Re: 「産経」「水研」「水産庁」
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/06/05 09:40 投稿番号: [35589 / 62227]
捕鯨ディベートが好きな自民党最大派閥の領袖が牧場のオーナーなのだから、
水産庁捕鯨派が表立って「鯨vs.牛」のクリーン度比較をやることは
これ以上ないだろうけれど、「民間」では理解力の無いフリをしたディベート
好きの人たちや、ほんとうに理解力の無い人々がこういう無責任な風評を
ふりまくでしょうね。
ノルウェーの捕鯨派団体が牛肉生産1kgあたりの温暖化ガス排出量15.8kg
としているのに対し、
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-30627220080304
日本の独自の「研究」だと36.4kgというのがすごいですね。
特に豚や鶏ではなく、牛を攻撃対象にする人たちは、牛が反芻動物で、
温室効果が二酸化炭素より強いメタンを他の動物より多く発生させるという
ことを知っていてやってるわけだから、当然このメタンの加重計算をやって
ますね。
もうすこし詳しく見てみないとわからないけれど、この計算法の違いかも
しれません。
他方、鯨に関しては鯨自身が発生させる温室効果ガスの量はまったく無視
されてます。少なくとも自然科学的には牛、鯨両者の生物的排出量と、
加工、輸送に必要な産業的排出量を同じベースで計算して比較しないと
数値しとてはひどく不均衡なものが出てきますね。
水研で鯨資源にかかわってる人は鯨の前胃が反芻動物と系統的にも
同じ構造をしているということを知っていなきゃいけないです。
鯨のメタン発生量を定量的に研究したというレポートは見たことないけど、
少なくとも体重比率で最低限、鶏や豚と同程度、より可能性が大きいのは
牛並の排出量に近づく方向にある、ということは言えるでしょうね。
捕鯨船の燃料だけ計算して、鯨が生物として発生させるメタンの量を計算
からはずす、というのは鯨を牛に対して不当に「クリーン」に見せて
いることになります。
鯨は天然の動物で牛は人間が人為的に育てたのだから、牛のメタンは
人工起源、鯨のは自然起源、従って牛のは算入、鯨のは除外でいい、
という言い訳は考えられますが、これは以下の2点で欠陥をもった議論だな。
第一に、牛や豚を殺してもいいのに、鯨だけなんでいけないんだという、
森下丈二氏も一部理解を示している捕鯨派世論のおおかたの理屈と整合しない。
第二に、鯨にも資源管理論を適用し、生物的な最大持続生産量(MSY)を
鯨が発揮するよう、そういう生息数水準に誘導しようとすると、ここで
マキジマムに成長する鯨の増分は人為の産物になります。従って少なくとも
この部分の生産にかかわる生物的温暖化ガス量は計算に入れなければ
不当表示になるね。
ゆえに、水産庁、水研は単に自民党牧場オーナーへの気兼ねからだけでは
なく、この計算が理論的にも姑息な誤りを犯しているということをはっきり
させた上で否認すべきでしょうね。民主党政権下で生き延びようと思うなら。
水産庁捕鯨派が表立って「鯨vs.牛」のクリーン度比較をやることは
これ以上ないだろうけれど、「民間」では理解力の無いフリをしたディベート
好きの人たちや、ほんとうに理解力の無い人々がこういう無責任な風評を
ふりまくでしょうね。
ノルウェーの捕鯨派団体が牛肉生産1kgあたりの温暖化ガス排出量15.8kg
としているのに対し、
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-30627220080304
日本の独自の「研究」だと36.4kgというのがすごいですね。
特に豚や鶏ではなく、牛を攻撃対象にする人たちは、牛が反芻動物で、
温室効果が二酸化炭素より強いメタンを他の動物より多く発生させるという
ことを知っていてやってるわけだから、当然このメタンの加重計算をやって
ますね。
もうすこし詳しく見てみないとわからないけれど、この計算法の違いかも
しれません。
他方、鯨に関しては鯨自身が発生させる温室効果ガスの量はまったく無視
されてます。少なくとも自然科学的には牛、鯨両者の生物的排出量と、
加工、輸送に必要な産業的排出量を同じベースで計算して比較しないと
数値しとてはひどく不均衡なものが出てきますね。
水研で鯨資源にかかわってる人は鯨の前胃が反芻動物と系統的にも
同じ構造をしているということを知っていなきゃいけないです。
鯨のメタン発生量を定量的に研究したというレポートは見たことないけど、
少なくとも体重比率で最低限、鶏や豚と同程度、より可能性が大きいのは
牛並の排出量に近づく方向にある、ということは言えるでしょうね。
捕鯨船の燃料だけ計算して、鯨が生物として発生させるメタンの量を計算
からはずす、というのは鯨を牛に対して不当に「クリーン」に見せて
いることになります。
鯨は天然の動物で牛は人間が人為的に育てたのだから、牛のメタンは
人工起源、鯨のは自然起源、従って牛のは算入、鯨のは除外でいい、
という言い訳は考えられますが、これは以下の2点で欠陥をもった議論だな。
第一に、牛や豚を殺してもいいのに、鯨だけなんでいけないんだという、
森下丈二氏も一部理解を示している捕鯨派世論のおおかたの理屈と整合しない。
第二に、鯨にも資源管理論を適用し、生物的な最大持続生産量(MSY)を
鯨が発揮するよう、そういう生息数水準に誘導しようとすると、ここで
マキジマムに成長する鯨の増分は人為の産物になります。従って少なくとも
この部分の生産にかかわる生物的温暖化ガス量は計算に入れなければ
不当表示になるね。
ゆえに、水産庁、水研は単に自民党牧場オーナーへの気兼ねからだけでは
なく、この計算が理論的にも姑息な誤りを犯しているということをはっきり
させた上で否認すべきでしょうね。民主党政権下で生き延びようと思うなら。
これは メッセージ 35586 (r13812 さん)への返信です.
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