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北の「ノドン」迎撃に2正面作戦2

投稿者: remember140917 投稿日時: 2003/11/15 23:50 投稿番号: [92860 / 232612]
(1から続く)

  【SM−3】

  大気圏外を飛ぶ中間段階の迎撃を想定したのがSM−3だ。現在、イージス艦で使用されているSM−2の改良型となる。

  日米で共同研究を進め、「本格的な成果が出るのは数年先」とされてきた。元々、旧ソ連に対する脅威を想定して開発が始まったという。

  射程は約1200キロ。米国の戦域弾道ミサイル防衛システムの中核を担うイージス艦搭載型迎撃ミサイルである。

  イージス艦に搭載ということは即ち、艦を派遣することで、世界中の海にSM−3システムを展開できることになる。

  【海上自衛隊が改良中】

  北の脅威に対し、海上自衛隊はSM−3などの海上配備型ミサイルを搭載できるようイージス艦4隻を改良中である。新たにイージス艦2隻の導入も決定した。

  SM−1の場合、発射から命中に至るまで、母艦からのレーダー波照射が必要だった。SM−2の場合、母艦からのレーダー波照射は命中直前の数秒だけでよい。

  SM−3は、これにハイテクの弾道ミサイル迎撃機能を加えた強力なものである。

  北が暴発し、日本に向けてプルトニウム型核爆弾や生物化学兵器を弾頭に搭載したノドンやテポドン1を発射すると、10分で日本に落ち、放射能や猛毒物資や細菌がバラまかれることになる。

  【抑止力】

  PAC3とSM−3による両面のBMDシステムは、テロ国家・北朝鮮への抑止力につながるのか。

  軍事評論家で「軍事研究」編集部の大久保義信氏は「SM−3やPAC3はあくまで迎撃用であり、抑止力とするのは疑問」と解説する。

  抑止力については、「『こっちが殴ればあっちも殴るからやめよう』というのが抑止であって、『何発撃っても撃ち落されるからやめよう』というのは抑止ではない」とも説明する。

  迎撃システムについては、「SM−3はイージス艦が洋上に出ていないと使えない。日本海に1隻や2隻浮かべたところで、日本全土に向けられたノドンなどをカバーできるかどうかはわからない。完全に迎撃できるとはかぎらない」。

  北の暴発については「日本に『撃つぞ』という態度を示しても、実際に撃つことはないと個人的には思う。日本も北の恫喝を黙って見過ごすわけではない、という強い姿勢を示すことが重要である」と話す。
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