パルンビ説についての記事(1)
投稿者: aguatibiapy 投稿日時: 2006/09/01 02:47 投稿番号: [14262 / 62227]
潰れたあの掲示板にいた時、スタンフォード大学のHPからパルンビ説についての記事を訳し投稿しました。
念のために出しておきます。
或いは見られた方もいるかも知れません。
その場合は無視してください。
原文 http://news-service.stanford.edu/news/2005/february23/aaas-palumbisr-022305.html
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Steve Palumbi が論争の的になるのは初めてではない。スタンフォード大学の海洋生物学者であるパルンビは10年も前、東京の食物市場で売られている鯨肉について最初の遺伝子研究を行って日本の捕鯨業界の憤怒を買った。
日本は毎年300頭以上のミンク鯨を科学的研究のため捕獲している。日本政府はミンク鯨が比較的に豊富だとしており、殺されたこの大きな動物を食料として販売されるのを許している。
1990年の初めごろ、保護主義者たちは絶滅が危惧されている種類も商業的に利用されているのではないかと疑っていた。 これをはっきりさせる為、パルンビは日本の国内食品市場で無差別に購入した鯨肉についてDNAテストを行う事に決めた。 1994年に発表された結果では、1ポンド100ドルもの値段で、ザトウなど保護されている種類からの肉が販売されている事が明らかになった。 パルンビの発見はたちまち日本の捕鯨業者の非難を受けたが、日本政府は最終的には彼の技術を受け入れ、以後の鯨肉密売を避けるため自らDNAテストを実施する事になった。
「大事な事は対話を確立する事だ」と言うのが、スタンフォードのHopkins海洋基地の生物学教授の一人であるパルンビの考えである。 日本やノルウェイなどの捕鯨国も、しっかりした科学の裏付けの在る警告に対しては耳を傾けてくれると彼は考えている。 新しいテクノロジーは我々がこれまでに持っていなかったような清新な構図を与えていると彼は指摘した。
2月20日にパルンビやその他の海洋学者たちは「クストーが鯨について知る事が出来なかった事実:新しい技術は驚くべき物語を語る」と題したシンポをワシントンでのAAAS(Association for the advancement of Science )の年次会合で開き、これらの技術革新について述べる予定である。
彼の講演でパルンビは、最近の遺伝学での進歩が、時には論争に火をつけながらも鯨の研究の革新を如何に助けてきたかについて述べる。
最近の嵐は2003年7月に起こった。 この時、パルンビは研究生の Joe Roman との共著によりザトウ、ナガス、ミンク鯨の生息数についての研究をサイエンス誌に発表したのだ。 DNAの解析により、パルンビとローマンは現在2万頭生息しているとされるザトウクジラの生息数が、商業捕鯨が開始された1800年代には150万頭も有ったとの結論を導いた。 その数字は19世紀の捕鯨記録を基とし、現在広く受け入れられている推定である10万頭の10倍にも達する。
彼らの研究でパルンビとローマンは数百のザトウクジラから得られた母方から受け継いだミトコンドリアDNAのサンプルを解析した。 彼等はそこでDループと呼ばれる遺伝子のDNA序列が其々の個体によって大幅に異なる事を発見した。
「生息数が少ない場合、その総ての遺伝的な差は近親交配によってならされてしまう傾向があります。」とパルンビは言う。 「しかし生息数が大きい場合はその遺伝的な変化も又ずっと大きい。我々の研究は、ザトウクジラがこれまでの推定生息数から期待されるものより10倍も大きい遺伝的な変化を示している事を示しています。」
この発見は、過去の生息数を算定するのに捕鯨記録に頼っていた研究者達に大きな騒動を巻き起こした。ある批評家は150万のザトウクジラなんて、とんでもなく非現実的であるとしたし、一方では捕鯨統計が不完全であるか、信頼性が乏しいと決め付けられる事に拒否反応を示した。
サイエンス誌の記事は、51の参加国からなる世界の捕鯨を規制する団体であるIWCにも衝撃波を送り込んだ。 1986年にIWCは商業捕鯨の一時停止を宣言し、その立場は日本とノルウェイを除いて総てのメンバーが尊重している。
IWCは生息数が初期数量の54%に達した鯨種については捕鯨の再開を許す事になっているが、若しパルンビとローマンの説が正しいとすれば捕鯨が再開されるためには、ザトウクジラの生息数は大幅に増加しなければならなくなる。
