変化してきたIWC2
投稿者: maeenntotyau 投稿日時: 2010/02/10 22:43 投稿番号: [5788 / 15828]
一九六四年から六七年にかけて米国で人気を呼び、後に日本でも話題になったテレビ番組「わんぱくフリッパー」がそれである。主人公のイルカ、フリッパーの愛くるしい表情やしぐさが評判になり、機敏な動作で人間を救うというストーリーがイルカ(クジラ)=賢い動物というイメージを定着させた。今も欧米で定着しているクジラの擬人化風潮はこうしてできあがっていった。
擬人化といえばちょうど一年前の今ごろ、米国で「チャーチル」が話題になっていたことを思い出す。米東部・ボストン沖の大西洋でナイロン製の太い釣り糸をあごに絡ませたホッキョククジラが発見された。このまま放置すると傷口が化膿して死亡するおそれがあるとして手当てのための一大救済作戦が展開されたのだった。
ホッキョククジラはシロナガスクジラなどと同じヒゲクジラ類に属する大型クジラである。体長十五メートル、体重五十トンとも推定されるこの手負いのクジラには「チャーチル」という愛称までつけられ、いまどの海域を回遊しているかなどチャーチルの情報を知らせるホームページまで登場する騒ぎになった。しかし航空機や沿岸警備隊まで出動した救済作戦は、強風や濃霧などの悪天候に阻まれて難航していた。
そしてあの忌まわしい「9・11テロ」−−米国ばかりか世界中が卑劣なテロ行為に怒り、悲しみ、そして一致団結してテロに立ち向かおうと世論は高揚した。いつしかチャーチル救済劇は忘れられていた。後に詳しく触れるが、チャーチル君と同じホッキョククジラが米国内で年間約五十頭も捕獲されている事実など、このホームページには一言も触れられていない。
一転、クジラ保護団体に
一九七二年の国連人間環境会議で米国が唐突にある提案をした。「商業捕鯨十年間禁止勧告」である。米代表はこう訴えた。
「一頭のクジラを守れずして、地球を人類を守れるのか」
なんと感動的(?)な演説である。が、ちょっと待ってほしい。七二年といえば米国はベトナムで絶望的な戦争を続けていた時だ。多くのベトナム国民と米国の若者たちの生命が、ともに虫けらのように奪われていたまさにその時に、「クジラを守れ」とはよくもいえたものである。
擬人化といえばちょうど一年前の今ごろ、米国で「チャーチル」が話題になっていたことを思い出す。米東部・ボストン沖の大西洋でナイロン製の太い釣り糸をあごに絡ませたホッキョククジラが発見された。このまま放置すると傷口が化膿して死亡するおそれがあるとして手当てのための一大救済作戦が展開されたのだった。
ホッキョククジラはシロナガスクジラなどと同じヒゲクジラ類に属する大型クジラである。体長十五メートル、体重五十トンとも推定されるこの手負いのクジラには「チャーチル」という愛称までつけられ、いまどの海域を回遊しているかなどチャーチルの情報を知らせるホームページまで登場する騒ぎになった。しかし航空機や沿岸警備隊まで出動した救済作戦は、強風や濃霧などの悪天候に阻まれて難航していた。
そしてあの忌まわしい「9・11テロ」−−米国ばかりか世界中が卑劣なテロ行為に怒り、悲しみ、そして一致団結してテロに立ち向かおうと世論は高揚した。いつしかチャーチル救済劇は忘れられていた。後に詳しく触れるが、チャーチル君と同じホッキョククジラが米国内で年間約五十頭も捕獲されている事実など、このホームページには一言も触れられていない。
一転、クジラ保護団体に
一九七二年の国連人間環境会議で米国が唐突にある提案をした。「商業捕鯨十年間禁止勧告」である。米代表はこう訴えた。
「一頭のクジラを守れずして、地球を人類を守れるのか」
なんと感動的(?)な演説である。が、ちょっと待ってほしい。七二年といえば米国はベトナムで絶望的な戦争を続けていた時だ。多くのベトナム国民と米国の若者たちの生命が、ともに虫けらのように奪われていたまさにその時に、「クジラを守れ」とはよくもいえたものである。
これは メッセージ 5787 (maeenntotyau さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143583/ja7dfa4offckdca4ncq_1/5788.html