ナラボー平原での穀物生産のコスト試算
投稿者: wakou_no_shison 投稿日時: 2008/08/06 06:06 投稿番号: [190 / 200]
ひとつの試算ということで、一応再編集して掲載しておきます。
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ナラボー平原での穀物生産のコスト試算
オーストラリアにナラボー平原というところがある。
ここは横幅が3,000kmもある大平原なのだが、乾燥していて川もない
ところで、100km〜200kmごとのロードハウスがあるだけという無人
地帯。
ナラボー平原
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%BC%E5%B9%B3%E5%8E%9F
>ナラボー平原は、オーストラリア のグレートビクトリア砂漠南部、グレートオーストラリア湾の北湾に位置する砂漠気候の平原。ナラーバー平原とも。
>面積は 20000K㎡、最も広いところで東西 1200kmに及び、東部は南オーストラリア州、西部は西オーストラリア州に属している。 ナラボーの語源はラテン語の"NULL-uh-bore"(木のない)。
もしも温暖化で日本で食料が足りなくなるというのであれば、こう
いう場所を借りて、巨大な海水淡水化設備を作って、穀倉地帯にす
ればいい。日本が出資して、生産した作物の10%をオーストラリ
アに納税して、90%は日本へ輸送することにする。
こうして生産された作物は、はたしてどれくらいの価格になるのか
を計算してみた。
1.海淡水のコスト
ナラボー平原においては、海岸線沿い1,000km〜海岸線から500kmの
地点までの、長方形の領域を農地にする。
●海水を淡水化した水のコストを、1トン37円とする。
●淡水化した海水をパイプラインで内陸500km地点まで輸送する
コストを、1トン当たり127円とする。従って内陸0km〜500km
の範囲における平均の輸送コストは、1トン当たり64円。
根拠:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E6%BC%A0%E7%B7%91%E5%8C%96
>尚、最近は技術革新によって海水淡水化のコストは淡水1t当り45
>セントと地中海をまたいだ河川水のタンカー運搬コストより安価
>になった。原子力海水淡水化によって更に淡水製造コストが下が
>ることにより、河川に依存しない大規模な灌漑が可能になると見
>られている。原子力海水淡水化のコスト1t35セント、内陸500km
>パイプライン輸送費は1t当り1ドル20セント前後と見られている。
2.小麦の生産コスト
小麦は一キログラムに千リットルの水があればいいから、小麦を全
て海淡水で栽培したとした場合、小麦10kgあたりの水のコストは
1,010円。
通常の小麦1トンの生産コストを3万円とすると、
海淡水で生産した小麦10kgのコスト = 300円+1,010円
= 1,310円 <−−−−− ◎
3.水田での米の生産コスト
水田の場合、塩害が発生することもないし、連作障害も発生しない。
麦の場合は1kgに対して淡水が1,000リットルでよかったが、水田の場合
は4,511リットル使う。→米は麦よりも4.511倍水を使う。
根拠:
http://damhantaikanuma.web.infoseek.co.jp/KanumaWaterService/agriDemand.html
>●全国の水田における使用水量の平均を21,655m3/haと見ることは妥当
米は1反8俵= 480kgとして、1ha = 10反で4,800kg収穫できる。
米4,800kgに対する使用水量は21,655m3
↓
米10kgに対する使用水量は45,110リットル。
上記より、米10kgあたりの水のコストは、小麦の場合の1,010円の4.511倍
であるから、4,556円。
米10kgの生産コストを340円(オーストラリア)とすると、
海淡水を使用した米の生産コストは、10kgで 4,896円。 <−−−−−−◎
→ 新潟こしひかりの価格と、ほぼ同じ。
4.生産規模
ナラボー平原1,000km x 500kmは、5,000ha。これは日本の全耕地面
積の10倍。
日本の食糧自給率は40%、日本の人口は1.3億人ということから、
ナラボー平原での生産規模は、(新潟こしひかりを買える程度の所
得水準の人間なら)5.2億人分の食料を賄える規模だということ
