Re: 「WEDGE」谷口氏に捕鯨協会長中島氏が
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/03/17 08:15 投稿番号: [32708 / 62227]
>これが勘違いだったというのは了解しました。
ご了承ありがとうございます。
>「二万頭以外の数値を示したという資料」については言及していませんが、
>現在のところ、ないという判断で良いんでしょうね。
よくないです。
全体で2万頭という表記はないですが、第II海区(ブラジル沖を繁殖地とする系群が
夏におりてくる大西洋南の南極海、西経60度から0度まで)のミンククジラは
IWC科学委員会および「南半球ミンククジラ推定小委員会(Sub-Committee to Estimate
Stock Sizes of Southern Minke whales) 」の1975年現在値、3万1500頭
をそのまま受け入れて計算をしています。第II区だけで3万1500頭なら全体で2万頭
ということはありえません。
未成熟個体、授乳中の雌等、捕獲禁止の個体まで含めて全体3万1500頭としても、
1974年の<捕獲対象個体数/全体数>の比率の定義が46%ですから、どう計算しても
全体での捕獲対象個体数が2万になるわけないです。
この第II海区31,500頭という数値はそのまま翌年のホルトの論文、SC/28/Doc35
(Rep.Int. Whal.Commn. 27, 1977. p.214-215)で、1976−77年の現在値として
継承されています。
ここから逆算する1965/66年の初期資源量が、ホルトのほうが日本側の推計より
5%ポイントほど高く出る、というのが特徴です。
なぜかというと、日本側は無意識にか、意図的にかブラジルでの冬期の捕獲量や
シエラ号の大西洋での「海賊」捕鯨分を無視していたから、減り方が少ないのです。
まあ日本側の脱法捕鯨、違法操業の結果を公式統計からは外しておきたいという
福田さん、大隅さん、大村さん、米澤さん(1975年の科学委員)の気持ちは
わかりますが、「科学論文」でそんなことをやってはだめじゃあないですかw
ちなみに1975年の科学委員会年報には1974年12月3−13日に米国、ラ・ホーヤ
(La Jolla)で開かれた特別会議の報告も掲載されています。
ここでは「日鯨研の設立と捕鯨問題をめぐる国際情勢 (1)、
日本鯨類研究所 1997年 10月発行『日本鯨類研究所十年誌』」
での島一雄氏の話とは相違して、すでに「IDCR(国際鯨類資源調査 10カ年計画)に
基づく南極海(南氷洋)における鯨類目視調査」の具体的な計画が予算計画の
段階まで詰められています。
南極海の鯨類目視調査に3隻の船を利用して鯨の数を数えるという作業なのですが、
そのうち一隻はソ連、もう一隻は日本がキャッチャーボートを提供し、三隻目は
なんと当時既に問題が指摘されていたシエラ号(M.V.Sierra)なのです。
IWCとしては婉曲に日本側に対して、シエラ号をもうそろそろ「海賊」捕鯨から
引き揚げ、調査船専業に転換させるよう促していたのではないかと思います。
にもかかわらず、それを無視して大西洋違法捕鯨を続けるから、4年後にポルトガル
沖でシーシェパードに突っかけられ、翌年リスボン港内で撃沈されるのですね。
今年のIWCポルトガル大会で「シエラ号撃沈30周年記念式典」でもやられたら、
日本代表は立つ瀬がないんじゃないかな。
ご了承ありがとうございます。
>「二万頭以外の数値を示したという資料」については言及していませんが、
>現在のところ、ないという判断で良いんでしょうね。
よくないです。
全体で2万頭という表記はないですが、第II海区(ブラジル沖を繁殖地とする系群が
夏におりてくる大西洋南の南極海、西経60度から0度まで)のミンククジラは
IWC科学委員会および「南半球ミンククジラ推定小委員会(Sub-Committee to Estimate
Stock Sizes of Southern Minke whales) 」の1975年現在値、3万1500頭
をそのまま受け入れて計算をしています。第II区だけで3万1500頭なら全体で2万頭
ということはありえません。
未成熟個体、授乳中の雌等、捕獲禁止の個体まで含めて全体3万1500頭としても、
1974年の<捕獲対象個体数/全体数>の比率の定義が46%ですから、どう計算しても
全体での捕獲対象個体数が2万になるわけないです。
この第II海区31,500頭という数値はそのまま翌年のホルトの論文、SC/28/Doc35
(Rep.Int. Whal.Commn. 27, 1977. p.214-215)で、1976−77年の現在値として
継承されています。
ここから逆算する1965/66年の初期資源量が、ホルトのほうが日本側の推計より
5%ポイントほど高く出る、というのが特徴です。
なぜかというと、日本側は無意識にか、意図的にかブラジルでの冬期の捕獲量や
シエラ号の大西洋での「海賊」捕鯨分を無視していたから、減り方が少ないのです。
まあ日本側の脱法捕鯨、違法操業の結果を公式統計からは外しておきたいという
福田さん、大隅さん、大村さん、米澤さん(1975年の科学委員)の気持ちは
わかりますが、「科学論文」でそんなことをやってはだめじゃあないですかw
ちなみに1975年の科学委員会年報には1974年12月3−13日に米国、ラ・ホーヤ
(La Jolla)で開かれた特別会議の報告も掲載されています。
ここでは「日鯨研の設立と捕鯨問題をめぐる国際情勢 (1)、
日本鯨類研究所 1997年 10月発行『日本鯨類研究所十年誌』」
での島一雄氏の話とは相違して、すでに「IDCR(国際鯨類資源調査 10カ年計画)に
基づく南極海(南氷洋)における鯨類目視調査」の具体的な計画が予算計画の
段階まで詰められています。
南極海の鯨類目視調査に3隻の船を利用して鯨の数を数えるという作業なのですが、
そのうち一隻はソ連、もう一隻は日本がキャッチャーボートを提供し、三隻目は
なんと当時既に問題が指摘されていたシエラ号(M.V.Sierra)なのです。
IWCとしては婉曲に日本側に対して、シエラ号をもうそろそろ「海賊」捕鯨から
引き揚げ、調査船専業に転換させるよう促していたのではないかと思います。
にもかかわらず、それを無視して大西洋違法捕鯨を続けるから、4年後にポルトガル
沖でシーシェパードに突っかけられ、翌年リスボン港内で撃沈されるのですね。
今年のIWCポルトガル大会で「シエラ号撃沈30周年記念式典」でもやられたら、
日本代表は立つ瀬がないんじゃないかな。
これは メッセージ 32702 (legal_guardian01 さん)への返信です.
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