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Re: “2万頭 ホルト 捕鯨” で検索すると

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/03/05 06:43 投稿番号: [32490 / 62227]
(つづき)
で134年半後の1万円は現在10円の価値てことになるかな。
4世代か5世代後の1万円は現在世代にとっては10円の価値しかないってことだね。
これが現代人の商業的価値感覚であるわけだ。

ところが伝統的、非商業的社会では現在の1万円も5世代後の1万円も1万円なのです。
金利とか、割引率、儲け、利潤という発想をしないから。

商業捕鯨にとっては134年後の1万円クジラの価値は10円だけれど、原住民生存捕鯨
では134年後に1万円のクジラは、現在も1万円なのです。これが乱獲歯止めメカニズムね。

野生生物資源について、経済的割引率の要素を入れてはいけない、というのが近頃の
保全生物学会復権グループ、資源環境経済学良心派の考え方ですね。
反商業捕鯨/原住民生存捕鯨賛成の論理ということになるかな。

>変なのは、利害関係のない資源の利用をしない人間が、短期的利害と長期的利害を口にして
>資源利用者を制約しているIWCだ。
>資源利用を考えてない人間が口を挟む必要はない
>(まあ、口を挟んでもいいが、決定権を持ってはいけない。)

将来世代というのは、現在の生物資源に関して利害関係を有しているけれど、口を挟むことは
できないですね。だけど本当は決定権を持っていると考えるべきでしょう。

それを代弁してるのがホルトとかC.W.クラークとか、最近ではかつてのノーベル経済学賞学者、
ケネス・アローです(Conservation Biology Vol.21, No.5, 1363-1365, Arrow, K.J. et al.)。

将来世代の1万円をわれわれの金銭感覚で勝手に1000分の1に割り引いちゃあいけないのです。
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