変人宰相の後見人
投稿者: mugiwaraboushi_55 投稿日時: 2003/09/06 17:01 投稿番号: [85471 / 232612]
党内融和が小泉再選の最優先と位置づける森喜郎。
その信念通りに人脈をフル稼働して気配りと目配りに余念がない。
あっちで反小泉の狼煙が上がれば消化器持参で駆けつけ、こっちに小泉に対する不満の声があれば一升瓶持参で愚痴を聞きに行く。
その様な森の努力の甲斐もあって、無風再選の流れが出来かけたのは六月も半ばの頃だった。
『いいかい、純ちゃん、おとなしくしてるんだよ』
『党内融和、挙党態勢を唱えていれば純ちゃんの再選は間違いないんだから』
食事の度に、酒席を交えるたびに、森はクドクドと小泉に諭したものである。
『そうですよ総理、再選してこその構造改革なんですから』と、森の腹心である中川秀直も口を添えることは忘れない。
『分かっている』と小泉の返事はワンパターンなのだが、それが守られたためしは少ない。
反小泉勢力の神経を逆なでする発言が出たのは、青木、森、中川との会食の翌日のことである。
『郵政民営化、道路公団民営化は小泉が再選されたら自民党の公約になる』
『いやなら私を変えればいいんですよ』
この瞬間、森喜郎と中川秀直がせっせと積み上げてきた小泉無風再選のプランは全て水泡に帰したのである。
『代えろと言うなら代えてやろうじゃないか』野中・古賀・亀井の抵抗勢力トリオはこの日から本格的に小泉再選阻止活動を開始した。
『なんてことを言うんだ、純ちゃんは・・・・オレはもう知らないから』と、気配り目配りの森もこの日は匙を投げたという。
が、匙を投げていたのもほんの数日、森、中川コンビは小泉再選の下工作を開始するのである。
『本人によく言って聞かせますから、なにぶんにもよろしく』
何と言っても総理経験者である。
森に頭を下げられて悪い気のする議員は少ない。
青木、堀内が全面的に小泉支持を宣言したのも森の存在があってのことだろう。
小泉再選の流れが急になるにしたがい、森の評価は現役の総理の頃よりも格段に上昇している。
自他共に認める変人宰相の後見人としての立場が、一回りも二回りも森を大きくさせているからだろう。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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