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Re: 鯨食害論の原典

投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/07/23 16:38 投稿番号: [19714 / 62227]
(ちょっと横道にそれますが)

よく捕鯨推進側は「いままで胃の内容物なんてよく調べていなかった」と

いったようなことを言いますがどうも真相は違うようです。

一年ほど前、貴重なお話をうかがい知ることができました。

実際に「胃の内容物調査」にも従事していた科学者さんのお話です。

(ただしその当時、小型捕鯨業者管轄のミンククジラに関しては管轄外ですので

わかりません)

             ↓


http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834984&tid=cxiabdo8l&sid=1834984&mid=30203&thr=30203&cur=30203

kujira 77777さん、1昨日別カテで鯨について解答いたしましたローランです。

まず当時の船団の構成は母船1隻、冷凍船2隻、キャッチャーボート10〜12隻が標準です。

お尋ねの胃の内容物ですが

まず北洋のイワシ、ナガスクジラでは
多いのは毎年三陸沖で大発生するのと似たごく普通のアミです。
2番目はCaranusという丸い形の甲殻類で1cmくらい、この2つで90%以上を占めるでしょうか。あとはニシン、スケソウ、ホッケ、サンマの魚類です。
ザトウクジラは魚の場合が多かったように思います。魚種はイワシ、ナガスと同様です。量は目見当で0〜2tと記憶しています。

歯クジラは雄のマッコウクジラです。食べ物はダイオウイカでした。

南氷洋では
ひげクジラの胃の内容物は殆ど南氷洋のオキアミでしたが低緯度ではハシナガサンマも混じります。マッコウクジラ漁は45度Sの近くで、胃の内容物はダイオウイカでした。

胃の内容物の特徴は1つの胃の中に異なった種類の餌はほとんど混在せず単一の甲殻類あるいは魚種であることです。ですから記載は1種しか記載されておりませんがこれは実際に立ち会えば分かります。

母船には水産庁から派遣された監督官が出港から入港まで常駐します。
すべての1頭ごとに、鯨種、性別、体長、損傷の有無、銛の数、乳分泌の有無、睾丸の重量、その他監督官の立会いのもと記録します。承諾が得られる前には解体できません。
解体が始まると脂肪層の厚み、肉の鮮度、胃の内容物、餌の消化度、などなど。
肉の鮮度は処理が遅れたり漁場が遠いと低下しますので翌日の捕獲制限や母船移動の参考になるようです。

時たま抜き取り試験として1頭を処理してなにがどれだけ取れたかを詳細に調べます。
通称オール観貫といい、装置の中の残存材料まで調べます。
通常連続操業ですが操業が途絶えたときは、その期間での処理頭数、生産量の棚下ろしを行います。
このほかの調査項目としては、気象、水温、各船の航跡、各船クジラの発見頭数、仔連れか否か、餌プランクトンの遊泳状況etc。

皮下脂肪の厚さ、胃の内容物の量は、発見頭数のデータと共にその海域の生産性を見る目安となります。翌年の操業方針を立てるための重要なデータです。

以上私の記憶する範囲での説明は終わります。

調査捕鯨についてはさらにきめ細かなデータが取られていると思います。

専門家から見ればさらに詳細なデータがほしいのでしょう。そういう意味ではわれわれのとったデータは無きに等しいということでしょうね。

これらのデータは農水省、あるいは鯨研で閲覧可能のはずです。

どうぞお調べになってください。

返信


これは メッセージ 30148 kujira77777 さんに対する返信です
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