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出た!鯨バーガー

投稿者: ts657738 投稿日時: 2002/03/21 22:52 投稿番号: [1609 / 62227]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020320-00000002-mai-l35

[くじらの町から]第2部   IWC下関会議を前に/2   鯨食の文化   /山口

  ◇“若者の支持”めざす
  下関市の旧唐戸市場跡に、3階建てのビルが姿を現した。国際捕鯨委員会下関会議が始まる4月24日に合わせてオープンする観光魚市場「カモンワーフ」だ。
  施設の一角にのれんを掲げる「鯨屋」はその名の通り、鯨の専門店。料理を出したり、加工品を売るだけではない。鯨肉を使ったライスバーガーやホットドッグの持ち帰りにも応える。
  「若者を意識した試みです」。出店する水産加工卸売業「マル幸商事」(下関市彦島西山町)の古田巧社長(63)は、かつて鯨の味に親しんだ中高年だけに頼るのでは、鯨肉の普及は難しいと考えている。
  農水省によると、国民1人当たりの鯨肉の年間消費量は、62年度の2・4キロをピークに減少。87年度からは統計上ゼロが続いている。現在の実質的な年間消費量は「100グラムにも満たない」(日本鯨類研究所)。
  00年12月から01年3月にかけて南極海調査捕鯨で捕れたミンククジラの肉が、初めて市場で売れ残った。下関市の小売店で赤身は100グラム700円前後する。全国的な不況下、価格の高さがネックとなった。商業捕鯨再開のめども立っていないから、価格低下への期待も薄い。環境は厳しいが、古田社長は「鯨をやめようと思ったことは一度もない」と言い切る。
    ◇    ◇
  フグやカニの加工も手がけるマル幸商事は19(大正8)年、鯨問屋として始まった。捕鯨の隆盛に伴い社業が発展した歴史がある。鯨は、年商約40億円に占める売上額が1〜2割になった今も、特別な存在だ。
  そんな思いの表れとして99年、創業地(下関市岬之町)そばに開業した鯨料理店が「味処   長州くじら亭」。尾の身や竜田揚げが入った定食メニューなどを出す。支配人の若狭彰さん(67)は「下関会議が近づき、鯨に関心が高まったのか、昨年ごろから客足が目に見えて増えた」と話す。
  友人と店を訪れた下関市内の会社員、崎間弘八郎さん(55)は赤身の刺し身を口に運びながら「私たちの世代は鯨で大きくなったようなもの。懐かしいだけじゃなく、味もうまいと思う」。
  鯨は軟骨、舌、小腸など、さまざまな部位が食べられる。日本鯨類研究所の村上光由専務理事(60)は「鯨肉は高たんぱく、低カロリー。栄養面でも優れた食材です」と強調する。
  戦後の食糧難の時代に庶民の食卓を飾った、安い鯨肉。古田社長は「調理法を工夫すれば、初めての人にも食べてもらえる」と語る。今年1月、新商品の鯨肉入りソーセージ「レトロソーセージ」(1本70グラム、150円)を発売した。「おいしい鯨を知って欲しい」
  次代を担う若者の支持がなければ、鯨の食文化の未来は暗い。老舗の挑戦は世紀を超えて続いている。(毎日新聞)
[3月20日20時31分更新]
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