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Re: 意見陳述/IKAN

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/03/21 08:49 投稿番号: [32783 / 62227]
>4つのうち2つの町の捕鯨の歴史は比較的新しく、太地と和田においても、
>小型沿岸捕鯨の歴史という意味では、古くありません。

NGOの発言というと偏見があって、マスコミではまともに取り上げられない
ことがほとんどですが、日本政府が主張する網走、鮎川、太地、和田に
ミンククジラ漁の伝統文化など無いということを裏付け調査するのは簡単
ですね。

国際捕鯨委員会第27回年次報告(1977年刊行)に大隅清治氏の3頁の論文
があって、当時水産庁遠洋水産研究所で掌握していたことがすべて書かれて
います。

日本、朝鮮半島、中国でのミンク鯨漁海域を示した地図があって、それを
見ると、そもそも太地、和田近辺は漁場になっていません。

書き出しからして戦前の日本企業による朝鮮半島、カラフトでのミンク
クジラ漁、戦後の韓国、中国、おそらくは北朝鮮でのミンククジラ漁に
ついて触れており、商業捕鯨を再開したら大変なことになるということが
すぐにわかります。

1977年当時だと、伝統文化がどうのこうのという話はまったく無いですね。
次々に規制がかけられ、経営数、沿岸捕鯨の小型船の数が減ってゆく歴史が
述べられているのですが、だから地元の生活がどうだという問題にはなって
いないのです。その時々の市況と技術、漁労努力量の関係でCPUE(単位
漁獲努力あたりの捕獲量)の変化が説明できるという、まったくドライな
話で、経営が継続できなくなったら魚種転換や転職をすれば良いという
ごく普通の市場経済の常識が論文のベースになっていることがわかります。

ソース:SC/28/Doc20 Seiji Ohsumu 'Catch of Minke Whales in the
Coastal Waters of Japan', in International Whaling Commission(1977)
Twenty-Seventh Report of the Commission, pp.164-166
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