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欧米人は反捕鯨の理由を明確にすべき

投稿者: yu_dablu 投稿日時: 2007/03/17 16:55 投稿番号: [18353 / 62227]
  捕鯨に反対する欧米諸国はその理由を先ず明確にすべきだろう。それをしないからIWCでも捕鯨国との間で建設的な議論ができないのだ。

  捕鯨に反対する理由とはなにか?
①クジラは知能の高い動物なので殺すのは残酷だから。
②クジラは絶滅危惧種なので保護しなければならないから。
  反捕鯨の理由は大きく分けてこの二つだろう。

  私個人としては、上記①の理由にはとうてい納得できないが②の理由には同意する。日本政府もIWCで科学的な根拠について議論したいと言っていることから、資源保護の観点を無視してまで捕鯨をするとは主張していない。
  資源保護のための反捕鯨なら、クジラを種類ごとに調査して一体どの種類が絶滅の危機にありどの種類が増えすぎているのかを明確にしなければならない。クジラ全体を一まとめにして議論してもそれはクジラの生態とはかけ離れている。

  にもかかわらずなぜ欧米諸国は捕鯨反対の一点張りで科学的調査について議論すること自体を拒否するのだろう。恐らくそれは彼らが捕鯨に反対する本当の理由が①の『残酷だから』であり、②の資源保護はその口実にすぎないからだ。
  科学的調査をすればクジラの種類によっては増えすぎている実態が明白になり商業捕鯨再開への道が開かれてしまう。しかし欧米人は本音では例え世界中の海がクジラで溢れかえっても捕鯨をさせたくないと思っている。だから科学的調査の議論自体を拒絶しているのだ。

  ではなぜ欧米諸国は反捕鯨の理由を正直に、資源保護ではなくただ単に『残酷だから』と宣言することができないのか。それは『残酷だから』という根拠には客観的な基準がなく主観的な判断でしかないからだ。なぜ牛やブタなら殺しても良く、クジラを殺すと残酷なのか。なぜクジラが知的な動物なのか。どこからが知的な動物でどこからが下等動物かをどう判断するのか。そもそもなぜ知的か否かでどの動物を保護するか殺すかを決めるのか。そもそも知的とは何か?誰が決めるのか?

  海にすむ一部の大型哺乳類だけを知的な存在であるとして完全な保護の対象とすることには客観的な判断基準などはなく、つきつめればそれはクジラを神聖視する宗教であり、欧米人にとっては、クジラは神聖な動物であることが全ての出発点であってその根拠などは初めから存在しない。だからこそ欧米諸国や反捕鯨環境団体は日本政府の求める科学的かつ客観的な事実に基づく議論に応じようとせず実力行使を選択するのだ。

  問題なのは欧米を中心に広まった『神聖クジラ教』ともいえるこの宗教的価値観に、民族・文化伝統の違いを超えて他者に反捕鯨を強請するだけの普遍性があるのか?ということだ。21世紀の現代において、客観的基準や科学的根拠に基づかずに「クジラの神聖性」という宗教的情熱だけで、伝統的に捕鯨をしてきた人々に大して反捕鯨を強制するだけの正当性が欧米諸国にあるのかということだ。

  そういう意味でのやましさが欧米諸国や反捕鯨環境団体にあるからこそ、彼らは反捕鯨の本当の理由を隠し、資源保護を口実に捕鯨国に対して実力行使をするのだろう。やましい気持ちのない人間が国際会議で科学的根拠についての議論を避けることはないし、やましさのない人間が本音を隠して妨害行為に訴えることもない。

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