そう簡単にはいかないでしょう。
投稿者: chikengodzilla 投稿日時: 2002/08/30 12:38 投稿番号: [393 / 1126]
地球全体の太陽光エネルギーの総量が、そんなにあるとは知りませんでしたけど、もしそれが事実としても、その後の計算に抜けている要素があるように思えます。
まず、地球上の低緯度地方のある1点を注目したら、必ず昼と夜があるという問題。これで半分になります。さらに、日射量は、昼の中でも刻々と変わるので、太陽の動きを追っかけるモータードライブみたいな仕組みが無いと一番いい条件が整わない。
さらには、低緯度地方の晴天率がそれほど高くないという事実。季節をピックアップすると、「雨季」なんていうこともある。さらに、太陽電池の今知られている属性から考えると、曇天では相当効率が落ちるということも考慮しなければならない。(これは太陽電池内部の抵抗をどこまでゼロに近づけるかという技術課題でもあります。)
成層圏以上の高度のところで浮遊する物体で発電を行うなら、こうした問題をクリアできるかもしれませんけど。
だから現状の実力20%(これはかなり先端的なものですけど、コストダウンがないと事実上は使えない。比較的価格の安い普通の太陽電池は10%も下回るはず)の効率を実用化に当てはめて考えるわけにはいかないでしょう。
いずれにせよ、前のレスで紹介した通り、エネルギーに依存した食料生産という構造が変わらない限り、全体のエネルギー消費の膨張傾向は止まりません。
従って、有限な太陽エネルギーに依存する限り、食料生産とのバランスを取ることはかなり難しいことになります。
つまり、土地にしたって、太陽電池置くスペースがあるなら、まず畑を作れという状況ですね。
それに、以前コメントした通り、太陽電池を生産するエネルギーが大きかったりすると(私の知る限り、今の技術ではかなりエネルギー消費は大きいはずですが)電源建設を進めれば進めるほど、エネルギーの需要は一時的にせよより急速に拡大してしまい、かえってエネルギー危機の危険性を増大することになります。
ま、これは地球全体で一斉に行われたらの話で、小さな国ぐらいの単位で進められたとしても、大した問題にはならないでしょうけど。
結局、どういう状況でも北の豊かな国は生き残れるけど、南の貧しい国は、相当悲惨な状況になるということにしか過ぎないのですが。
ま、いずれにせよ、太陽電池自体が今の技術レベルのままである訳もないから、当面は研究開発の推移を見守るということになるでしょうね。
核融合と一緒で。
当座のところは、風力、波力、バイオマス、緑化そういった技術を総動員して対応するというシナリオの中では、もちろん太陽電池も有力な手段です。
これは メッセージ 392 (hiro5_6789 さん)への返信です.
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