小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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6ヵ国協議でも伝統的交渉術−北朝鮮②

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/09/09 05:55 投稿番号: [85840 / 232612]
北朝鮮の交渉術もその源流をたどると故金日成主席に至る。一九七二年八月、初の南北赤十字会談を前にして、金日成首相(当時)は会談代表に対して、次のように教示したという。

  「革命をしてみれば、階級的な恩讐(おんしゅう)たちと交渉テーブルに向かい合って座ることもある。いかなる場合も、共産主義者たちは主導権をしっかりと握り、階級的な原則を徹底して固守すべきであり、一寸たりとも譲歩せず、頑強に押していくべきだ」

  「交渉と対話も一つの戦闘だ。敵との戦闘で譲歩ということはあり得ない。たとえ交渉が決裂するとしても、惜しくはない。そして、どうせ交渉が決裂するのなら、壁も扉のようにたたいて無理押ししてでも敵たちの肝を冷やしめるべきだ」

  「われわれが南朝鮮当局者たちと対話をするのは、対話を通して有利な高地を占領するところに目的があり、彼らと妥協して現状を維持しようということではない。対話が決裂する場合には、その責任を敵たちに押し付けなければならない」

  「赤十字会談を通して南朝鮮に割って入る道が開けるようなら会談をちょっと引きずり、そんな可能性が見えないようなら南朝鮮側ですぐには受け入れられない『反共法撤廃』『自由往来』のような高い要求条件を掲げて会談を未練なく終わらせるべきだ。そして、会談が進む期間はこの会談の場をわれわれの宣伝舞台として利用すべきだ」

  この三十年以上も前の故金主席の「秘密教示」は、今回の六カ国協議でも十分に機能している。ただ、今回の場合は、現政権の生存がかかっている問題なので、北朝鮮も簡単には協議をけることはできないはずだ。

  最後に、北朝鮮の核・ミサイル開発と関連して、故金主席が興味深いことを語っているので紹介する。

  「南朝鮮から米国のやつらを追い出さなければならない。…戦争準備を整えることで何より至急なことは、米国本土を打撃し得る手段を持つことだ。今まで世界の戦争の歴史では数百、数十件の大小の戦争があったが、米国本土ではいまだに砲弾一発落ちたことがない。そんな米国本土が砲弾の洗礼を受けるようになれば、どうなるか?   その時には状況が変わるのだ。だから君たちは、一日も早く核兵器と長距離ミサイルを自己生産できるよう積極的に開発すべきだ」(一九六八年十一月)
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