不都合な記者①
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/08/17 16:55 投稿番号: [20169 / 62227]
最後に、個別の議題を離れて、会議場の内外で起きていたことをいくつか紹介して、このシリーズを終えることにする。
IWC年次総会の取材は、2000年までは、政府代表団の記者会見と配付資料と会議の音声だけが頼りだったらしい。会議場には記者もカメラも入れず、プレスルームで得られる情報だけで、会議の内容を把握していた。スピーカーから流れる英語の議事進行がどれほど日本人記者に把握できたかは不明だ。
そんな事情から、情報源がいずれの立場の国かによって、マスコミの報道内容が大きく偏ってきたのだろうと想像できる。日本のメディアは日本政府の手前味噌なレクチャーを元にし、欧米メディアは、いわゆる反捕鯨国の、時に共同で行われる記者会見を英語で聞いて報じるというふうに。日本のメディアが他国の政府代表を捕まえてコメントを取っている風景は、いまでもめったに見かけない。
記者とカメラが会議場に入れるようになったのは、2001年の第53回年次会議(ロンドン開催)からである。この年、日本語WebSite「クジラのことなら何でも分かる!鯨ポータル・サイト」が始まり、総会の一部始終をインターネットでライブ中継するようになった。
この中継では、日本政府が自前で入れている日本語の同時通訳の音声が採用されており、総会の一部始終が日本語で聞けるようになった。しかも記者会見のダイジェスト動画もUPされている。これでマスコミは、記者の派遣をさぼっても、パソコンの前に張り付いてライブ中継を追ってさえいれば「見てきたような」記事が書けるようにもなったわけだ。
Webで公開されている日本政府代表団の記者会見は、プレスルームのそばに設けられた共同の記者会見場ではなく、専用の記者会見場で行われている。そこに入れるのは、日本政府代表団の広報者が許可した記者だけに限られている。今年の日本政府代表団専用記者会見室が設けられたのは、会議場のあるホテルキャプテンクックの19階だった。
この階では、通常はエレベーターのドアが開かない。鍵を持っている者だけが、ドアをコントロールできる「ヒミツのフロア」になっている。その存在は、個別に記者に伝えられていったようだ。その上で、地上階のエレベーターホールで、広報担当のガブリエル・ゴメス・ディアス氏((財)日本鯨類研究所)が許可すべきメディアを選別して、ゴンドラに乗せていた。
実は、ふるい落とされた記者の1人が、筆者である。
残念! というよりも、日本政府代表団が記者をふるいにかけている事実を確認しにエレベーターホールまで行き、ふるい落とされてきたつもりだ。
IWC年次総会の取材は、2000年までは、政府代表団の記者会見と配付資料と会議の音声だけが頼りだったらしい。会議場には記者もカメラも入れず、プレスルームで得られる情報だけで、会議の内容を把握していた。スピーカーから流れる英語の議事進行がどれほど日本人記者に把握できたかは不明だ。
そんな事情から、情報源がいずれの立場の国かによって、マスコミの報道内容が大きく偏ってきたのだろうと想像できる。日本のメディアは日本政府の手前味噌なレクチャーを元にし、欧米メディアは、いわゆる反捕鯨国の、時に共同で行われる記者会見を英語で聞いて報じるというふうに。日本のメディアが他国の政府代表を捕まえてコメントを取っている風景は、いまでもめったに見かけない。
記者とカメラが会議場に入れるようになったのは、2001年の第53回年次会議(ロンドン開催)からである。この年、日本語WebSite「クジラのことなら何でも分かる!鯨ポータル・サイト」が始まり、総会の一部始終をインターネットでライブ中継するようになった。
この中継では、日本政府が自前で入れている日本語の同時通訳の音声が採用されており、総会の一部始終が日本語で聞けるようになった。しかも記者会見のダイジェスト動画もUPされている。これでマスコミは、記者の派遣をさぼっても、パソコンの前に張り付いてライブ中継を追ってさえいれば「見てきたような」記事が書けるようにもなったわけだ。
Webで公開されている日本政府代表団の記者会見は、プレスルームのそばに設けられた共同の記者会見場ではなく、専用の記者会見場で行われている。そこに入れるのは、日本政府代表団の広報者が許可した記者だけに限られている。今年の日本政府代表団専用記者会見室が設けられたのは、会議場のあるホテルキャプテンクックの19階だった。
この階では、通常はエレベーターのドアが開かない。鍵を持っている者だけが、ドアをコントロールできる「ヒミツのフロア」になっている。その存在は、個別に記者に伝えられていったようだ。その上で、地上階のエレベーターホールで、広報担当のガブリエル・ゴメス・ディアス氏((財)日本鯨類研究所)が許可すべきメディアを選別して、ゴンドラに乗せていた。
実は、ふるい落とされた記者の1人が、筆者である。
残念! というよりも、日本政府代表団が記者をふるいにかけている事実を確認しにエレベーターホールまで行き、ふるい落とされてきたつもりだ。
これは メッセージ 18875 (kujira77777 さん)への返信です.
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