態系モデルの使い方は出鱈目で汚すぎると指摘しているのですが、
これが公的な国際会議の場ではっきりとする場面です。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC61docs/SC-61-Rep1.pdf
===9頁、図は10頁=======
SC/J09/JR21(森ほか)のエコパス/エコシム・アプローチに関して、
パネルは以下のように_合意した_。
まず最初にエコパス/エコシム分析のエコパス部分を改善することに集中
するのが重要である。これは次のステップとして、(エコパスのような)
静態モデルから、エコシムのような動態的モデルへと、モデル化努力を
拡大する以前におこなわれるべきである。
他の海域で開発されたエコパス・モデルに注意を払って、エコパス分析に
入れた生物種を見直すべきである。
特にゼラチン質動物性プランクトンを含めることを考慮すべきである。
更に、このエコパス分析のパラメータ値を他のエコパス分析のパラメータ
値と比較すべきである。この場合、主要な不一致のすべての事例に注目
を向けるべきである。
いくつかの診断プロット(たとえば下記Fig. 1)を精査すると、提出されて
いるエコパスの結果では、いくつかのパラメータ値に再考察を加える必要
のあることが示されている。たとえば各生物種の生物量(対数表示)が
通常のような急速な低下を示していない。おそらく一次生産が過小評価
されているのだろうということが示唆される。
(*普通だと右の栄養段階低位生物から左の高次生物にかけて、生物総量
が左肩下がりになりますね。ケミジンコ等プランクトンの総量よりも、
ハクジラ類のような上位の捕食者が全重量で見て圧倒的に少ないという、
あたりまえの話だけど。Fig. 1. Example of a simple diagnostic plot)
多くの生物種では、システム内部で消費される生産量の割合(栄養段階
効率、EE)は非現実的なほどに上限値1に近い。
(**ここはほんとうはかなり長い説明を要する部分なのだけれど、
プランクトンでも、イワシでも、そのたとえば年間増分のほとんどが
生態系内あるいはグループ内で消費されていると、とりあえず大まかに
そう理解しておいてかまわないです。いずれにしても、世界のいろいろな
ところでのエコパス・モデルとかなり違うのが目立つという点に注意。)
いくつかの生物種でP/C比率(ある生物種の餌消費量に対する生産量比率)
が非現実的に高い。
以上で指摘した諸点が示すことは、このエコパス・モデルを再編、再バラ
ンス化する必要があるということである。
そのために別のアプローチを考慮すべきである。
たとえば他の海域から導き出されたパラメータ値を使うのではなく、
いくつかの関係に制限を与えること(たとえばP/C<0.6)が総体としての
結果を改善することになるだろう。
さらに、分析はモデル・インプットに連係する不確実性を完全に計算に
入れるのでなければならない。たとえばエコレンジャーを用いること
に関してである。(原注: http://www.fishbase.org/ecopath/ecorange.htm)
最後にパネルはSC/J09/JR22のアプローチがもっとも準備段階的なものであると記した。
最小限現実性モデルアプローチは更に作業を進めるよう激励される。
これらのモデルを時系列データにフィットさせることに特に焦点を
与えるべきだ。
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(この最後のSC/J09/JR22というのは、何度もダウンロードしたのだけれど、
パスワードがかかっていて開けられません。従って私はノーコメント。)
これは メッセージ 35665 (aplzsia さん)への返信です.
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