田中真紀子の罪
投稿者: sinngaodayo786 投稿日時: 2003/10/05 21:51 投稿番号: [89363 / 232612]
検証「金正男」氏事件
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キムジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏(30)とみられる男性ら4人が不法入国しようとして成田空港で拘束された事件は、いまだに数多くの謎と不可解さを残す。男性は何を語り、政府はどう動いたのか。強制退去までの4日間の経緯を、関係者の証言などから検証した。【「金正男」氏事件取材班】
■拘束
外国機関から情報
5月1日午後3時21分、シンガポール発の日本航空712便が、成田空港に着陸した。第2旅客ターミナル62番スポットから、乗客145人が次々と降り立った。
ビジネスクラス席に横一列に座っていた東洋系の男性1人、女性2人、男児1人の4人連れも、30メートルほど歩いて東京入国管理局成田空港支局の入国審査場に入った。男性は茶色のベストに黒のポロシャツ姿。女性らが持つのはルイ・ヴィトンの高級ショルダーバッグとポーチ、そしてキャリーバッグ2個。一見して裕福な観光客ふうだった。機内預け荷物はなく、海外旅行としては身軽な旅装で、日本国内で身の回りの世話をする人が待っているかのようだった。
22カ所並ぶブースのうち右寄りにある外国人用ブース。しかし、男性らの順番がきたとき、列の流れは止まった。
男性からドミニカ共和国の旅券を提示された入国審査官は、カウンター下に置かれた電話の受話器を取った。自動的に、審査場隣の中央審査事務室内にブザーが響き渡った。待機していた審査官らが駆け寄り、4人を中央審査室隣の口頭審理室に誘導した。女性の1人が朝鮮語で何か話したが、4人は抵抗するそぶりを見せなかった。
その動きを、東京から来た公安調査庁職員や入管職員ら十数人がじっと見守った。彼らは、一行の男性が金正男氏かどうか見極めようとしていた。公安調査庁は比較的新しい金正男氏の写真を数種類、入手していた。口頭審理室に向かった男性はやや太ってはいたものの、写真に酷似していた。
実はこの日、入管当局には公安調査庁から極秘の連絡が入っていた。
「金正男氏らのグループが、非公式に入国するとの情報があり、監視・対処されたし」
4人は情報通りに、待ち構えていた入管当局の前に現れた。4人の旅券は、空港内にある偽変造文書対策室に回された。男性と男児、女性1人の3通が、名義人に関するページを偽造した旅券と判明したのは1日午後5時ごろ。到着から約1時間40分が過ぎていた。
「国家レベルの大変な“お客さん”だ」。現場に緊張が走り、「極秘」対応の指示が回った。鑑識結果は、すぐに入管成田空港支局から法務省の入国管理局に報告された。
「金正男氏入国」の情報を、法務省の外局である公安調査庁はそもそもどこから入手したのか。
法務省入国管理局の寺脇一峰総務課長は4日の記者会見で事前情報の存在を否定し、「入国審査官の機転」を強調した。その後、18日の衆院法務委員会では、中尾巧入管局長が「アジア系外国人が偽造旅券で入国するという程度の情報は入手していた」と述べたが、金正男氏に関する情報かとの質問には「そうではない」と否定した。
しかし、複数の関係者によると、金正男氏の入国情報は、外国の情報機関から事前に入っていた。英国のMI6(情報局秘密情報部)、米国のCIA(中央情報局)、韓国のNIS(国家情報院)など、各国のさまざまな情報機関が北朝鮮要人に関する情報を収集している。今回、4人の身柄を入国直前に拘束した点について「外国の機関から要請があったのも一因」と指摘する関係者もいる。今回の情報がどの機関からもたらされたのかについて、法務省幹部は「はっきりさせることはできない。二度と情報が入らなくなる」と答えを避ける。そして「いろんな情報だ。一つではない」と加えた。
