面白い意見ですね。
投稿者: chikengodzilla 投稿日時: 2002/08/26 11:49 投稿番号: [384 / 1126]
「全電気化」「緑化」に並立する存在として「全太陽電池化」というシナリオを加えるべきだと言われるわけですね。
これを検討するには、次のような3つの視点からの検討がさらに加えられるべきでしょう。
1)太陽電池の生産についてどれだけのエネルギーが必要か(材料の精製などのエネルギーも含めて)
そして、そのエネルギーは太陽電池だけで調達可能なレベルになるのか
ここの部分がマイナスとなるとCO2は増えてしまいます。
2)地球が受け止める日射量は一定です。が、地球上のある一点が受け取れる日射量は、時々刻々と変化します。
植物シナリオでは、いきなり電気ではなく液体燃料という形でエネルギーを取り出すので、場所と時間について、生産と消費の間でズレがあっても対応しやすいと言えますが、太陽電池の場合はそれを解決する有望な方法の提示がまだありません。
太平洋全部を太陽電池を装着したパネルで覆うぐらいのスケールになれば別でしょうが、当然「非現実的」です。
また長大な送電線を設置することも送電ロスを招くのでやはりこれも非現実的です。
さらに、現状の太陽電池の電気への変換効率が大して高くない状況を考えると、その電気を使って液体燃料のような燃料の生産を行う「さらなる効率の悪化要因」を加えることも、非現実的に見えます。
3)植物化のシナリオでは、人間が係る領域は、「植物が生育できる環境を整備する」ところまでです。後の部分は、生命体である植物が本来持つ能力に依存する訳です。一方太陽電池の場合、どうしても人間が生産し、それを設置する手間が残ります。
アーサー・C・クラークの「2010年宇宙の旅」に登場したモノリスの如く、自分で自分の複製を周りの材料から作ってしまう機能が太陽電池そのものに加われば言うこと無いのですが。
現時点での私の見方は、
太陽電池が有望と見られる場面は、経済的な側面から見て、他の方法よりもそれが安いという条件が整う場合だけに限られることになるだろうと見ています。
従って、大規模な太陽光発電所はまず作られることはないでしょう。
これは メッセージ 382 (hiro5_6789 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/4d6adldbja4ka4da4a4a4f2fea1bava4r9ma4a8a4ha4a6a1a3_1/384.html