クジラと環境_1
投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/06/18 11:31 投稿番号: [51 / 2396]
日本ではどうも「クジラの問題」が「環境問題」として認識されていない(あるいは故意にみなさない)向きがあるようです。1972年の国連人間環境会議(いわゆるストックホルム会議)において商業捕鯨禁止が提唱され、さらに1986年にはIWCの場においても商業捕鯨のモラトリアムが可決された裏には、政治的な陰謀があったと吹聴する人びとさえいます。
では、そもそも、「環境問題」とは何でしょうか?
いうまでもないことですが、私たち人間がこの地球という惑星の上で生きていけるのは、水や空気、食物など私たちが生きていくのにふさわしい条件がそろっているからですね。では、どうやってそれらの条件が整えられたのかといえば、それは生物が40億年という永い歳月をかけて環境に働きかけ、自律的な生物圏を築き上げてきたからです。自然は、私たちの生活の必要を満たす資源を産生する場であるとともに、物質・エネルギーの循環を通して大気・水質・土壌の浄化や保全、気候調節などの機能を担っているのです。例えば、私たちが宇宙から降り注ぐ放射線や有害な紫外線に遺伝子を傷つけられず地上で生きていけるのは、大昔の藻類が産み出した酸素が成層圏でオゾン層を形成してくれたおかげですし、地表の温度が金星のように鉛も溶けるほどの高温にならずにすんでいるのも、温室効果をもたらす二酸化炭素を森林やサンゴ礁が固定してくれているおかげです。そして、この自然の安定性をもたらしてきたのは、生物とそれを取り巻く無機的環境との相互作用に加え、数百万といわれる生物種が網の目のように結び付き、互いに影響を及ぼし合い、全体として調節が働く生態系の仕組みです。その証拠は、現に今ある自然の姿と永い進化の歴史によって何よりも雄弁に示されているでしょう。
ところが、科学技術の発達と文明の進歩に伴い、人類の諸活動が次第に自然界のペースをかき乱し、不調和を産み出すようになりました。無数の化学物質の氾濫、乱獲や開発による生物種の減少、地球全体にまたがる気候変動など、人類の活動による影響は自然の許容範囲を越える質的・量的な変化をもたらし、その安定性を損ねています。それでも、人間が進化の過程で生まれてきた動物の一種であり、生態系の構成要素である以上、自然の支えなくして生きていけないのは自明のことです。「自然環境をなぜ守る必要があるのか?」といえば、それは自然が人類の存立基盤であり、私たちの社会も、経済活動も、その上に初めて成り立つからです。
では、そもそも、「環境問題」とは何でしょうか?
いうまでもないことですが、私たち人間がこの地球という惑星の上で生きていけるのは、水や空気、食物など私たちが生きていくのにふさわしい条件がそろっているからですね。では、どうやってそれらの条件が整えられたのかといえば、それは生物が40億年という永い歳月をかけて環境に働きかけ、自律的な生物圏を築き上げてきたからです。自然は、私たちの生活の必要を満たす資源を産生する場であるとともに、物質・エネルギーの循環を通して大気・水質・土壌の浄化や保全、気候調節などの機能を担っているのです。例えば、私たちが宇宙から降り注ぐ放射線や有害な紫外線に遺伝子を傷つけられず地上で生きていけるのは、大昔の藻類が産み出した酸素が成層圏でオゾン層を形成してくれたおかげですし、地表の温度が金星のように鉛も溶けるほどの高温にならずにすんでいるのも、温室効果をもたらす二酸化炭素を森林やサンゴ礁が固定してくれているおかげです。そして、この自然の安定性をもたらしてきたのは、生物とそれを取り巻く無機的環境との相互作用に加え、数百万といわれる生物種が網の目のように結び付き、互いに影響を及ぼし合い、全体として調節が働く生態系の仕組みです。その証拠は、現に今ある自然の姿と永い進化の歴史によって何よりも雄弁に示されているでしょう。
ところが、科学技術の発達と文明の進歩に伴い、人類の諸活動が次第に自然界のペースをかき乱し、不調和を産み出すようになりました。無数の化学物質の氾濫、乱獲や開発による生物種の減少、地球全体にまたがる気候変動など、人類の活動による影響は自然の許容範囲を越える質的・量的な変化をもたらし、その安定性を損ねています。それでも、人間が進化の過程で生まれてきた動物の一種であり、生態系の構成要素である以上、自然の支えなくして生きていけないのは自明のことです。「自然環境をなぜ守る必要があるのか?」といえば、それは自然が人類の存立基盤であり、私たちの社会も、経済活動も、その上に初めて成り立つからです。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/7dfne0a4njdd8na4ka4da4a4a4f_1/51.html