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Re: なぜ“捕鯨サークル”を3ヨコ

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/05/01 19:47 投稿番号: [34037 / 62227]
>>これに対して20年間漁業をやめれば、カリブ海の場合4.13%、北西アフリカの場合
>>442%の商用海産資源増加が推定されます。鯨が全部残っててもね。
>●鯨が現在の頭数を維持するように間引きながら、人間の漁業で管理方式を導入した
>場合の「鯨の魚資源に対する影響」の数字が出てこないのはどうしてだ?

これはサイエンス誌2月13日号の無料付録の最初のほうに書いてありますけど、
バターワースが批判していたように、このタイプのモデルだと鯨類の微調整という
のはシミュレーションの誤動や巨大な誤差の原因になるのです。
www.sciencemag.org/cgi/content/full/323/5916/880/DC1
S2. E. E. Plaganyi, R. A. Rademeyer, D. S. Butterworth, C. L. Cunningham, S. J.
Johnston, ICES J. Mar. Sci. 64, 626 (2007).

それで一挙にいなくなることにして、感度はかわりに摂食量推定が10%だった
場合、50%だった場合、100%だった場合というふうに方法的代替をやったのです。

日本の最新の北西太平洋エコパス/エコシム・モデルではこのバターワースの
警告を無視して、4%捕鯨という微調整でやってますね。

>●鯨の捕獲を一切止めて頭数が増えた上に、人間も漁業を続けた場合に
>「鯨の魚資源に対する影響」がどのようにあるのか数字を出さないのはどおしてだ?

鯨の増え方は、脚註で示してあるように、自然状態でもといた量の80%
ぐらいを越えると頭打ちになってくるような増加傾向を想定しています。

石破農水大臣や国内B層みたいに、ほっておくとネズミ算式に増える
とはなってません。

「頭数が増えた」というのは、繁殖地の特性で食べる量が少なく、年平均一日
あたり摂食量の10%ぐらいなのだけれど、それが仮に50%、100%だった
場合どうなるかというので代替したのです。鯨が今の5倍、10倍に増えたら
どうなるかというのとほぼ同じ見当になるということです。

>●「20年間漁業を止めれば」と簡単に言っているが、この学者は「どうして
>漁業を止められる」と考えているんだ?普通そんなトンデモは考えられないと思うが?

リア・ガーバーは実際メキシコがカリフォルニア湾で広範な半永久的禁漁海域、
海洋自然公園を設定した時に資源アセスメントを行い、現在も継続調査を
してる人ですから、そんなの当たり前です。禁漁は投資です。

カリブ海や北西アフリカの場合は、あくまでもモデル走行上の仮説という
ことで、誰も実際に沿岸漁業を全部中止しろなんて考えてないですけどね。

水産官僚と国庫にだけわずかな利得があって、一般庶民にとってはほとんど
有害無益な外国遠洋漁船団への入漁許可を撤廃しろという選択肢は有り得
ますけど。

sanba_3_sanbaさんはまずなによりも、日本の水産庁、鯨研自身が、自らの
鯨食害論を立証するために、このブリティッシュコロンビア大学開発の
Ecopath/Ecosim に大きく依存していることを認識しなきゃいけない
んじゃないですかね。

以下、6年前の森下丈二氏の発言引用。
======
OPRF   海洋政策研究財団ニューズレター   第60号 2003.02.05 発行
生態系アプローチによる海洋生物資源の管理   /水産庁遠洋課◆森下丈二
―――
生態系モデルでは、たとえば図のような各種生物の捕食・非捕食関係を数式で表す
とともに、それぞれの生物の資源量、増減率などのデータをインプットする。
これが完成すれば、たとえば鯨類の資源量が2倍になると、ほかの生物にどのような
影響が出るかをコンピューター上でシミュレーションできることが期待されている。
生態系モデルには、その目的と成り立ちによってさまざまなものがあるが、現在
われわれが用いているものはEcopath/Ecosim と呼ばれ、シミュレーションに
重点がおかれている。このほか、大西洋のシシャモ資源の管理のために開発された
ソフトであるMultSpec、これをさらに発展させてアイスランド海域のタラ資源に
適用したBormicon/Gadget など、現在さまざまな複数種一括管理のためのモデルが
開発されつつある。
[いまこそ確固たる政策と資源管理哲学が求められる]
生態系モデルの構築作業は開始されたばかりであるが、暫定的なデータで試験的に
モデルを動かしてみたところ、日本近海で鯨類の資源量が2倍になるとサバの資源が
30年で消滅するというショッキングな結果も得られている。このモデルの信頼性を
高めるためには、さらに科学的データを集め、プログラムを精査していく必要があるが、
わが国の研究はすでに世界の生態系アプローチ研究者から注目を集めている。
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