小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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物資や訪朝団“ピストン輸送”

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/09/05 06:58 投稿番号: [85216 / 232612]
万景峰再び入港   姑息な北の思惑   物資や訪朝団“ピストン輸送”

  短期間で再び新潟に入港した「万景峰92」。国土交通省に指摘された欠陥をすべて数日の間に是正したことも確認された。北朝鮮は今月九日に建国五十五周年の「記念日」を控えている。検査をクリアした上での再入港には、万景峰が記念日を盛大に行うために必要な大量の物資と大規模な訪朝団を乗せての“ピストン運航”の役割を担っていることをあらためて浮き彫りにした。拉致問題は棚上げしながらも、日本との経済や交流のパイプだけは確保したいという「北」の姑息(こそく)な思惑も見え隠れする。

≪祝賀品輸送≫

  建国記念日にあたる九日をピークに、北朝鮮では五日ごろから記念行事が開かれ、大量の食品や酒などが消費される。

  万景峰で運ばれる物資について日朝交流関係者は「器材は祝賀を盛り上げるために用いられ、食料品の大半は金正日総書記と家族、側近らの胃袋に収まるが、平壌に住むごく一部の一般市民の手にも渡る。慶祝行事を活気あるものにするために必要不可欠な物資を運ぶのが万景峰の使命だ」と指摘する。多くの飢えた人々に万景峰で運んだ物資が渡ることはない。

≪外貨獲得≫

  先月末、北京での六カ国、日朝の両協議で核、拉致の懸案に解決の意思を示さず、北朝鮮の国際的な孤立は一層強まった。

  万景峰の運航再開とほぼ同時に「北」は三月中旬から中断していた日本人観光客の受け入れも再開しているが、公安当局者は「拉致で対立を深めてはいるが、民間ベースでは友好関係を維持しているというムードを演出する工作。日本人の北朝鮮ツアーでは、運賃が安い万景峰を利用する場合が多く、観光客受け入れと航路の再開は日本人相手の外貨獲得という意味で表裏一体のもの」と指摘する。

  万景峰の運航再開について、朝鮮半島事情に詳しい小牧輝夫国士舘大教授は「総書記が拉致を認めた昨年の日朝首脳会談以降、在日朝鮮人社会は動揺している。運航中断がさらに延びると在日社会に無力感、孤立感が一層強まりかねない。それらを回避しようという狙いが北朝鮮本国にあるのだろう」と話している。

                   ◇

≪軍用艦並みの厚遇   改修や燃料補給も最優先で≫

  北朝鮮にとって高級な食品や日用品の“動脈”である万景峰。日本政府関係者によると、燃料補給や整備などの面で、北朝鮮では最優先とされる軍用艦並みの別格の扱いを受けているという。

  「北」では重油などの燃料が常時不足しているとされるが、万景峰に対する燃料補給は、ロシア・ウラジオストクやナホトカと母港・元山を結ぶ専用タンカーで常時一千キロリットル以上を輸入、万景峰に補給され、全く不足はないという。中国・遼東半島には専用の整備基地も確保している。

  数年前まで日本の海運会社が保有し、北朝鮮に輸出された中古タンカー(約二、七〇〇トン)が給油に役立てられているという。

  在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者は「燃料、装備、クルーや支援体制のすべてが最優先で、軍用艦並みの扱いだ」と指摘する。国交省の船体安全検査(PSC)で不備を指摘されてから数日での補修や備品確保は当初、困難とみられていたが、航空機と交信する無線電話などは、前回の新潟出港時点ですでにシンガポールの業者に発注。排気ダクトの補修は“突貫作業”で整備してきたとされる。

  公安当局者は「燃料や基地の確保は財政負担を強いられるが、無理をしてでも維持するほどの船。北朝鮮にとって万景峰がいかに重要であるかが分かる」と話す。(09/05)

http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_15_1.htm
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