【住宅と周辺環境】日照・眺望・通風

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Re: 【住宅と周辺環境】日照・眺望・通風

投稿者: tokyufubai 投稿日時: 2010/10/15 22:05 投稿番号: [1116 / 1194]
上司への報告は恐怖の瞬間であった。後ろから見ていると、上司の肩が僅かに下がった。続いて、もどかしげに息を吐く静かな音と悪罵を吐き捨てる低い声。上司は振り返ると悪徳不動産営業を見つめた。凶報をもたらした使者を今にも撃ち殺しそうな目つきであった。悪徳不動産業者の管理職が聞きたくない言葉は沢山ある。中でも「ボス、トラブルです」は最悪である。
「聞き間違いでないのは確かかね」
上司が尋ね、悪徳不動産営業は心の底から聞き間違えであればいいのにと思った。耳を疑うという言葉があるが、それは信じたくないという思いが強いあまりに、とっさに心が守りに入る作用なのかもしれない。人間は傷つきやすい生物であるから、「聞きたくない」「聞けるはずがない」「聞かなかったことにしよう」と、そのような手続を自然に踏むようにできている。
「何が原因だ?」
上司は机を叩き、大声で怒鳴った。
「東急リバブル・東急不動産が不利益事実を隠して問題物件をだまし売りし、購入者に真相が発覚した後も不誠実な態度をとり続けたことが原因ですよ」
このように悪徳不動産営業は声を大にして言いたかったが、代わりに以下の言葉を口にした。そこには説得力の欠片もなかった。
「弁護士達は控訴で逆転するとの感触を得ています」
「そうか、願ってもない話だ。しかし、今は奴等を信頼できない気分でね。井口のような、お調子者を一体どこで見つけてきた」
「彼は最良の弁護士です」
この言葉にも説得力は欠けていた。
「なるほど。それでは記者会見を開き、東急不動産は控訴をすることで有頂天になっており、東急不動産の株価が下落することはないと説明しようではないか」
「こちらに都合よく報道させることは可能です」
それが悪徳不動産営業に答えられる精一杯であった。
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