原文 http://news-service.stanford.edu/news/2005/february23/aaas-palumbisr-022305.html
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Steve Palumbi が論争の的になるのは初めてではない。スタンフォード大学の海洋生物学者であるパルンビは10年も前、東京の食物市場で売られている鯨肉について最初の遺伝子研究を行って日本の捕鯨業界の憤怒を買った。
日本は毎年300頭以上のミンク鯨を科学的研究のため捕獲している。日本政府はミンク鯨が比較的に豊富だとしており、殺されたこの大きな動物を食料として販売されるのを許している。
1990年の初めごろ、保護主義者たちは絶滅が危惧されている種類も商業的に利用されているのではないかと疑っていた。 これをはっきりさせる為、パルンビは日本の国内食品市場で無差別に購入した鯨肉についてDNAテストを行う事に決めた。 1994年に発表された結果では、1ポンド100ドルもの値段で、ザトウなど保護されている種類からの肉が販売されている事が明らかになった。 パルンビの発見はたちまち日本の捕鯨業者の非難を受けたが、日本政府は最終的には彼の技術を受け入れ、以後の鯨肉密売を避けるため自らDNAテストを実施する事になった。
「大事な事は対話を確立する事だ」と言うのが、スタンフォードのHopkins海洋基地の生物学教授の一人であるパルンビの考えである。 日本やノルウェイなどの捕鯨国も、しっかりした科学の裏付けの在る警告に対しては耳を傾けてくれると彼は考えている。 新しいテクノロジーは我々がこれまでに持っていなかったような清新な構図を与えていると彼は指摘した。
2月20日にパルンビやその他の海洋学者たちは「クストーが鯨について知る事が出来なかった事実:新しい技術は驚くべき物語を語る」と題したシンポをワシントンでのAAAS(Association for the advancement of Science )の年次会合で開き、これらの技術革新について述べる予定である。
彼の講演でパルンビは、最近の遺伝学での進歩が、時には論争に火をつけながらも鯨の研究の革新を如何に助けてきたかについて述べる。
最近の嵐は2003年7月に起こった。 この時、パルンビは研究生の Joe Roman との共著によりザトウ、ナガス、ミンク鯨の生息数についての研究をサイエンス誌に発表したのだ。 DNAの解析により、パルンビとローマンは現在2万頭生息しているとされるザトウクジラの生息数が、商業捕鯨が開始された1800年代には150万頭も有ったとの結論を導いた。 その数字は19世紀の捕鯨記録を基とし、現在広く受け入れられている推定である10万頭の10倍にも達する。
彼らの研究でパルンビとローマンは数百のザトウクジラから得られた母方から受け継いだミトコンドリアDNAのサンプルを解析した。 彼等はそこでDループと呼ばれる遺伝子のDNA序列が其々の個体によって大幅に異なる事を発見した。
「生息数が少ない場合、その総ての遺伝的な差は近親交配によってならされてしまう傾向があります。」とパルンビは言う。 「しかし生息数が大きい場合はその遺伝的な変化も又ずっと大きい。我々の研究は、ザトウクジラがこれまでの推定生息数から期待されるものより10倍も大きい遺伝的な変化を示している事を示しています。」
この発見は、過去の生息数を算定するのに捕鯨記録に頼っていた研究者達に大きな騒動を巻き起こした。ある批評家は150万のザトウクジラなんて、とんでもなく非現実的であるとしたし、一方では捕鯨統計が不完全であるか、信頼性が乏しいと決め付けられる事に拒否反応を示した。
サイエンス誌の記事は、51の参加国からなる世界の捕鯨を規制する団体であるIWCにも衝撃波を送り込んだ。 1986年にIWCは商業捕鯨の一時停止を宣言し、その立場は日本とノルウェイを除いて総てのメンバーが尊重している。
IWCは生息数が初期数量の54%に達した鯨種については捕鯨の再開を許す事になっているが、若しパルンビとローマンの説が正しいとすれば捕鯨が再開されるためには、ザトウクジラの生息数は大幅に増加しなければならなくなる。
これは メッセージ 14260 (aguatibiapy さん)への返信です.
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