警察当局も事前に金正男氏らの入国情報をつかんでいたともいわれる。しかし、千葉県警など現場には伝わっておらず、入管当局などとの事前調整もなかった。警察庁幹部は「こっちに情報が入るのが遅かったということだ」と話すだけだ。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キムジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏(30)とみられる男性ら4人が不法入国しようとして成田空港で拘束された事件は、いまだに数多くの謎と不可解さを残す。男性は何を語り、政府はどう動いたのか。強制退去までの4日間の経緯を、関係者の証言などから検証した。【「金正男」氏事件取材班】
■拘束
外国機関から情報
5月1日午後3時21分、シンガポール発の日本航空712便が、成田空港に着陸した。第2旅客ターミナル62番スポットから、乗客145人が次々と降り立った。
ビジネスクラス席に横一列に座っていた東洋系の男性1人、女性2人、男児1人の4人連れも、30メートルほど歩いて東京入国管理局成田空港支局の入国審査場に入った。男性は茶色のベストに黒のポロシャツ姿。女性らが持つのはルイ・ヴィトンの高級ショルダーバッグとポーチ、そしてキャリーバッグ2個。一見して裕福な観光客ふうだった。機内預け荷物はなく、海外旅行としては身軽な旅装で、日本国内で身の回りの世話をする人が待っているかのようだった。
22カ所並ぶブースのうち右寄りにある外国人用ブース。しかし、男性らの順番がきたとき、列の流れは止まった。
男性からドミニカ共和国の旅券を提示された入国審査官は、カウンター下に置かれた電話の受話器を取った。自動的に、審査場隣の中央審査事務室内にブザーが響き渡った。待機していた審査官らが駆け寄り、4人を中央審査室隣の口頭審理室に誘導した。女性の1人が朝鮮語で何か話したが、4人は抵抗するそぶりを見せなかった。
その動きを、東京から来た公安調査庁職員や入管職員ら十数人がじっと見守った。彼らは、一行の男性が金正男氏かどうか見極めようとしていた。公安調査庁は比較的新しい金正男氏の写真を数種類、入手していた。口頭審理室に向かった男性はやや太ってはいたものの、写真に酷似していた。
実はこの日、入管当局には公安調査庁から極秘の連絡が入っていた。
「金正男氏らのグループが、非公式に入国するとの情報があり、監視・対処されたし」
4人は情報通りに、待ち構えていた入管当局の前に現れた。4人の旅券は、空港内にある偽変造文書対策室に回された。男性と男児、女性1人の3通が、名義人に関するページを偽造した旅券と判明したのは1日午後5時ごろ。到着から約1時間40分が過ぎていた。
「国家レベルの大変な“お客さん”だ」。現場に緊張が走り、「極秘」対応の指示が回った。鑑識結果は、すぐに入管成田空港支局から法務省の入国管理局に報告された。
「金正男氏入国」の情報を、法務省の外局である公安調査庁はそもそもどこから入手したのか。
法務省入国管理局の寺脇一峰総務課長は4日の記者会見で事前情報の存在を否定し、「入国審査官の機転」を強調した。その後、18日の衆院法務委員会では、中尾巧入管局長が「アジア系外国人が偽造旅券で入国するという程度の情報は入手していた」と述べたが、金正男氏に関する情報かとの質問には「そうではない」と否定した。
しかし、複数の関係者によると、金正男氏の入国情報は、外国の情報機関から事前に入っていた。英国のMI6(情報局秘密情報部)、米国のCIA(中央情報局)、韓国のNIS(国家情報院)など、各国のさまざまな情報機関が北朝鮮要人に関する情報を収集している。今回、4人の身柄を入国直前に拘束した点について「外国の機関から要請があったのも一因」と指摘する関係者もいる。今回の情報がどの機関からもたらされたのかについて、法務省幹部は「はっきりさせることはできない。二度と情報が入らなくなる」と答えを避ける。そして「いろんな情報だ。一つではない」と加えた。
警察当局も事前に金正男氏らの入国情報をつかんでいたともいわれる。しかし、千葉県警など現場には伝わっておらず、入管当局などとの事前調整もなかった。警察庁幹部は「こっちに情報が入るのが遅かったということだ」と話すだけだ。
これは メッセージ 89359 (vaio6253 さん)への返信です.