Re: クジラ:和歌山県田辺の漁港に現れる
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/05/15 06:16 投稿番号: [34546 / 62227]
マッコウクジラですか。
水産庁、鯨研お得意の「生態系管理」だと、年間4%マッコウクジラを
捕鯨して50年経つと、生息数が現在の54%ほどにまで落ち、調べた範囲
では房総半島南端から北側の太平洋で、いろいろな変化が起こるようですね。
彼らがもし正しいのだとしたら、おそらくマッコウクジラは丁寧に
外洋へ返してやるのが漁業のためにもよろしいと言えるのだろうな。
IWC科学委員会にすでに提出されている「西部北太平洋の生態系モデル開発」
森、渡辺、袴田、田村ほかSC/J09/JR21 の本文6−7頁だとこうなってます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-J09-JRdoc/SC-J09-JR21.pdf
==========================
マッコウクジラが年4%捕鯨された場合(これは初年では2000頭に
あたり現在の捕獲量の200倍である)アカイカの漁獲高がマッコウ
クジラによる捕食死亡率の低下により、”指標ケース”シナリオの
場合約6%増加する(2,800t)。4.5図参照
トップダウン効果を強く想定すると(v=5)大型表層イカ類が
アカイカによる捕食死亡率のため生物量低下となる。
ヨシキリザメの漁獲量は約50%(5,600t)増加する。
ヨシキリザメの餌となる中深海イカに対するマッコウクジラの
捕食が低下するからである。
サンマはその餌種であるオキアミ類の生物量減少により漁獲量
が低下する。オキアミ類が減るのはその捕食死亡率の原因者、
中深海イカが、マッコウクジラの捕食から解放されるからである。
===========================
一方文末の附表(21頁)だと↓こうだな。
マッコウクジラ(729,030t―>394,056t;46%減)の場合の漁獲量変化
カタクチイワシ-3%〜+5%、サンマ-15%〜-1%、カツオ-5%〜+5%、
サバ-11%〜-1%、アカイカ+5%〜+23%、ヨシキリザメ0%〜+100%
===============================
ちょっと印象違うけど、まあいいか。
どっちにしてもこの計算は、モデルの善し悪しとは無関係に、ソフトウェア・
パッケージの使い方が滅茶苦茶だと、予想外にエコパス/エコシム・モデルに
詳しかったIWC科学委員会パネルに、痛いところを突かれてしまった冬休みの
宿題だから、われわれ一般国民はあんまり参考にしないほうがよろしいでしょう。
痛いところでいちばん致命的なのは、私の知識だと「ゼラチン質プランクトン
とか、影響力の大きい要素が全然入ってないじゃないか」というとこだと
思いますね。サルパ、ヤムシ、クラゲ幼生とか食う食われるの量と変動が
圧倒的に大きいけれど、直接人間の食糧にはならないから、「食うための水産
研究」ではほとんど忘れられていた領域だね。
ダニエル・ポウリーとか、エコパス生態系モデル開発したブリティッシュ・
コロンビア大学の水産研究だと、こういうところは絶対手抜きしないな。
科学委員会専門家パネルの報告書は
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC61docs/sc61docs.htm
このサイトのJARPN II Review (JR)
Rep1 The Report of the Expert Workshop to review the ongoing JARPN II Programme HERE 853
てとこにあります。
これに対するそれ以降の日本側の提出論文が1から9まで出てますね。
あと2週間で本格的論議がはじまるな。
水産庁、鯨研お得意の「生態系管理」だと、年間4%マッコウクジラを
捕鯨して50年経つと、生息数が現在の54%ほどにまで落ち、調べた範囲
では房総半島南端から北側の太平洋で、いろいろな変化が起こるようですね。
彼らがもし正しいのだとしたら、おそらくマッコウクジラは丁寧に
外洋へ返してやるのが漁業のためにもよろしいと言えるのだろうな。
IWC科学委員会にすでに提出されている「西部北太平洋の生態系モデル開発」
森、渡辺、袴田、田村ほかSC/J09/JR21 の本文6−7頁だとこうなってます。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-J09-JRdoc/SC-J09-JR21.pdf
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マッコウクジラが年4%捕鯨された場合(これは初年では2000頭に
あたり現在の捕獲量の200倍である)アカイカの漁獲高がマッコウ
クジラによる捕食死亡率の低下により、”指標ケース”シナリオの
場合約6%増加する(2,800t)。4.5図参照
トップダウン効果を強く想定すると(v=5)大型表層イカ類が
アカイカによる捕食死亡率のため生物量低下となる。
ヨシキリザメの漁獲量は約50%(5,600t)増加する。
ヨシキリザメの餌となる中深海イカに対するマッコウクジラの
捕食が低下するからである。
サンマはその餌種であるオキアミ類の生物量減少により漁獲量
が低下する。オキアミ類が減るのはその捕食死亡率の原因者、
中深海イカが、マッコウクジラの捕食から解放されるからである。
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一方文末の附表(21頁)だと↓こうだな。
マッコウクジラ(729,030t―>394,056t;46%減)の場合の漁獲量変化
カタクチイワシ-3%〜+5%、サンマ-15%〜-1%、カツオ-5%〜+5%、
サバ-11%〜-1%、アカイカ+5%〜+23%、ヨシキリザメ0%〜+100%
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ちょっと印象違うけど、まあいいか。
どっちにしてもこの計算は、モデルの善し悪しとは無関係に、ソフトウェア・
パッケージの使い方が滅茶苦茶だと、予想外にエコパス/エコシム・モデルに
詳しかったIWC科学委員会パネルに、痛いところを突かれてしまった冬休みの
宿題だから、われわれ一般国民はあんまり参考にしないほうがよろしいでしょう。
痛いところでいちばん致命的なのは、私の知識だと「ゼラチン質プランクトン
とか、影響力の大きい要素が全然入ってないじゃないか」というとこだと
思いますね。サルパ、ヤムシ、クラゲ幼生とか食う食われるの量と変動が
圧倒的に大きいけれど、直接人間の食糧にはならないから、「食うための水産
研究」ではほとんど忘れられていた領域だね。
ダニエル・ポウリーとか、エコパス生態系モデル開発したブリティッシュ・
コロンビア大学の水産研究だと、こういうところは絶対手抜きしないな。
科学委員会専門家パネルの報告書は
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SC61docs/sc61docs.htm
このサイトのJARPN II Review (JR)
Rep1 The Report of the Expert Workshop to review the ongoing JARPN II Programme HERE 853
てとこにあります。
これに対するそれ以降の日本側の提出論文が1から9まで出てますね。
あと2週間で本格的論議がはじまるな。
これは メッセージ 34495 (springsanbo さん)への返信です.
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