行川一郎(なめかわいちろう)
投稿者: rui0808 投稿日時: 2001/08/30 00:07 投稿番号: [193 / 1126]
神奈川大学経済学部教授
繰り返される環境問題
「自然は,沈黙した。ああ鳥がいた,と思っても,死にかけていた。春が来たが,沈黙の春だった。すべては、人間みずからまねいた禍だったのだ。」レイチェル・カーソン著「沈黙の春」(1962)の有名な冒頭部分「明日の寓話」から象徴的な言葉を拾ったものである。生物学者であったカーソンは「この地上に生命が誕生して以来,生命と環境という2つのものが、互いに力を及ぼし合いながら,生命の歴史を織り成してきた。」と語り,自然均衡を破壊する農薬等の化学薬品の危険性を冷徹に告発した。当時、ケネデイ政権下の米議会をも揺るがした彼女の書(=環境保護の原典とされる〉が生まれた背景にはアメリカ式大規模農業にまつわる農薬大量散布の特有な図式があるわけだが,今日,環境問題を語る時に農薬を真っ先に挙げる人が果たしてどれほどいるだろうか。それほど,人々の関心は時とともに移ろいやすく、重要で深刻な事実を過去に置き去りにしがちなのである。・・・と
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