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日本がいう「脱退」の意味と歴史⑦

投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/08/14 10:14 投稿番号: [20106 / 62227]
巷が好きな脱退論議

  ただし、外野は常に賑やかだ。1990年7月に、捕鯨船団の乗務員も加盟している産業別組合の全日本海員組合が「IWC脱退を要求」という記事を出している。また、鮎川や太地など、沿岸小型捕鯨の基地がある自治体に「脱退すべし」の声があがっているという報道はよくあるし、自民党捕鯨議員連盟は1992年5月の総会では「IWC脱退も覚悟」と報じられている(1992年5月16日   河北新報)。

  また、各紙の投書欄には「脱退すべし」がよく登場する。1992年の島代表の演説にも「IWCからの脱退を求める国内の圧力は強まるばかりだ」とあった。15年ほど前からくすぶっていて、なぜ圧力が高まっても脱退に至らないのか。この点は、いったんこの「2007総会ウォッチ」を終了してから、細かく検討して行くことにする。


日本小型捕鯨協会・磯根会長が流した涙の意味は?

  今年、中前代表代理が「最後通牒」を読み上げている最中に、日本小型捕鯨協会の磯根会長(今年80歳)が会場から飛び出し、泣き崩れたと時事通信が報じている。記事によれば磯根●(いわお=山かんむりに品)会長は「脱退の可能性を言ってくれた。これはわれわれが長年望んでいたこと。もう、死んでもいい」と話したらしい。

  脱退を言う言わないなら、すでに1992年に実現している話ではある。ちなみに磯根氏は、1998年に沿岸小型捕鯨用の捕鯨船「第7勝丸」(32トン)を新造している。アルミ製の高速船(全長23.88m、幅4.3m、深さ2.25m)で、総工費1億78000万円。IWCの管轄外のマゴンドウ14頭、ツチクジラ14頭に加えて、2002年からは調査捕鯨にも傭船されている。

  傭船とはいえ、ミンククジラ捕獲の規模は、当初の年間50頭から、いまや年間120頭だ。さらに太地町は、町費で鯨体解体場を建設する予定でいる。太地には他に正和丸(15トン)があるだけだ。モラトリアム以降、捕鯨船を新造した小型捕鯨業者は磯根氏だけ。

  それ以外はもっとも新しい船でも外房捕鯨(株)の第31純友丸(32トン)の1982年、他はいずれも1977〜1978年の進水。第7勝丸の前身「勝丸」(15トン)が1978年に進水し20年で更新しているのにくらべると、他社の小型捕鯨船はすでに30年稼働して「老朽化が進む捕鯨船も更新できない。他の漁業への転換もままならない情勢」(日経産業新聞   2007年6月29日)なのだ。

  小型捕鯨船正和丸を所有していた太地漁業協同組合は今年破産した(現在は太地町漁業協同組合として仕切り直されている)。そこからすると、磯根氏の手腕は突出している。磯根氏の涙には報道とはまた違った意味合いがあるのかもしれない。


  いずれにしろ、日本はまだ脱退しそうもない。
  だから来年も「国際捕鯨委員会・総会ウォッチ」の必要はある。

(つづく)

(佐久間淳子)

http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708110656/1.php
http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708120701/1.php
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