日本版ABCとTAC制
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2006/10/02 01:40 投稿番号: [14928 / 62227]
日本版TAC制というのは、目的設定により最大と最小の幅が生じる管理制度。
日本版ABCはMSY値等を使用して、ある推定資源量の「幅」を求めるもの。
そして、その狙う「目的」と「資源幅」に対して経済要因を加味してどう協定を決めるか・・・ということ。
日本版TACは市場原理を容認する、経済政策の一様でもあるため、この過程に漁業関係者が利害関係当事者の一翼として加わるのは当然のこと・・・と日本では解釈され運用されてきた(いわば「受益配分」の決定会議だ)。
また、漁業者がABCを直接モデリングできる訳は無いが、その狙い値がどこに置かれるのか、どのモデルが採用されるのかで翌年の漁獲が変わるからには、それを事前に「知る権利」や「疑問を呈する権利」位はあって当然であろう。
その結果、科学者側は「何故そのモデルで無ければならないのか」説明する義務があるし、経済性との調整可否を答える責任が発生することになる。
難儀なこととは同情するが・・・「合議」は今も日本人の伝統だ(笑)。
もっとも、この様な日本の伝統的な手法・・・生産者の「性善説」に基づいた協調的資源管理手法は、善意性を「信じない」という欧米的合理主義者には、理解しがたい制度ではあろう・・・。
ゆえに、”アメリカ版を模倣せよ”・・・という主張根拠も理解できなくは無いが、誤った傾斜を志向する漁政の根幹を正すのが先であり、それなくしては、制度を乗せ換えたところで何も変わらないだろう。
それを修正すれば、日本人は基本的に遵法の自己管理が可能な民族であるので、制度は健全化するはずだ・・・と思う。
さて、それでは温泉に行こうかね・・・。
これは メッセージ 1 (whale_ac さん)への返信です.
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