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高速道路  中国の場合

投稿者: black_batman_returns 投稿日時: 2003/08/02 22:12 投稿番号: [81177 / 232612]
驚くべき高速道資金源


  上海を訪れる日本人のほとんどが、街のあまりの変貌(へんぼう)ぶりに驚嘆の声をあげる。都市インフラの整備に、上海は毎日2億元(約30億円)以上の大金をつぎ込んでいる。これで変わらないほうがおかしいというものだ。

  しかし、政府からの資金投入はわずかで、大半は外資か民間資本によるものだ。

  昨年、大きな話題を呼んだ「事件」があった。民間会社福禧(フーシー)投資が32億元を出して、上海と杭州市を結ぶ滬杭(フーハン)高速道路・上海区間(48キロ)の30年間の経営権を買い取ったのだ。4車線を6車線にする拡幅工事も含まれた取引だが、福禧投資は、約25年後には投資額の回収を終えられると見ている。

  上海市政府も喜んでいる。本来なら数十年間かけて回収する投資金を一度で取り戻し、次のプロジェクトの貴重な資金に回せるからだ。

  現在、上海では建設が同時進行の高速道路が8本、総延長にして409キロもある。総延長200キロの地下鉄の建設工事も進行中だ。

  専門家の話によれば、全てを政府資金に頼るならば、現在の投入規模だと完成まであと100年はかかるという。

  そこで注目したのが、身近なところで眠っている資金の宝庫だ。中国の国民貯蓄残高は、02年末現在で18.6兆元にのぼる。中国政府はインフラ投資の資金を外資や商業的借款に頼る従来の方法を改め、民間資本も積極的に利用するようになった。

  上海で建設中の滬芦(フールー)高速道路は政府資金の割合が30%。残りはすべて民間資金だ。

  こうした建設モデルは、急速に中国全土に広がりつつある。南京市も総延長29キロの環状道路を高速化するため、市民に資金を借りることにした。わずか8日間で目標の5億元を集めた。中国の高速道の総延長は88年の開通から14年間で世界2位の2万5130キロに達した。そこに至る手法は、日本の「道路公団」より効率的なようだ。
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