②アメリカが持ち込んだ日本の民主主義
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2003/09/09 00:52 投稿番号: [85828 / 232612]
■ポツダム宣言の第10項
13項目あるポツダム宣言の中の10項目に、「日本政府は、日本国民の間にある民主主義的傾向の復活に対する一切の障害を除去すべし、〜(以下略)」とあります。
連合国側は、日本の政治体制として戦前に民主主義が行われていたことを知っていたことになります。この辺の事情を、外交の専門家・岡崎久彦さんが「どこで日本人の歴史観は歪んだのか:海竜社刊」で書いておられます。少なくとも、ポツダム宣言を書いた人、関わった政治家、政治官僚たちは、日本に戦争前に十分な民主主義が機能していたことを知っているから書いていると思います。それで、戦後はその民主主義体制に「戻しなさい」、と日本に要求して
います。
この、「復活」する政治というのは、日本が大陸との戦争に入っていく前の大正デモクラシー時代のことです。そして、また、戦後すぐの日本政府も、挙国一致の戦時体制からが戻るべき政治体制は、大正デモクラシー時代の民主主義だと、その当時の政
治家はみなそういう認識でいたのだそうです。
政府はさっそく、敗戦から4ヵ月後の昭和20年12月には、戦時体制以前の時代から懸案だった、女性の参政権や土地の開放を行います。これも、占領軍の強制で行ったものではなくて、大正時代から議題に昇っていた案件で、けっこう議論も交わされていたのですが、戦争が大きくなってそれどころではなくなり、棚上げされていた案件のようですね。ただ、当時は占領下ですから、政治も万事、占領軍の了解を取らないと
できないわけです。また、婦人票を選挙に組み入れたいとする占領軍の思惑もあって、施行しています。もう順調に議会も動いています。
この施行ですが、なんと、当時当然ながら有効だった明治憲法の下に施行されています。占領下での新憲法=日本国憲法で施行されたのではないんですね。明治憲法が、十分に民主主義に対応する憲法だったということですね。
「戦前の日本は暗黒で、アメリカが日本に民主主義を持ち込んだ」という見方は、占領軍のプロパガンダそのものだと思われます。
http://www.officerei.com/echie_magazine/
これは メッセージ 85827 (hangyosyufu さん)への返信です.
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