>どなたか答えてください
投稿者: yayoijin_matsuei 投稿日時: 2003/10/07 18:26 投稿番号: [89492 / 232612]
参考までに。
次の一節は、岡崎久彦氏の著書からの抜粋です。チョット長いですが引用します。
岡崎氏は色々著作を出していますが、渡部昇一氏の史観とかなり近いというのが私の見方です。即ち、「新しい歴史教科書を作る会」の藤岡信勝氏等よりさらに「右」というなら、そういうことです。(「右」というのは漠然とした言い方ですが、(昭和期)終戦前の軍部についての見方:当時の軍部をかなりの程度、弁護しているという意味です。全肯定している訳ではないのは言うまでもない。)
【南京事件については、時の外務省東亜局石射猪太郎が「現地からの報告には」略奪、強姦、目も当てられぬ惨状とある。嗚呼(ああ)これが皇軍か」と嘆き、参謀本部の堀場一雄は「一部不軍紀状態を現出し・・・十年の恨みを買い、日本軍の威信を傷つけた」と書き、松井石根司令官が「何ということをしてくれたか」と涙を流した対象は何であったのだろうか。三人のうち誰も自分の目で見たわけではないから、裁判の次元では伝聞として証拠の価値はないかもしれないが、それが通常の占領に不可避的に伴う若干の事件以上の規模の何ものかであったことは、歴史として当然断定してよい。
パル判事(注:東京裁判で被告の無罪を主張した少数意見の判事)も、証拠に対してあらゆる批判を加えたうえでも、南京における日本兵の行動が兇悪であったことは疑いない、と書いている。
南京事件について、二十万以上の被害者がでたというのは荒唐無稽であり、これを支持した判決は不公正である。と同時に、通常以上の規模の残虐事件があったことも認めざるをいない。そこで初めて妥当な歴史観が育つのである。
日本人は、北清事変、日露戦争で日本軍が世界に示した規律の伝統があり、暴行などをする軍隊ではないと信じていただけに、東京裁判における南京事件のショックは大きかった。しかし、南京事件の存在を認めることにより、日本軍も普通の人間として、時と場所によっては、異常な雰囲気に溺れる人類共通の弱さをもつと認めれば、その結果、他の民族を公平客観的にみられるようになるであろう。
他面、南京事件以外の戦場では日本軍は伝統的な規律を保ち、とくに南京事件を繰り返すまいとの自覚の上に立って、それに続く漢口占領では規律厳正であり、そのときの司令官岡村寧治がのちに総司令官となってからは、その厳命の下に、"焼くな、犯すな、殺すな"の三戒を守り、敗戦までの七年間占領地住民との関係を良好に保ったのは事実である。
(中略)
南京事件を全否定しないかぎり民族の誇りを保てないと考えるばかりに、日本人の歴史観について国際的信用を失うという悪循環を断ち切らねばならない。】
なお、あなたがネット上の情報を参考にしながらも、本(著作物)を基本としていることは良いことだと思います。ネット上の情報はいつでも不都合が生じれば削除でも抹消でもできますが、本は一旦販売されて読者に渡ってしまえば抹消することができない。従って本の著者の場合には、社会的信用というものをより意識しているというのが私の価値観です。
次の一節は、岡崎久彦氏の著書からの抜粋です。チョット長いですが引用します。
岡崎氏は色々著作を出していますが、渡部昇一氏の史観とかなり近いというのが私の見方です。即ち、「新しい歴史教科書を作る会」の藤岡信勝氏等よりさらに「右」というなら、そういうことです。(「右」というのは漠然とした言い方ですが、(昭和期)終戦前の軍部についての見方:当時の軍部をかなりの程度、弁護しているという意味です。全肯定している訳ではないのは言うまでもない。)
【南京事件については、時の外務省東亜局石射猪太郎が「現地からの報告には」略奪、強姦、目も当てられぬ惨状とある。嗚呼(ああ)これが皇軍か」と嘆き、参謀本部の堀場一雄は「一部不軍紀状態を現出し・・・十年の恨みを買い、日本軍の威信を傷つけた」と書き、松井石根司令官が「何ということをしてくれたか」と涙を流した対象は何であったのだろうか。三人のうち誰も自分の目で見たわけではないから、裁判の次元では伝聞として証拠の価値はないかもしれないが、それが通常の占領に不可避的に伴う若干の事件以上の規模の何ものかであったことは、歴史として当然断定してよい。
パル判事(注:東京裁判で被告の無罪を主張した少数意見の判事)も、証拠に対してあらゆる批判を加えたうえでも、南京における日本兵の行動が兇悪であったことは疑いない、と書いている。
南京事件について、二十万以上の被害者がでたというのは荒唐無稽であり、これを支持した判決は不公正である。と同時に、通常以上の規模の残虐事件があったことも認めざるをいない。そこで初めて妥当な歴史観が育つのである。
日本人は、北清事変、日露戦争で日本軍が世界に示した規律の伝統があり、暴行などをする軍隊ではないと信じていただけに、東京裁判における南京事件のショックは大きかった。しかし、南京事件の存在を認めることにより、日本軍も普通の人間として、時と場所によっては、異常な雰囲気に溺れる人類共通の弱さをもつと認めれば、その結果、他の民族を公平客観的にみられるようになるであろう。
他面、南京事件以外の戦場では日本軍は伝統的な規律を保ち、とくに南京事件を繰り返すまいとの自覚の上に立って、それに続く漢口占領では規律厳正であり、そのときの司令官岡村寧治がのちに総司令官となってからは、その厳命の下に、"焼くな、犯すな、殺すな"の三戒を守り、敗戦までの七年間占領地住民との関係を良好に保ったのは事実である。
(中略)
南京事件を全否定しないかぎり民族の誇りを保てないと考えるばかりに、日本人の歴史観について国際的信用を失うという悪循環を断ち切らねばならない。】
なお、あなたがネット上の情報を参考にしながらも、本(著作物)を基本としていることは良いことだと思います。ネット上の情報はいつでも不都合が生じれば削除でも抹消でもできますが、本は一旦販売されて読者に渡ってしまえば抹消することができない。従って本の著者の場合には、社会的信用というものをより意識しているというのが私の価値観です。
これは メッセージ 89482 (borninjapan55 さん)への返信です.