鯨類の保護について

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南極の自然_1

投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/06/18 23:19 投稿番号: [58 / 2396]
■南極圏
雪と氷に閉ざされた南極大陸は、その面積約1360万平方km、平均の標高が2千m以上もあります。地上の大半は分厚い氷床に覆われ、最低で-60度以下になる極低温と、秒速100mを越えることもある内陸部からの強風、乾燥のために、陸上で暮らす生物はコケやダニ、クマムシなどごくわずかです。しかし、周辺の海域はプランクトンの繁茂しやすい条件のために豊かな生物相が見られます。南極大陸の周りには、内側を半時計回り、その外側を時計回りにぐるぐる巡る流れがあります。赤道から南下する海流が地球の自転や風の影響を受けて収束するこの流れにより、水温や塩分の不連続な境界ができあがるため、南極の海産生物には他の海域に棲まない固有の種が多く含まれているのです。その中で、低緯度地方との橋渡しをしているのが海鳥や長距離を回遊するクジラの仲間です。

■植物プランクトン
南極海の生態系を支えているのが珪藻を始めとする単細胞の藻類の仲間、植物プランクトンです。南極では海面近くの水温が低いため、海の底の方の塩類を多く含んだ水が湧き上がってきます。これを"湧昇流"(ゆうしょうりゅう)と呼びます。それによって、食物連鎖のピラミッドの最下辺に位置する藻類が繁茂し、オキアミ類の餌となって、他の大型動物をも養っています。 また、南極の海氷にはアイスアルジーと呼ばれる藻類の藻類の群体が生息しています。ごくわずかな光で光合成を行うアイスアルジーは、日照時間の短い冬季の南極海で動物たちの重要な食物源となっています。 南極の上空では成層圏のオゾン層破壊により、オゾンホールが出現し、その規模は年々拡大の様相を見せていますが、海の表層に棲む藻類は紫外線にも弱く、その影響が南極海の生態系全体に及ばないか心配されます。

■オキアミ
魚、海鳥、ペンギン、そしてクジラをはじめ南極に棲む種々の動物たちが餌として依存しているのがオキアミ類です。まさに南極の生態系の主役といえる生きものです。オキアミはエビに近い甲殻類の仲間の動物プランクトンですが、プランクトンといっても最大のナンキョクオキアミの体長は6cmにもなります。口の周辺に生えた細かい触手で植物プランクトンをかき集め、濾しとって食べています。成熟には2〜4年かかり、寿命は最長で7年以上にも及びます。海氷の周りに密集し、赤く見えるその帯の大きさは400平方km以上に達することもあります。その生物体量は全体で10〜30億トンにも上るといわれています。が、冬の生態についてはよくわかっていません。 南極の野生動物の命綱といえるオキアミですが、新しいタンパク源として期待され、加工品などの形で日本の食卓に上ったりもしています。しかし、一部の海域では既に過剰捕獲による減少もあったといわれます。また、低温で分解の進まない南極の海でタンカー事故等による石油汚染でも起これば、オキアミの死滅により生態系全体に大きな被害が及ぶことも予想されます。
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