になる。
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ナラボー平原での穀物生産のコスト試算
オーストラリアにナラボー平原というところがある。
ここは横幅が3,000kmもある大平原なのだが、乾燥していて川もない
ところで、100km〜200kmごとのロードハウスがあるだけという無人
地帯。
ナラボー平原
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%BC%E5%B9%B3%E5%8E%9F
>ナラボー平原は、オーストラリア のグレートビクトリア砂漠南部、グレートオーストラリア湾の北湾に位置する砂漠気候の平原。ナラーバー平原とも。
>面積は 20000K㎡、最も広いところで東西 1200kmに及び、東部は南オーストラリア州、西部は西オーストラリア州に属している。 ナラボーの語源はラテン語の"NULL-uh-bore"(木のない)。
もしも温暖化で日本で食料が足りなくなるというのであれば、こう
いう場所を借りて、巨大な海水淡水化設備を作って、穀倉地帯にす
ればいい。日本が出資して、生産した作物の10%をオーストラリ
アに納税して、90%は日本へ輸送することにする。
こうして生産された作物は、はたしてどれくらいの価格になるのか
を計算してみた。
1.海淡水のコスト
ナラボー平原においては、海岸線沿い1,000km〜海岸線から500kmの
地点までの、長方形の領域を農地にする。
●海水を淡水化した水のコストを、1トン37円とする。
●淡水化した海水をパイプラインで内陸500km地点まで輸送する
コストを、1トン当たり127円とする。従って内陸0km〜500km
の範囲における平均の輸送コストは、1トン当たり64円。
根拠:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E6%BC%A0%E7%B7%91%E5%8C%96
>尚、最近は技術革新によって海水淡水化のコストは淡水1t当り45
>セントと地中海をまたいだ河川水のタンカー運搬コストより安価
>になった。原子力海水淡水化によって更に淡水製造コストが下が
>ることにより、河川に依存しない大規模な灌漑が可能になると見
>られている。原子力海水淡水化のコスト1t35セント、内陸500km
>パイプライン輸送費は1t当り1ドル20セント前後と見られている。
2.小麦の生産コスト
小麦は一キログラムに千リットルの水があればいいから、小麦を全
て海淡水で栽培したとした場合、小麦10kgあたりの水のコストは
1,010円。
通常の小麦1トンの生産コストを3万円とすると、
海淡水で生産した小麦10kgのコスト = 300円+1,010円
= 1,310円 <−−−−− ◎
3.水田での米の生産コスト
水田の場合、塩害が発生することもないし、連作障害も発生しない。
麦の場合は1kgに対して淡水が1,000リットルでよかったが、水田の場合
は4,511リットル使う。→米は麦よりも4.511倍水を使う。
根拠:
http://damhantaikanuma.web.infoseek.co.jp/KanumaWaterService/agriDemand.html
>●全国の水田における使用水量の平均を21,655m3/haと見ることは妥当
米は1反8俵= 480kgとして、1ha = 10反で4,800kg収穫できる。
米4,800kgに対する使用水量は21,655m3
↓
米10kgに対する使用水量は45,110リットル。
上記より、米10kgあたりの水のコストは、小麦の場合の1,010円の4.511倍
であるから、4,556円。
米10kgの生産コストを340円(オーストラリア)とすると、
海淡水を使用した米の生産コストは、10kgで 4,896円。 <−−−−−−◎
→ 新潟こしひかりの価格と、ほぼ同じ。
4.生産規模
ナラボー平原1,000km x 500kmは、5,000ha。これは日本の全耕地面
積の10倍。
日本の食糧自給率は40%、日本の人口は1.3億人ということから、
ナラボー平原での生産規模は、(新潟こしひかりを買える程度の所
得水準の人間なら)5.2億人分の食料を賄える規模だということ
になる。
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これは メッセージ 1 (inatarou2001 さん)への返信です.